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写真家ホンマタカシが撮る、一人の少女との記録。レンズが捉える日常の断片が、幸福の曖昧な輪郭を映し出す。
写真家と、その被写体である一人の少女。本作は、二人が過ごす何気ない時間の記録。カメラの前で移ろう少女の表情、交わされるとりとめのない会話、そして二人の間に流れる静かな時間。ドキュメンタリーとフィクションの境界を曖昧にしながら、レンズは彼らの関係性を静かに見つめる。タイトルでもある「あなたは、あたしといて幸せですか?」という問い。その答えを探す旅路が、観る者自身の幸福の定義を揺さぶる。
ネット上の声
- あなたは、わたしといて幸せですか?なんて、自分にとっては口癖みたいなもの
- この定点カメラはうーんどうなの?ナシじゃないけど、ちょっと退屈だったな
- 今年1番映画を観てて時間の無駄を感じた
ドキュメンタリー
- 製作年2016年
- 製作国日本
- 時間70分
- 監督ホンマタカシ
- 主演---
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あの震災から10年後の未来を生きる子供たち。写真家ホンマタカシが静かな眼差しで捉えた、東北の風景と時間の記録。
2011年の東日本大震災から数年後。写真家ホンマタカシは、被災地である東北の沿岸部を訪れた。彼のカメラが捉えるのは、そこで暮らす子供たちの姿。津波の記憶が残る風景の中で、遊び、学び、成長していく日常。セリフやナレーションはほとんどなく、ただ静かに時間が流れていく。子供たちの無垢な表情と、変わりゆく風景の対比。未来を生きる彼らへの眼差しであり、時間についての思索。観る者に静かな問いを投げかける映像詩。
ネット上の声
- めっちゃ好き 映像がスゴイ カメラうまいなって見ているだけで泣けて...
- めっちゃ好き 映像がスゴイ カメラうまいなって見ているだけで泣けて...
- まず映像の繋げ方に驚いた
ドキュメンタリー
- 製作年2016年
- 製作国日本
- 時間101分
- 監督ホンマタカシ
- 主演---
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記憶を失った伝説の写真家・中平卓馬。彼がファインダー越しに見つめる「きわめてよいふうけい」とは何かを問うドキュメンタリー。
1970年代、先鋭的な写真で時代を駆け抜けた写真家、中平卓馬。しかし、病により記憶と言葉の多くを失う。本作は、そんな彼が日課として横浜の街を撮り歩く姿を、写真家ホンマタカシが静かに見つめたドキュメンタリー。なぜ撮るのか。何を撮るのか。その問いさえも失ったかのように、ただひたすらシャッターを切り続ける中平。彼の視線が捉えるありふれた日常の断片。その行為の先に浮かび上がる、写真の本質と生きることの意味。
ネット上の声
- 写真家・中平卓馬の晩年を写した映像として、(後述する一点を除き)彼の生き方を知れ
- 海辺の岩に乗ってなにかを探す中平とカメラは動き回る、中平の見えているものをカメラ
- 3、4年前に本(写真集?)の方を読んで、数ヶ月前に小原真史さんの方の『カメラにな
- 一昨日見た「カメラになった男」と同様のフッテージが多かったが、こちらはホンマタカ
ドキュメンタリー
- 製作年2004年
- 製作国日本
- 時間40分
- 監督ホンマタカシ
- 主演中平卓馬
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金沢21世紀美術館やルーブル美術館ランス別館などを手がけ、建築界のノーベル賞と言われるプリツカー賞を受賞した世界的建築家・妹島和世が、大阪芸術大学アートサイエンス学科の新校舎を設計・建築する様子を追ったドキュメンタリー。アートとサイエンスとテクノロジーを柔軟に連携させ、これまでになかった研究と教育を行う大阪芸術大学アートサイエンス学科。その新校舎に妹島が込めた思いは、誰もが立ち寄れる見晴らしの良い丘の上の「公園のような建物」だった。その構想から完成までの3年6カ月を記録し、1人の建築家がひとつの建築に向き合う姿を鮮明に描き出す。1990年代から妹島建築を撮影してきた写真家のホンマタカシが監督・撮影を手がけた。
ネット上の声
- 私の好きな妹島和世の世界
- タイトルなし
- 妹島さんのクリエーターとしての葛藤に迫ることを期待したが、とても浅いインタビュー
- 建築家が一つのプロジェクトをする簡単な流れみたいなものは分かるけど、妹島さんの思
ドキュメンタリー
- 製作年2020年
- 製作国日本
- 時間60分
- 監督ホンマタカシ
- 主演妹島和世
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女の子たちが柔道着を着て投げたり、投げ飛ばされたりするポップな実験映画。ストリートを疾走する文芸雑誌リトル・モアがテアトル新宿と組んで新人作家を紹介するリトル・モアMOVIESシリーズの併映作品として公開された。監督は写真家ホンマタカシ。本作が公開第一作である。音楽プロデューサーに音楽ライターの佐々木敦があたっている。尚、本作は渡辺謙監督の「プープーの物語」の併映作品として公開された。
- 製作年1998年
- 製作国日本
- 時間10分
- 監督ホンマタカシ
- 主演マイコ
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多彩な女性関係を続ける中年の作家の姿を描く。吉行淳之介の同名小説を映画化したにっかつ創立七十周年記念作品。脚本は「南極物語」の石堂淑朗、監督は「私が棄てた女」(44)以来、十四年ぶりでにっかつ作品を手掛ける「太陽の子 てだのふあ」の浦山桐郎、撮影は「人生劇場(1983)」の安藤庄平がそれぞれ担当。
ネット上の声
- 金村修が中平卓馬のネガフィルムを現像する様子を映した作品
ドキュメンタリー
- 製作年2016年
- 製作国日本
- 時間20分
- 監督ホンマタカシ
- 主演---
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北海道の雄大な自然、一人の猟師の静かなる営み。生と死が交錯する、狩猟という名のドキュメンタリー。
舞台は冬の北海道、知床。写真家ホンマタカシが追うのは、犬と共に獲物を追い、自然の恵みを受けながら生きる一人の猟師の日常。厳しい自然環境、獲物との真剣な対峙、そして命をいただくという行為。これは単なる狩りの記録ではない。スクリーンに映し出されるのは、言葉を超えた生命の循環と、自然と人間との根源的な関係性を問う映像詩。見る者の価値観を静かに揺さぶる、静謐で力強い記録。
ドキュメンタリー
- 製作年2016年
- 製作国日本
- 時間68分
- 監督ホンマタカシ
- 主演---
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宇宙人を見たと証言する奇怪な白人の中年女性や、銀色のスーツを着込んだ二人の宇宙人が荒野でうろうろする、フェイクUFOドキュメンタリー。リトル・モアMOVIESシリーズの豊田利晃監督「ポルノスター」の併映作品として公開された。監督は「A NEW HOME TOWN」の写真家・ホンマタカシ。音楽プロデューサーは音楽ライターの佐々木敦があたっている。出演は坂井真紀と村上淳。
コメディ
- 製作年1998年
- 製作国日本
- 時間10分
- 監督ホンマタカシ
- 主演坂井真紀
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監督、ホンマタカシの写真集「東京郊外」をイメージした新しき郊外を切り取った実験映画。ストリートを疾走する文芸雑誌リトル・モアがテアトル新宿と組んで新人作家を紹介するリトル・モアMOVIESシリーズの併映作品として上映された、写真家ホンマタカシ監督のポップ実験映画シリーズ第二作である。音楽プロデューサーに音楽ライターの佐々木敦があたっている。尚、本作はチェン・イーウェン監督の「Jam」の併映作品として公開された。
- 製作年1998年
- 製作国日本
- 時間10分
- 監督ホンマタカシ
- 主演大志
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ニューメキシコ州の小さな町・ロズウェルを舞台に、UFOを目撃した住人たちのインタビューsと地球に落ちてきた宇宙人カップルの別れの物語を織りまぜた短編コメディの後編。監督は「謎のFLYING SAUCER/FAKE OR LOVE?」のホンマタカシ。撮影を同じく「謎のFLYING SAUCER2」のラリー・ドルカートが担当している。出演は「謎のFLYING SAUCER2」の坂井真紀と村上淳。尚、本作は「流星」の併映短編として公開された。スーパー16ミリからのブローアップ。
- 製作年1998年
- 製作国日本
- 時間10分
- 監督ホンマタカシ
- 主演坂井真紀
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ドキュメンタリー
- 製作年2016年
- 製作国日本
- 時間15分
- 監督ホンマタカシ
- 主演青柳いづみ
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写真と並行し、コンスタントにドキュメンタリー映像作品の制作も手がけてきた写真家のホンマタカシによる、初の音楽ドキュメンタリー映画。ペルー南部・アンデス山脈の山中に位置する町、アヤクーチョ。アヤクーチョとは、ケチュア語で「死者が集まる場所」を意味する。埼玉県秩父に暮らすアヤクーチョ出身の歌手イルマ・オスノは7年ぶりに里帰りを決意する。かつてアヤクーチョは武装組織「センデロ・ルミノソ」の暴力によって支配され、そんな社会の現状に人びとは音楽で抵抗した。彼女の帰郷によって浮かび上がるアヤクーチョの忌まわしい過去。ペルーと秩父という2つの土地を結ぶイルマ・オスノの数奇な運命とペルー・アンデスの先住民族であるアヤクーチョの人びとが音楽とともに強く生きていく姿が描かれる。東京・アップリンク吉祥寺で2019年7月27、28日の2日間限定上映された後、8月にアップリンク渋谷で公開。
ドキュメンタリー
- 製作年2019年
- 製作国日本
- 時間60分
- 監督ホンマタカシ
- 主演---