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日本の公立小学校に通う1年生と6年生の学校生活を春夏秋冬にわたって描いたドキュメンタリー。
4月、入学したばかりの1年生は挙手のしかたや廊下の歩きかた、掃除や給食当番など、集団生活の一員としての規律と秩序について初めて学ぶ。そんな1年生の手助けをするのは6年生で、子どもたちはわずか6年の間に自分が何者であるかという自覚を持ち、6年生にふさわしい行動をとるようになる。コロナ禍で学校行事実施の有無に悩み議論を重ねる教師たち、社会生活のマナーを学ぶ1年生、経験を重ねて次章への準備を始める6年生。3学期になると、もうすぐ2年生になる1年生は新入生のために音楽演奏をすることになる。
イギリス人の父と日本人の母を持つドキュメンタリー監督・山崎エマが、公立小学校で150日、のべ4000時間にわたる長期取材を実施。掃除や給食の配膳などを子どもたち自身がおこなう日本式教育「TOKKATSU(特活=特別活動)」の様子もふんだんに収めながら、さまざまな役割を担うことで集団生活における協調性を身につけていく子どもたちの姿を映しだす。教育大国フィンランドでは4カ月のロングランヒットを記録するなど、海外からも注目を集めた。
ドキュメンタリー
- 製作年2023年
- 製作国日本,アメリカ,フィンランド,フランス
- 時間---分
- 監督山崎エマ
- 主演---
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世界中で広く愛される絵本「ひととまねこざる」(おさるのジョージ)シリーズを生み出したハンス&マーグレット・レイ夫妻のドキュメンタリー。ドイツのハンブルグ出身で、パリで暮らしながら児童向けの本を作っていたハンスとマーガレットは、そこで後のベストセラー「ひとまねこざる」の主人公となるキャラクター、おさるのジョージを生み出した。やがて第2次世界大戦が始まり、ユダヤ人である2人は、ナチスドイツの侵攻を受けたパリから自転車で脱出。その時も「ひとまねこざる」の原画を手放さなかった。戦後はニューヨークで執筆活動を続け、ジョージというキャラクターを生涯守り続けた夫妻の波乱万丈の人生を、膨大なアーカイブ映像や貴重な原画などの資料に、手書きのアニメーションも交えて描き出した。監督は、日本人の母とイギリス人の父を持ち、アメリカで映像制作を学んだ山崎エマが務め、これが長編初監督作となった。新宿シネマカリテの特集企画「カリコレ2018/カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2018」(18年7月14日~8月24日)上映作品。
ネット上の声
- ポケットのないカンガルー、自分でひらく絵本4冊セット、そしておさるのジョージシリ
- おさるのジョージを作った夫妻のドキュメンタリー🎥
- おさるのジョージファンにはとても興味深い
- 元々は“fifi”って名前だったんだ!
ドキュメンタリー
- 製作年2018年
- 製作国アメリカ
- 時間82分
- 監督山崎エマ
- 主演---
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2018年、記念すべき100回大会を迎えた夏の甲子園を追ったドキュメンタリー。アメリカのシネリック・クリエイティブと日本のNHK、NHKエンタープライズが共同制作した日米合作で、ニューヨークを拠点に活躍する映像作家の山崎エマが監督を務めた。「高校野球という日本独自の文化を海外に紹介したい」という思いを抱いた山崎監督が、アメリカの撮影クルーとともに100回記念大会へ挑む激戦区の雄・横浜隼人高校と、大谷翔平や菊池雄星を輩出した岩手県・花巻東高校の球児と指導者へ1年間におよぶ長期取材を敢行。後にメジャーリーガーとして活躍することになる選手たちの原点を描き出すほか、山崎監督ならではの視点で、高校野球を日本社会の縮図と位置づけ変わりゆく時代の空気を切り取り、青春のすべてをぶつける高校球児と、指導者たちの葛藤や喜びなどを見つめる。19年6月にアメリカのドキュメンタリー映画祭「DOC NYC」でワールドプレミア上映され、20年6月にアメリカのスポーツ専門チャンネル「ESPN」で放映。20年8月、新型コロナウイルスの影響によって戦後では初となる夏の甲子園が中止となった中、日本で劇場公開される。
ネット上の声
- 悪性のエンターテイメントたる所以は伝わってきた
- 高校野球に関心が無い方にお勧めの理由
- 栄冠は君に輝く
ドキュメンタリー
- 製作年2020年
- 製作国アメリカ,日本
- 時間94分
- 監督山崎エマ
- 主演---