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太平洋戦争末期、国家の終焉を巡る政府と軍部の対立を描く、歴史のうねりに翻弄された男たちの24時間の群像劇。
舞台は1945年8月14日、太平洋戦争敗戦濃厚の日本。ポツダム宣言受諾という「聖断」が下されたが、徹底抗戦を叫ぶ陸軍青年将校たちはこれに激しく反発。陸軍大臣・阿南惟幾の苦悩をよそに、彼らはクーデターを計画。その目的は、天皇の終戦の詔を録音した「玉音盤」を奪い、国民への放送を阻止すること。政府、軍、皇室、それぞれの思惑が交錯する中、日本の運命を決める玉音放送の時間が刻一刻と迫る。歴史の転換点となった、最も長く、最も激しい一日の記録。
ネット上の声
- ポツダム宣言受諾から天皇の玉音放送に至る8月14日から15日午前までの24時間を
- 緊迫あるナレーション、タイトルがでるまでが超かっこいい! てっきり...
- 当時の軍人の気持ちも含めて歴史を興味深く学べる
- 前半の学びを耐え抜けば、後半楽しめる
戦争、 ヒューマンドラマ
- 製作年1967年
- 製作国日本
- 時間157分
- 監督岡本喜八
- 主演宮口精二
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山本周五郎の原作「おたふく物語」を、「悪名一代」の依田義賢が脚色し、「古都憂愁 姉いもうと」の三隅研次が監督した女性もの。撮影も「悪名一代」の牧浦地志。
ネット上の声
- 妹が嫁ぐその日まで、姉の愛がみのるまで
- 誰か忘れていませんか~
- うわー!素晴らしすぎた!藤村志保最高!細川俊之とのあのラストの無言の目線のそれ!
- 前作で若柳菊を裏切り続けた藤村志保が今作でみごとにその贖罪を成し遂げるという感動
ヒューマンドラマ
- 製作年1967年
- 製作国日本
- 時間79分
- 監督三隅研次
- 主演藤村志保
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ネット上の声
- 若松監督の狂った雪みちゆき
- 哀しくて美しい
- 雪があまりにも綺麗すぎて、絶望感も、罪の意識も、やりきれなさも、全て忘れそうにな
- 村の掟を破った全裸の娘を鞭打つおじさんの「この二人が悪いのじゃ〜」のリフレインが
ヒューマンドラマ
- 製作年1969年
- 製作国日本
- 時間72分
- 監督若松孝二
- 主演吉沢健
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青森出身の出稼者が東京で行き倒れ、身元不明人として勝手に医大の解剖実験材料にされた事件の裁判闘争記録「ある告発--出稼ぎ裁判の記録」(佐藤不器、風見透編者)の映画化である。脚本・監督は「心」の新藤兼人、撮影も同作の黒田清巳がそれぞれ担当。(ワイド・フジカラー)
ネット上の声
- 出稼ぎ寒村の妻たち、裁判に勝っても、……
- お役所仕事が悲劇を生む
- 新藤兼人だなあ!とことん弱者に寄り添う視点ととことん権力者側の怠慢を糾弾する姿勢
- 身元がわかるはずなのに行旅死亡人とされた出稼ぎ労働者が大学で使う解剖用の死体にさ
ヒューマンドラマ
- 製作年1974年
- 製作国日本
- 時間129分
- 監督新藤兼人
- 主演乙羽信子
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「触角」の新藤兼人が脚本・監督を担当、撮影も新藤チームの黒田清巳が加わった。なお新人の関功が脚本執筆に参加している。
ネット上の声
- サスペンスのプロセスはかげろう‼️
- いかにも新藤兼人っぽいわ〜と思わせるショットで始まったとき爆笑した
- 瀬戸内海の島の因習・閉鎖性の泥臭さに殺される乙羽信子、わーい
- 最後の恩返しだワン!
ヒューマンドラマ、 サスペンス
- 製作年1969年
- 製作国日本
- 時間103分
- 監督新藤兼人
- 主演乙羽信子
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財力で人を抑えこもうとする保守的なエゴイストの父を殺そうとする若者の姿を描く、勝目梓原作小説の映画化。脚本は「順子わななく」のいどあきお、監督はこの作品でデビューした根岸吉太郎、撮影は「さすらいの恋人 眩暈(めまい)」の森勝がそれぞれ担当。
ネット上の声
- 離婚した父親の若く美しい後妻も一緒に暮らすようになった青年の、継母との微妙な関係
- 父親を憎悪する青年と父を亡きものにせんとする義母、二人のロマンポルノらしい肉体を
- 離婚した父親が突然連れてきたエロい姐ちゃんがママになりました、連立方程式は解けて
- 若干27歳の新人監督の華々しいデビュー作、と聞いて期待したが、当時としては斬新だ
ヒューマンドラマ
- 製作年1978年
- 製作国日本
- 時間73分
- 監督根岸吉太郎
- 主演山口美也子
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脚本は「荒い海」の直居欽哉、監督は「尻啖え孫市」の三隅研次で、初めてのヤクザ映画に挑んでいる。撮影は「眠狂四郎卍斬り」の武田千吉郎が担当。
ネット上の声
- 三隅研次✖️松方弘樹
- 松方以外の役者が弱い部分はあるにせよ、松方弘樹の飄々としたキャラに好感が持てるし
- ひたすら陽な松方弘樹のキャラクターがシリアスに切り替わる瞬間といい、その切れ味の
- 東映やくざ映画のガマン劇の構造を流用しながらも、そのクリティカルなポイントである
- 製作年1970年
- 製作国日本
- 時間83分
- 監督三隅研次
- 主演松方弘樹
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白土三平原作の長編劇画を、大島渚監督が映画化した意欲作。俳優は一切出演せず、全編を白土三平の原画のみで構成、静止画像をモンタージュしナレーションを被せるという画期的な方法で描かれた実験的作品。父親を殺された結城重太郎の敵討ちと、忍者影丸の暗躍を描いた長編。影に生き影に死ぬ忍びの悲しさ。白土三平の反権力的なアンチヒーロー像に1970年代の学生運動、安保闘争がオーバーラップして見える、壮絶な反体制闘争時代劇画。
ネット上の声
- いま観ても、大胆な実験作です。
- 劇画がそのまま絵コンテになる。
- 映画というより絵コンテ
- 電子紙芝居に驚く
時代劇
- 製作年1967年
- 製作国日本
- 時間132分
- 監督大島渚
- 主演山本圭