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福島第一原発の事故による全町避難で無人地帯となった福島県富岡町で、取り残された動物たちの世話をしながら暮らす男性を追った2015年公開のドキュメンタリー「ナオトひとりっきり Alone in Fukushima」の続編。
2011年の原発事故後、人の人生を金で解決しようとすることの不条理さや、命を簡単に“処分”しようとする理不尽さに納得できず、たった1人で富岡町に残り動物たちの世話を続けた松村直登さん。前作から8年、コロナ禍や東京オリンピックを経た現在も、彼は変わらず動物たちに餌をやる日々を過ごしている。町の一部は帰還宣言をしたが、多くの住民は戻ってこない。全国で原発再稼働の動きが進められる中、松村さんの生き方を見つめながら、日本の“今”を考える。
前作に続き「ハリヨの夏」の中村真夕が監督・撮影・編集を手がけた。
ネット上の声
- 私も福島県の浜通り出身なので、ナオトさん含めた登場人物の訛りに懐かしさを覚えつつ
- ナオトさんのことは知らなかったのだけれど、本作の紹介記事を読んで興味を持って観に
- 前作より断然良いのは監督自身が被写体としてカメラの前に現れるし、自分の言葉でナオ
- 前作見そびれてたので予習にアマプラで見てから行ったらこの新作1本でも中村真夕監督
ドキュメンタリー
- 製作年2023年
- 製作国日本
- 時間106分
- 監督中村真夕
- 主演松村直登
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福島第一原発の事故による全町避難で無人地帯となった福島県富岡町で、取り残された生き物たちと一緒に暮らす男性をとらえたドキュメンタリー。事故発生時、原発から12キロに位置する富岡町で年老いた両親と暮らしていた55歳の松村直登さんは、原発に翻弄される暮らしに疑問を感じ、たったひとりで町に残ることを決意する。電気も水道もない町で孤独な毎日を送りはじめた彼は、やがて町に置き去りにされた犬や猫、牛、ダチョウといった動物たちの中に自分の居場所を見出していく。放射能汚染された町の中でのびのびと生きる松村さんと動物たちの姿を通し、本当の幸せとは何かを問いかける。監督は、「ハリヨの夏」「孤独なツバメたち デカセギの子どもに生まれて」の中村真夕。
ネット上の声
- 福島第一原発から12kmの富岡町。手を出してくる野良猫に刃物アブね...
- 本当のドキュメンタリーは地味です
- 観たのに登録忘れてたー!!
- NHKでやれば良いのに
ドキュメンタリー
- 製作年2014年
- 製作国日本
- 時間98分
- 監督中村真夕
- 主演松村直登
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コロナ禍を背景に、孤独や不安を抱えながらも希望を求めて生きる女性たちを描いたオムニバス映画。
20年ぶりに連絡を取り合った大学時代の演劇サークル仲間3人がリモートで語り合い、もう1人の仲間に思いを巡らせる「4人のあいだで」、在宅勤務の女性とフードデリバリーでアルバイトする写真家の青年の交流を描く「ワタシを見ている誰か」、2021年に路上生活者の女性が殴られ死亡した実際の事件を基に、20代後半の風俗嬢と60代の路上生活者の出会いを描いた「ゴーストさん」、視覚障害者の40代女性とオレオレ詐欺をたくらむ青年を描く「だましてください、やさしいことばで」の4話で構成。
「夕方のおともだち」の菜葉菜が4話すべての主人公を1人で演じ、「親密な他人」の中村真夕が監督・脚本を手がけた。
ネット上の声
- 新型コロナウイルスの中で孤独や不安を抱える人々、変わってしまった日常の中で生きる
- 2話目の井下好井(解散したんだっけ?)の好井の気持ち悪さに震撼
- COVID-19蔓延をめぐるいろいろな形のゆがみが描かれていた
- 映画デイなのに、私とおっちゃん達2人の小劇場
ヒューマンドラマ
- 製作年2022年
- 製作国日本
- 時間69分
- 監督中村真夕
- 主演菜葉菜
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異色の政治活動家・鈴木邦男の素顔に迫るドキュメンタリー。17歳の時、愛国党党員の山口二矢が日本社会党委員長を刺殺する映像に衝撃を受け、「愛国」に目覚めたという鈴木。大学時代には全国学協の代表にまで登りつめるも失脚し、その後、自身が右翼運動に引き入れた大学の後輩・森田必勝が三島由紀夫とともに自決したことをきっかけに、政治団体・一水会を立ち上げた。政治的・思想的な挫折と葛藤を繰り返す中で、鈴木は自らが訴えてきた愛国心さえも疑い、異なる意見や価値観を持つ人たちの言葉に耳を傾けるようになる。2年間にわたって鈴木の活動に密着し、彼の思想遍歴をたどりつつ、様々な人たちと交流を続ける姿を映し出す。右翼活動をともにした雨宮処凛、一水会代表の木村三浩、赤軍とも関係が深い映画監督の足立正生、北朝鮮による拉致被害者家族連絡会の蓮池透、元オウム真理教の上祐史浩らが出演。監督は「ナオトひとりっきり Alone in Fukushima」「ハリヨの夏」の中村真夕。
ネット上の声
- 「意見が違う人と話したい」
- 鈴木邦男に気をつけろ
- 保守の正しい姿勢
- 中村さんの映画はフィクションでもノンフィクションでも、気負った「前のめり感」がな
ドキュメンタリー
- 製作年2019年
- 製作国日本
- 時間78分
- 監督中村真夕
- 主演鈴木邦男
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「冷たい熱帯魚」の黒沢あすかと「彼女が好きなものは」の神尾楓珠が共演し、親子でも恋人でもない男女の間に生まれる不思議な愛の行方を描いた心理スリラー。パート販売員として働く46歳の石川恵は、1年前に行方不明になった息子・心平の帰りをずっと待ち続けている。そんな彼女の前に、心平の消息を知っているという20歳の青年・井上雄二が現れる。心平の行方をめぐり、2人は親子のような恋人のような不思議な関係になっていく。しかし雄二には隠された目的があり、一方の恵も誰にも言えない秘密を抱えていた。監督・脚本は「ハリヨの夏」などで国内外から高く評価された中村真夕。
ネット上の声
- 訳あり中年女性を演じればNo.1の黒沢あすかさん(冷たい熱帯魚のイメージが強い)
- 黒沢さんオンステージ
- 受け子ホイホイ。
- パンドラの扉。
ヒューマンドラマ、 サスペンス
- 製作年2021年
- 製作国日本
- 時間96分
- 監督中村真夕
- 主演黒沢あすか
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1990年の京都を舞台に、高校3年生の少女が両親の離婚や自身の妊娠・出産を通して成長していく姿を生き生きと描いた青春ドラマ。17歳の瑞穂は、唯一心を許せる存在だった別居中の父に恋人がいることを知りショックを受ける。そんなある日、瑞穂は母が働く居酒屋で、どこかかげりのあるアメリカ人男性チャーリーに出会う。「星になった少年」の於保佐代子が、思春期の揺れる心を抱えながらもまっすぐに生きる少女を好演。
ネット上の声
- なんと囁いて良いのかもう分からない
- 別れて別れて…その先にあるもの
- 揺れ動く思春期、ここにあり。
- 肝心なところで逃げないで
ヒューマンドラマ
- 製作年2006年
- 製作国日本
- 時間99分
- 監督中村真夕
- 主演於保佐代子