スロバキアの辺境に生きる老人たちの姿を追う、詩情豊かなドキュメンタリー。失われゆく伝統と記憶の記録。
1960年代、近代化の波が押し寄せるチェコスロバキア。写真家がカメラを向けたのは、スロバキアの山村に暮らす老人たち。厳しい自然、貧困、そして戦争を生き抜いてきた彼らの顔に刻まれた深い皺。語られるのは、素朴ながらも力強い人生の哲学、ユーモア、そして消えゆく文化への郷愁。モノクロームの映像美で綴られる、人間の尊厳と生命力への静かな賛歌。忘れ去られた世界に生きる人々の、百年分の夢と記憶の物語。
ネット上の声
- スロバキア南西部の山地に生きる老人たちのありのままの姿を捉えたドキュメンタリー作
- これは1人残された人々の物語であるという始まりが示すのは、個として生きる集団のド
- 映像が終わった後の何も映らないVHSの画面がこんな風に見えたことは未だかつてなか
- 下高井戸シネマにて、30人ほど見てる中で僕以外は老夫婦や40歳以上ってところだっ
ドキュメンタリー
- 製作年1972年
- 製作国チェコスロバキア
- 時間71分
- 監督ドゥシャン・ハナック
- 主演---