10歳と6歳の幼い兄弟が母を捜す3日間を描き、2014年の第64回ベルリン国際映画祭コンペティション部門に出品された作品。10歳のジャック、6歳になる弟のマヌエルはシングルマザーの母と3人で暮らしていた。ある事件から施設に預けられることとなったジャックは、友達もできず、施設になじめない毎日を送っていた。やがて施設からの外出が許される夏休みが訪れ、その日を心待ちにしていたジャックだったが、母からは迎えが3日後になるという電話が。落胆したジャックは、施設を飛び出し、夜通し歩き続けて家にたどり着く。しかし、母は不在。カギもなく母の携帯電話にかけても留守番メッセージで一向につながらない。母に伝言を残し、預け先までマヌエルを迎えに行ったジャックは、兄弟ふたりで母を捜すため、母の仕事場や昔の恋人の事務所などベルリン中を駆け回る。主役のジャックには撮影当時わずか11歳で、これが俳優デビュー作となるイボ・ピッツカー。
ネット上の声
- 久々に映画らしい映画を観た気がした。
- これは観ていてずっと胸が苦しかった
- 男児の潔い決断が際立つ社会派映画
- 自分の映画にさせた主役の子の力
ヒューマンドラマ
- 製作年2013年
- 製作国ドイツ
- 時間103分
- 監督エドワード・ベルガー
- 主演イヴォ・ピッツカー