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18世紀ドイツ、音楽家バッハの妻の日記を通して描かれる、彼の音楽と人生の断片。
舞台は18世紀のドイツ。偉大な音楽家ヨハン・セバスティアン・バッハの妻、アンナ・マグダレーナの視点で綴られる、夫の音楽活動と家庭生活の記録。宮廷や教会で演奏される荘厳な音楽の数々。それは、絶え間ない創作活動、経済的困窮、そして次々と訪れる子供たちの死という過酷な現実との闘いの記録でもあった。手紙の朗読と、その時代を忠実に再現した演奏シーンのみで構成される映像。バッハの音楽そのものが雄弁に彼の人生を物語る、革新的な伝記映画の誕生。
ネット上の声
- シンプルな構造であるのに 映画の不思議の極みに触れている この作品...
- 本当に、『Chronik(ドイツ語:年代記)』だった…。
- バッハのドキュメンタリー?映画
- 恐ろしい緊張感
ヒューマンドラマ
- 製作年1967年
- 製作国ドイツ,イタリア
- 時間94分
- 監督ジャン=マリー・ストローブ
- 主演グスタフ・レオンハルト
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古代神話と現代が交錯するイタリアの森、男女の対話劇が織りなすストローブ=ユイレの映像詩。
2007年、イタリア・トスカーナ地方の森。神話の世界が息づくこの地で、一組の男女が対話を始める。彼らが語るのは、チェーザレ・パヴェーゼの『神々との対話』の一節、狩りの女神アルテミスと羊飼いエンデュミオンの物語。自然光の下、固定カメラで捉えられた風景と、朗読されるテクストの融合。日常を離れ、言葉と自然が一体となる瞬間。ジャン=マリー・ストローブとダニエル・ユイレが長年追求してきた映画制作の神髄。観客は、この深遠な対話を通じて、生と死、神と人間についての根源的な問いに直面する。
- 製作年2007年
- 製作国イタリア,フランス
- 時間26分
- 監督ジャン=マリー・ストローブ
- 主演---
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古代ローマの権力構造を現代の若者が問う。ブレヒトの未完小説を基にした、ストローブ=ユイレの知的探求。
現代のローマ。一人の若者が、古代ローマの独裁者ユリウス・カエサルの台頭について、銀行家だった男にインタビューを重ねる。カエサルの権力掌握の裏にあった経済的背景とは何か。歴史は誰によって、どのように語られるのか。固定されたカメラ、抑制された演技、そして淡々と交わされる対話。ブレヒトの小説断片を原作に、歴史の記述と権力の関係性を鋭く暴き出す、知的で挑戦的な一作。
ネット上の声
- わたしにはむずかった(最近そんなことばっか言ってる気がする)要再見!
- 歴史を知ることと、歴史から学ぶことの境界線を越えられそうで越えられないのが現代人
- あのタイムトラベルはこれのオマージュだったのねー、レナートベルタからたむらまさき
- 自動車というパノラマ装置、動くフレームインフレームが画面へ絶えず不規則変化を導入
ヒューマンドラマ
- 製作年1972年
- 製作国ドイツ
- 時間85分
- 監督ジャン=マリー・ストローブ
- 主演ゴットフリート・ボルト
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ネット上の声
- ストローブ=ユイレの処女短編はナチス後ものうのうと甘い汁を吸って生きる軍人の話だ
- 冒頭、布が落ちる夢、というか自分の銅像が立ちまくりのカットは確かに圧倒的に面白い
- ハインリヒ・ベルの原作は日記であり、日記とは主観的視点から、信頼できない語り手を
- カール・テオドア・ドライヤーっぽい映像がかっこいいと思った以外、特に記憶なし
ヒューマンドラマ
- 製作年1962年
- 製作国ドイツ
- 時間---分
- 監督ジャン=マリー・ストローブ
- 主演エーリッヒ・クービ
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ヒューマンドラマ
- 製作年1962年
- 製作国ドイツ
- 時間55分
- 監督ジャン=マリー・ストローブ
- 主演ヘニング・ハルムセン
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カフカの未完小説を映像化。巨大な資本主義社会アメリカで、理不尽に翻弄される孤独な青年の彷徨。
故郷を追われ、新大陸アメリカへと渡った16歳の青年カール・ロスマン。叔父との出会い、そして理不尽な勘当。大都会を一人彷徨い、ホテルマンや使用人として職を転々とする日々。しかし、彼の純粋さと誠実さは、階級社会の不条理なシステムの中で常に裏切られる運命。ストローブ=ユイエ夫妻による、徹底的に削ぎ落とされた演出。カフカが描いた世界の冷徹さと、その中で生きる個人の無力感の鮮烈な描写。
ネット上の声
- 行き当たりばったりの孤独な青年。
- 留まってはいけない
- カフカ原作!
- 人がただたってるだけのカットが異常にカッコよくてどうやったらこんなもん撮れるんだ
ヒューマンドラマ
- 製作年1984年
- 製作国ドイツ
- 時間126分
- 監督ジャン=マリー・ストローブ
- 主演クリスチャン・ハイニシュ
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- 製作年1964年
- 製作国フランス
- 時間55分
- 監督ジャン=マリー・ストローブ
- 主演---