弱冠23歳の柴野太朗監督が手がけ、2015年、インディーズ映画の登竜門として知られる第9回田辺・弁慶映画祭で最高賞の弁慶グランプリを受賞した短編作品。文学や音楽において、フレーズをバラバラにして組み立て直す「カットアップ」という技法を題材に、巧みな編集技法で、過去と現在、虚構と現実を交錯させて描いた。アナログ人間なフミヤは、いつもの喫茶店に幼なじみたちと集い、変わらぬ日常を過ごしていた。やがて地上アナログ放送は終了し、就職活動、恋愛、スマホなどフミヤは全てのことにおいて、周囲から取り残されていることに気付く。
ネット上の声
- 過去・妄想の良き思い出感に浸る
- こういうのって役者云々とか上手い下手とかじゃなくて、観るタイミング次第でどうとで
- 携帯も持たず昔から何も変わらない青年フミヤの現実と空想の入り混じった物語
- 平成生まれの取り残されたハタチのアナログ男
- 製作年2015年
- 製作国日本
- 時間38分
- 監督柴野太朗
- 主演守利郁弥