-
ロシア革命直後のソビエトにおいて世界初の映画大学の教授となり、クレショフ効果などのモンタージュ理論で歴史に名を刻んだレフ・クレショフが、1926年に手がけた異色サスペンスドラマ。男4人と女1人のグループが、カナダとアラスカを流れるユーコン川の岸辺で黄金採掘していた。やがてメンバーのデニンが鉱脈を発見するが、仲間にその功績を認めてもらえない。そればかりか逆に馬鹿にされていると感じたデニンは、男2人を射殺。仲間のハンスとエディスに取り押さえられたデニンは小屋に閉じ込められるが、その時、川が氾濫。3人は小屋の中に取り残されてしまう。ハンスとエディスは殺人犯のデニンをどう扱うかで議論を始めるが……。2013年「レフ・クレショフ傑作選」にて上映。
ネット上の声
- 目玉がこぼれそうで怖いよ~
- 金の採掘中の外界から孤立した状況で事件が発生して、残った者たちが加害者に法の裁き
- 冒頭、黄金を発見して沸き立ちダンスする人々に犬が吠えるモンタージュが、彼らへの警
- 川のほとりに建てられた小屋を前景に、奥へつづくなだらかな丘陵と、その地平線に(た
サスペンス
- 製作年1926年
- 製作国ソ連
- 時間80分
- 監督レフ・クレショフ
- 主演ウラジーミル・フォーゲリ
-
アメリカ人のウェスト(ポルフィリ・ポドーベド)は、メディアが紹介した社会主義者が幅を利かす悪魔の国というソビエトの実情を自ら確かめるべく、カウボーイのジェディ(ボリス・バルネット)を用心棒にソビエトへやって来る。そんな彼をターゲットにしようともくろむ詐欺師一味は、アメリカ人が抱く偏見を利用して彼らを脅迫しようともくろむ。その後ウェストは、次から次へと発生する奇妙な事件に遭遇し……。
ネット上の声
- ボルシェビキは怖いど~
- プロテスタントであるキリスト教青年会のウェスト氏と、その召使いであるカウボーイと
- ハロルド・ロイドのように無垢なアメリカ人の固定観念に満ちた旅を通して、結局はボリ
- モスクワにて演じられる西部劇アクションの荒唐無稽さに茫然唖然大爆笑
ヒューマンドラマ
- 製作年1924年
- 製作国ソ連
- 時間65分
- 監督レフ・クレショフ
- 主演ポルフィリ・ポドーベド
-
フセボロド・プドフキンやボリス・バルネットを育て、セルゲイ・エイゼンシュテインにも映画理論の基礎を教えるなど、ソビエト映画の父的存在としてさまざまな功績を残したレフ・クレショフが、1929年に製作した人間ドラマ。反革命の白軍との間に内戦が続く革命ロシア。ある町のサーカス団で人気の道化師ブルディは、引退して息子をデビューさせようとしていた。しかし、息子のデビュー日を翌日にひかえたある日、町が白軍に占拠され、革命派の息子は逮捕されてしまう。翌日、息子は脱走して本番中のサーカスに飛び込んでくるが……。2013年「レフ・クレショフ傑作選」にて日本初公開。
ネット上の声
- チョコレート食べ過ぎじゃない?
- 時代背景に全くの無知である俺は半分も楽しめずに終わってしまった
- 冒頭の戦中会議の編集がキレキレで異様な迫力
- 「二人のブルディ」
ヒューマンドラマ
- 製作年1929年
- 製作国ソ連
- 時間65分
- 監督レフ・クレショフ
- 主演セルゲイ・コマロフ