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言葉を捨て、映像が疾走する。私小説的風景と時代の断片が交錯する、伝説的アヴァンギャルド映画。これは別れの儀式か、再生の記録か。
1971年、激動の時代。監督自身の日常、妊娠した妻、そして街の風景。物語を拒絶し、脈絡なく連なるイメージの奔流。モノクロームのざらついた質感、痙攣するようなカメラワーク、そしてノイズ。映し出されるのは、個人的な記憶の断片と、安保闘争後の社会が抱える閉塞感。これは従来の映画文法を破壊し、観る者の感覚に直接訴えかける映像詩。監督・金井勝が自らの過去に「GOOD-BYE」を告げるために作り上げた、極めてパーソナルでありながら、時代の空気を鋭く切り取った日本実験映画の金字塔。
ネット上の声
- 冒頭、失語症の少年がラーメン屋へ向かう過程が描かれ、庭先に立つ音頭をとるオヤジと
- 的外れかもしれないが率直な感想は、なにかのガロ系の漫画のタッチやセリフを原作通り
- 言語(国)と両親の喪失、撮影者と被写体の関係ですらも曖昧になる、ひたすらアイデン
- 学校で勧められた金井勝の作品
- 製作年1971年
- 製作国日本
- 時間52分
- 監督金井勝
- 主演むささび童子
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金井勝、山崎佑次、富田雪がシナリオを共同で執筆し、金井勝が監督した、中編劇映画。撮影は鈴木正実が担当している。(35ミリ)
ネット上の声
- 主人公の名前の由来
- 映像が兎に角かっこいい
- 白黒でこそ
- 素晴らしい
- 製作年1969年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督金井勝
- 主演串田和美
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- 製作年1973年
- 製作国日本
- 時間84分
- 監督金井勝
- 主演むささび童子
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“歌・句・詩”をテーマに幻想的な世界をそれぞれ三つのオムニバスで描く映像詩歌。監督は「王国」の金井勝。撮影は細井靖明と永井弘義が共同でそれぞれ担当。(16ミリ)
ファンタジー
- 製作年1991年
- 製作国日本
- 時間64分
- 監督金井勝
- 主演城之内元晴