インド山間部の村々で古くから伝承されてきた「歌」をめぐる音楽ドキュメンタリー。インド東北部、ミャンマーとインドの国境近くに位置するナガランド州。村人たちは棚田の準備、苗木植え、穀物の収穫と運搬などの作業をグループごとにおこない、彼らは作業の間はいつも歌を歌う。季節、友愛など、生活のすべてを歌で表現し、1人が声を発するとそれに呼応するかのように他の誰かが歌いだす。女性、男性も問わずに掛け合いながら歌われるその歌は「リ」と呼ばれ、ナガランドの山々へと広がっていく。インド南部出身で、共同監督を務めたアヌシュカ・ミーナークシとイーシュワル・シュリクマールが、棚田の雄大な風景、移り変わっていく季節、人びとの生活や農作業の一部始終を淡々とカメラに捉えていく。2017年の山形国際ドキュメンタリー映画祭・アジア千波万波部門で、奨励賞と日本映画監督協会賞を受賞(映画祭上映時タイトル「あまねき調べ」)。
ネット上の声
- 日々の営みは音楽と共に
- 観て良かった
- 働きながら歌をうたうと作業がはかどるのか、それとも頑張りたいから歌うのか、そもそ
- 楽しみながら生きること、生きるためにみんなと働くこと、そんな暮らしと音楽が一体化
ドキュメンタリー
- 製作年2017年
- 製作国インド
- 時間83分
- 監督アヌシュカ・ミーナークシ
- 主演---