特殊能力を持つ団員たちが集うサーカス団とナチス・ドイツの戦いを描いた異能力バトルアクション。
第2次世界大戦下のイタリア。ユダヤ人の団長・イスラエルが率いる小さなサーカス団には、光と電気を操る少女、虫使い、多毛症の怪力男、磁石人間の道化師と、その特殊な能力のせいで普通に暮らすことができない団員たちが肩を寄せ合いながら暮らしていた。イタリア国内でもナチス・ドイツの影響が強まる中、戦火を逃がれてサーカス団ごとアメリカへの脱出を考えていた団長のイスラエルが、突然姿を消してしまう。光と電気を操るマティルデは団長探しに奔走するが、怪力男のフルヴィオら3人は仕事を求め、ド派手なパフォーマンスが話題のベルリン・サーカス団の門を叩く。しかし、団長のフランツはナチスを勝利に導く異能力者を探し出し、人体実験を繰り返すという裏の顔を持つ男だった。
監督は、「皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ」のガブリエーレ・マイネッティ。2021年・第78回ベネチア国際映画祭コンペティション部門選出。イタリアのアカデミー賞と呼ばれるダビッド・ディ・ドナテッロ賞でも作品賞ほか16部門にノミネートされ、撮影、美術など6部門を受賞した。
ネット上の声
- 異形を切り落とした者と放出した者の間にある、精神的乖離と充足の質感
- あらすじに偽りは無いけど思ったのと違った映画。 本年度ベスト級。
- 期待以上の出来でかなり楽しめた。 なかなかの怪作だと思います。
- じらして、じらして、があまりに長すぎるよ。映像は立派。
ファンタジー
- 製作年2021年
- 製作国イタリア,ベルギー
- 時間141分
- 監督ガブリエーレ・マイネッティ
- 主演クラウディオ・サンタマリア