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「押し入れ女の幸福」でSKIPシティ国際Dシネマ映画祭2014短編部門グランプリを受賞した大橋隆行監督が手がけた長編作品。人間が桜になって死んでしまう世界を舞台に、失われていく命と向き合う恋人たちの姿を描いた。人体から桜が咲き、人間が桜になって死んでいくという謎の病気が蔓延した世界。原因不明で有効な対策もないまま時が流れ、いつしか人間が桜になって死ぬことが日常となっていた。そんな現実を受け入れたあかり、現実に抗うひろき、桜の木を調査する翔太、弟が桜になって死んでしまった紗綾など、それぞれに思いを抱えた人々のドラマが紡がれる。
ネット上の声
- 突如身体から桜の枝葉が出てきて、内側から桜に食い殺される謎の病が流行している世界
- 美しくも残酷な、抗えないほどの強い力にその運命を決められた世界での美しい終わりの
- 池袋シネマロサの1週間限定上映を見逃していたので、こちらも南青山映画祭にて鑑賞
- 今の世界の状況と重なって、フィクションでもとても他人事とは思えなかった
ヒューマンドラマ
- 製作年2017年
- 製作国日本
- 時間79分
- 監督大橋隆行
- 主演ミネオショウ
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2014年・SKIPシティ国際Dシネマ映画祭の短編部門でグランプリを受賞するなど、各地の映画祭で高い評価を得た大橋隆行監督による短編作品。とある和室の押し入れに暮らし、人類誕生の瞬間から人間たちを見守ってきた押し入れ女。彼女に食事を届ける役割を父から受け継いだ男は、「決して話しかけてはいけない」というルールを破り、女に話しかけてしまうが……。日常のささいな出来事を聞いてもらうことの幸せと、その日常の積み重ねが人類の歴史であるというテーマをSF的な奇想で描いた。大橋監督の長編「さくらになる」公開を記念した特集上映(18年8月18~24日=池袋シネマ・ロサ)で、短編「彼の日常」「しあわせのかたち」とあわせて劇場公開。
- 製作年2014年
- 製作国日本
- 時間29分
- 監督大橋隆行
- 主演太田いず帆
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母の死をきっかけに、故郷へ集った三姉妹。封印された過去と向き合う、静かで切ない家族再生の物語。
母の突然の訃報を受け、久しぶりに故郷の実家へ集まった三姉妹。それぞれが異なる人生を歩み、疎遠になっていた彼女たち。葬儀の準備を進める中で、些細なことから過去のわだかまりや隠された秘密が露わになっていく。なぜ私たちは、こんなにも遠くなってしまったのか。気まずい空気の中、共に過ごす時間は、忘れていたはずの幼い頃の記憶を呼び覚ます。遠くで鳴り響く雷鳴のように、彼女たちの心に燻る感情がぶつかり合う。一度壊れた家族が、もう一度向き合うまでの物語。
ネット上の声
- 若手女優さんの中でもトップクラスの演技力とビジュを持つ高石あかりさん主演
- 長く美しい世界に繊細な心が揺れる…ただ150分は退屈に写る部分も
- 先程見た作品は、かなりドキドキしたので、日本🇯🇵らしい?
- 人類滅亡までの残された日々を体感
ヒューマンドラマ
- 製作年2021年
- 製作国日本
- 時間150分
- 監督大橋隆行
- 主演髙石あかり
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2014年のSKIPシティ国際Dシネマ映画祭短編部門でグランプリを受賞した「押し入れ女の幸福」の大橋隆行監督が、15年に手がけた短編。幸恵と彼は普通のカップルとは違う、ある事情を抱えていた。一緒に暮らした家を引き払い、別々の道を歩むことを決めた2人は最後の夜を迎えるが……。ゆったりとしたテンポで進む物語が、やがて思いがけない結末へと向かっていく。大橋監督の長編「さくらになる」公開を記念した特集上映(18年8月18~24日=池袋シネマ・ロサ)で、短編「押し入れの幸福」「しあわせのかたち」とあわせて劇場公開。
- 製作年2015年
- 製作国日本
- 時間11分
- 監督大橋隆行
- 主演川辺純子
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「押し入れの幸福」「彼の日常」などの短編作品で数多くの映画祭にノミネートされた大橋隆行監督が描く、少し不思議で懐かしい短編青春ファンタジー。小説を書くことが好きな少女エリーは、「パンジー」と呼ばれる近所のパン屋のおじさんや、友人たちに書いた小説を読んでもらい、感想を聞いて満足していた。高校2年生になり、将来のことを漫然と考え始めたエリーは、小説家という道がぼんやりと見え始めるが、そんな彼女の前に、ある女性たちが現れて……。大橋監督の長編「さくらになる」公開を記念した特集上映(18年8月18~24日=池袋シネマ・ロサ)で、「押し入れの幸福」「彼の日常」とあわせて劇場公開。
- 製作年2015年
- 製作国日本
- 時間30分
- 監督大橋隆行
- 主演月夜野彩音