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富士山が見守る甲府盆地の中心部にある障害福祉サービス事業所「みらいファーム」で働く人々の姿を見つめたドキュメンタリー。
山梨県中巨摩郡の「みらいファーム」では、温かい雰囲気の中で、さまざまな障害を持つ人たちが思い思いの時間を過ごしている。彼らの日常に目を凝らし、仕事に取り組む姿を見つめていると、花の世話をしたり、絵を描いたり、布を織ったりする手つきに“その人らしさ”が見えてくる。友情、恋心、喪失とそこからの回復など、他者との関わりの中で醸成されていく感情と言葉を丁寧に記録し、時に人生に思い悩みながら生きる彼らの等身大の姿を魅力的に映し出す。
監督はコロナ禍に手がけたドキュメンタリー「東京自転車節」が話題となった青柳拓。みらいファームが青柳監督の母親の職場だったことから、青柳監督も幼い頃から同施設に親しんでいた。
ネット上の声
- 仕事ってなんなの?
- それぞれの生活
- ドキュメンタリー映画って全然見た事なかったけど面白かったし、まさか泣くとは思わな
- 登場人物全員魅力的で、ラストのライフ・アティックばりの全員集合で観賞後も涙が止ま
ドキュメンタリー
- 製作年2023年
- 製作国日本
- 時間95分
- 監督青柳拓
- 主演---
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人通りの少なくなった商店街を毎日歩き回る知的障害のある男性の暮らしを追いながら、地方の現実やそこに暮らす人々の温かさを描いたドキュメンタリー。山梨県南部に位置する市川大門町。ごく平凡な田舎町を歩き回り、町の人々から「ひいくん」と呼ばれている男性は、いつも町の誰かの手伝いをしており、みんなから温かく受け入れられている。町の商店街は人通りも少なくなり、シャッターが目立つようになっていた。ひいくんが通う電気屋の店主も病気で倒れ、店を閉める状況になってしまった。写真を撮ることが趣味だった店主の膨大な数の写真ライブラリーには、この町の当たり前だった日常の風景がしっかりと記録されていた。監督はこれがデビュー作となる弱冠23歳の青柳拓で、本作を通して自身の生まれ育った町の今と昔を見つめた。
ネット上の声
- 作り手の人柄の良さは伝わるが…
- まず、冒頭のひいくんの姿を見ていて、「あぁ、こういう、何やってるのかよく分からな
- 少子高齢化問題に直面する町の現実を、ヘルメット姿の風変わりな男性を軸に捉えたドキ
- 誰しもにとっての「今この時」、などではない、むしろ飽くまでも“その街”の“その人
ドキュメンタリー
- 製作年2017年
- 製作国日本
- 時間47分
- 監督青柳拓
- 主演---
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「ひいくんのあるく町」の青柳拓監督が、2020年緊急事態宣言下の東京で自らの自転車配達員としての活動を記録したドキュメント。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため緊急事態宣言が発出された2020年の東京。自転車配達員として働くことになった青柳は、スマートフォンとGo Proで自身の活動を記録していく。セルフドキュメンタリーを踏襲しながら、SNS動画の感覚でまとめあげた日常を記録した映像を通し、コロナ禍によって生まれた「新しい日常」とは何かを問いかけていく。
ネット上の声
- 【コロナ禍の中、地方から出て来て、ウーバーイーツとして働く青年を追ったドキュメンタリー。青柳拓監督がリアルなコロナ禍の東京を捉える映像が、当時の状況を見事に伝えた作品である】
- 洗練されたシステムの奴隷にされてしまう人間
- エンターテイメント性の強いドキュメンタリー
- チップは渡さんといかんな。
ドキュメンタリー
- 製作年2021年
- 製作国日本
- 時間93分
- 監督青柳拓
- 主演---