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18世紀フランスを舞台に、望まぬ結婚を控える貴族の娘と彼女の肖像を描く女性画家の鮮烈な恋を描き、2019年・第72回カンヌ国際映画祭で脚本賞とクィアパルム賞を受賞したラブストーリー。画家のマリアンヌはブルターニュの貴婦人から娘エロイーズの見合いのための肖像画を依頼され、孤島に建つ屋敷を訪れる。エロイーズは結婚を嫌がっているため、マリアンヌは正体を隠して彼女に近づき密かに肖像画を完成させるが、真実を知ったエロイーズから絵の出来栄えを批判されてしまう。描き直すと決めたマリアンヌに、エロイーズは意外にもモデルになると申し出る。キャンパスをはさんで見つめ合い、美しい島をともに散策し、音楽や文学について語り合ううちに、激しい恋に落ちていく2人だったが……。「水の中のつぼみ」のセリーヌ・シアマが監督・脚本を手がけ、エロイーズを「午後8時の訪問者」のアデル・エネル、マリアンヌを「不実な女と官能詩人」のノエミ・メルランが演じた。
ネット上の声
- まいった。フランスのドヤ顔しか見えない。
- ドラマチックではないところにドラマがある
- レスボス島の神話のような恋。全てが美しい
- いくつかの傑出したシーンをピックアップ!
ヒューマンドラマ
- 製作年2019年
- 製作国フランス
- 時間122分
- 監督セリーヌ・シアマ
- 主演ノエミ・メルラン
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「燃ゆる女の肖像」のセリーヌ・シアマが監督・脚本を手がけ、娘・母・祖母の3世代をつなぐ喪失と癒しの物語をつづった作品。
大好きだった祖母を亡くした8歳の少女ネリーは両親に連れられ、祖母が住んでいた森の中の一軒家を片付けに来る。しかし、少女時代をこの家で過ごした母は何を目にしても祖母との思い出に胸を締め付けられ、ついに家を出て行ってしまう。残されたネリーは森を散策するうちに、母マリオンと同じ名前を名乗る8歳の少女と出会い、親しくなる。少女に招かれて彼女の家を訪れると、そこは“おばあちゃんの家”だった……。
本作が映画初出演のジョセフィーヌ&ガブリエル・サンス姉妹がネリーとマリオンを演じ、「女の一生」のニナ・ミュリス、「サガン 悲しみよこんにちは」のマルゴ・アバスカルが共演。2021年・第71回ベルリン国際映画祭コンペティション部門出品。
ネット上の声
- 女性同士の愛と連帯を描いてきたセリーヌ・シアマ監督が、“娘と母の絆”の可能性を広げた
- 「燃ゆる女の肖像」とは打って変わった、双子のサイコファンタジー
- シアマ監督がいざなう森の深淵に感動が込み上げた
- セリーヌ・シアマの精緻な演出がさらに進化。
ヒューマンドラマ
- 製作年2021年
- 製作国フランス
- 時間73分
- 監督セリーヌ・シアマ
- 主演ジョゼフィーヌ・サンス
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2019年・第72回カンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞するなど高い評価を受けた「燃ゆる女の肖像」のセリーヌ・シアマ監督が、2011年に手がけた長編第2作。引っ越し先の土地で新たに知り合った友人たちとの間で男の子として過ごそうとする主人公ロールの、みずみずしくもスリリングなひと夏を描いたドラマ。ある夏休み、家族とともに新しい街に引っ越してきた10歳のロールは、自ら「ミカエル」と名乗り、少女リザをはじめとする新しく知り合った友人たちに、自分を男の子だと思い込ませることに成功する。やがてリザとは2人きりでも遊ぶようになったロールだったが、リザがミカエルとしての自分に好意を抱いていることに気づく。そのことに葛藤しつつも、距離を縮めていく2人。やがて、新学期の始まりでもある夏の終わりが近づき……。
ネット上の声
- 何者かわからない境界線の中で、揺れる
- 子役演技の引き出しっぷりがすごい
- 最後の最後でハッとさせられる
- その時間は限られている
ヒューマンドラマ
- 製作年2011年
- 製作国フランス
- 時間82分
- 監督セリーヌ・シアマ
- 主演ゾエ・エラン
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パリ郊外の団地に住むアフリカ系移民の少女・マリエムは、忙しい母親と暴力的な兄の代わりに小さい妹たちの面倒を見る毎日。成績が悪くて進学もままならない、そんな日々に鬱屈していたある日、マリエムは不良少女たちと出会い、つるむようになる。
ネット上の声
- どこにも行き場のない主人公。 あっちはどうだ?こっちはどうだ?と彷...
- 名誉男性でいようにも性的な目で見られるし、恋人と結婚しようにも、女性のあるべき姿
- ちょっとやんちゃなことがカッコいい時期ってあると思うけど、それをリアルに表現して
- 強くなることを覚えたとてタイミングが噛み合わなければ、みたいな悲壮感がずっと漂っ
ヒューマンドラマ
- 製作年2014年
- 製作国フランス
- 時間114分
- 監督セリーヌ・シアマ
- 主演カリジャ・トゥーレ
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15歳の少女マリーは、シンクロナイズド・スイミングの大会で高慢な美少女フロリアーヌに恋をしてしまう。フロリアーヌに近づきたい一心で彼女が通うスイミングスクールに出向くマリー。何とかフロリアーヌから見学の許可をもらった彼女は、やがてフロリアーヌからある秘密の願いを打ち明けられる。フランスの新人女性監督セリーヌ・シアマが、自身の体験を基に10代の少女たちが抱える思春期の痛みをみずみずしく綴った青春ドラマ。
ネット上の声
- あらすじ読んで、キャッ!恋の予感🙈なんて思ってた私 今どんな気持ち?
- 男子諸君は 開けてはならぬ パンドラの箱
- スポーツに愛を込めて その75
- 女の子が好きな女の子のお話。
同性愛、 恋愛
- 製作年2007年
- 製作国フランス
- 時間85分
- 監督セリーヌ・シアマ
- 主演ポーリーヌ・アキュアール