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岩佐又兵衛による絵巻物『山中常盤』を、浄瑠璃とナレーションを付けて構成した長篇ドキュメンタリー。演出は「元始、女性は太陽だった 平塚らいてうの生涯」の羽田澄子。撮影を「AKIKO あるダンサーの肖像」の若林洋光と「元始、女性は太陽だった 平塚らいてうの生涯」の宗田喜久松が担当している。第78回キネマ旬報文化映画ベスト・テン第2位、第17回東京国際女性映画祭出品、第5回Tokyo FILMeX 2004 特別招待、2004年度日本映画ペンクラブ賞ノン・シアトリカル部門第1位、文化庁映画賞優秀賞受賞、芸術文化振興基金助成事業作品。
ネット上の声
- 浄瑠璃の場面に合わせて、岩佐又兵衛の絵画をアップにしたり遠目に写したりして、ドラ
- 岩佐又兵衛の『山中常盤物語絵巻』を横スクロールと実景と再現されたフィクションで追
- 絵巻と実写を並列させたりするのは疑問だし、片岡京子の存在にあまり意味が見出せなか
- 門外不出の12巻150mにわたる絵巻物を、
ドキュメンタリー
- 製作年2004年
- 製作国日本
- 時間100分
- 監督羽田澄子
- 主演片岡京子
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岐阜県根尾谷に佇む、樹齢千五百年を超える一本の桜。その荘厳な生命の営みと、桜と共に生きる人々の一年を静かに見つめるドキュメンタリー。
岐阜県の山深い根尾谷に、静かに佇む一本の巨木がある。樹齢千五百年以上、継体天皇お手植えの伝説を持つ国指定天然記念物「淡墨桜」。この映画は、この伝説の桜が織りなす生命の詩を、一年という歳月をかけて丹念に記録したドキュメンタリー。厳しい冬の雪に耐える孤高の姿から、春の訪れと共に一斉に芽吹く生命の息吹。満開の薄紅色から、散り際に名の由来となった淡い墨色へと移ろう花の神秘。そして、力強い緑葉が茂る夏、紅葉に染まる秋を経て、再び静寂の冬へ。風雪に耐え、幾度もの危機を乗り越えてきた老桜の荘厳な姿と、それを支え、共に生きてきた地域の人々の営みを静かな眼差しで捉える。悠久の時を刻む桜の物語。
ネット上の声
- 1300年と予想される樹齢を持つ淡墨桜と、100年と生きられない人間の一生、そし
- 岐阜にある樹齢1300年とも1500年とも云われている桜の大樹1本で映画を1本撮
- 羽田澄子が、自分で作りたかった作品
- 記憶の記録
ドキュメンタリー
- 製作年1977年
- 製作国日本
- 時間42分
- 監督羽田澄子
- 主演---
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信仰の山として知られている岩手県北上山脈の主峰・早池峰山の山麓に住む人々の生活を捉えた上映時間三時間六分の長篇ドキュメンタリー映画。四季の移ろうままに過ぎてゆく素朴で厳しい暮らし、早池峰山の修験者によって伝えられたという山伏神楽が村人の山に対する信仰心とともに、今も生き続けている姿を丁寧に追い、日本人の信仰とは何かを考える。監督の羽田澄子は1950年に創立された岩波映画製作所で岩波写真文庫の編集に携わり、その後、数々の記録映画を製作、「薄墨の桜」は高く評価された。
ネット上の声
- 早池峰は、柳田國男の「遠野物語」などで山岳信仰のちとして登場0しているが、本作で
ドキュメンタリー
- 製作年1982年
- 製作国日本
- 時間126分
- 監督羽田澄子
- 主演---
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'85年度のキネマ旬報<文化映画>ベスト・ワンとなった羽田澄子監督の「痴呆性老人の世界」が岩波ホールで一般公開された。この作品は、ある施設に収容されている痴呆性老人たちの姿を通して、痴呆とは何か、痴呆性老人とはどのような人々で、以下に対処すべきかを描いたドキュメンタリーの傑作として絶賛されている。撮影は西尾清、照明は藤来義門と久保賀作、解説は斉藤季夫が担当している。
ネット上の声
- 「痴呆」と言えば、とかく陰惨さや不気味さ、もしくは憐憫、など、どうしてもネガティ
- 羽田澄子が施設で2年間にわたり、施設の老人たちに寄り添い、捉え続けたドキュメンタ
- ここまで入り込むの今じゃなかなかできないかも
ドキュメンタリー
- 製作年1986年
- 製作国日本
- 時間84分
- 監督羽田澄子
- 主演---
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「元始、女性は太陽であった」—。日本の女性解放運動にその生涯を捧げた、平塚らいてうの情熱と闘争の記録。
時代は明治、大正、そして昭和。家父長制が色濃い社会で、一人の女性が「新しい女」としての生き方を模索。作家であり思想家の平塚らいてう。彼女の日常を打ち破ったのは、女性による女性のための文芸誌『青鞜』の創刊。それは、抑圧された女性たちの魂を解放する狼煙。世間の誹謗中傷や政府の弾圧という逆風の中、彼女は結婚制度への疑問、婦人参政権の要求を掲げ、ひたすらに進む。その信念の先に、彼女が見た未来とは。
ネット上の声
- 急に思い出したからレビュー書きます
- 「青踏」の創刊、女性運動団体「新婦人協会」の結成、消費組合の設立など、女性の権利
- ソフト化されていないようなので、貴重な機会と思い国立映画アーカイブで
- 知見を得た…
ドキュメンタリー
- 製作年2001年
- 製作国日本
- 時間140分
- 監督羽田澄子
- 主演平塚らいてう
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「若鮎の巻」「人と芸の巻 上・中・下」「孫右衛門」の全5部からなる、上方歌舞伎役者・片岡仁左衛門の姿を追うドキュメンタリー。監督は自らも“片岡仁左衛門の芸談を聞く会”に参加していた「安心して老いるために」の羽田澄子、撮影は西尾清、瀬川順一、内藤雅行、柳田義和が担当。92年度キネマ旬報文化映画ベスト・テン第1位。
ドキュメンタリー
- 製作年1992年
- 製作国日本
- 時間488分
- 監督羽田澄子
- 主演片岡仁左衛門
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記録映画監督の羽田澄子が製作したドキュメンタリー作品。モダンダンスの第一人者であるアキコ・カンダ本人の希望により映画化が実現されたという。
ネット上の声
- 羽田澄子の、モダンダンサーアキコ・カンダの公演前と公演後の様子、日常を捉えたドキ
ドキュメンタリー
- 製作年1985年
- 製作国日本
- 時間107分
- 監督羽田澄子
- 主演アキコ・カンダ
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岐阜県池田町の特別養護老人ホームと、自治体である池田町の取り組みを通して、生涯を安らかに生きてゆくための対策を追求したドキュメンタリー。監督は「痴呆性老人の世界」の羽田澄子。撮影は同作の西尾清がそれぞれ担当。
ドキュメンタリー
- 製作年1990年
- 製作国日本
- 時間151分
- 監督羽田澄子
- 主演---
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日本を代表するモダンダンス界の第一人者アキコ・カンダは、若い頃にアメリカへ渡り、巨匠マーサ・グラハムに師事し独自の表現を追求してきた。70代半ばを迎え、若い頃のようにはいかない自身の体の問題に直面した彼女が、どのようなダンス表現の可能性を見いだしていくのかを記録すべく、『AKIKO あるダンサーの肖像』の羽田澄子監督が再びカメラを回し始める。そんな矢先、アキコがガンに侵されていることが発覚し……。
ドキュメンタリー
- 製作年2012年
- 製作国日本
- 時間120分
- 監督羽田澄子
- 主演アキコ・カンダ
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日本一の福祉の町といわれた秋田県鷹巣町の“その後”に迫ったドキュメンタリー。1991年に町長となった岩川徹氏のもとで高レベルの高齢者福祉を築きあげてきた鷹巣町。しかし2003年の町長選挙で岩川氏が大敗し、「福祉のやりすぎだ」という新町長によって町の福祉政策は大きく方向転換していく。これまで10年以上にわたって鷹巣町を取材してきた羽田澄子監督が町の驚くべき変化をとらえ、日本の福祉が直面している様々な問題を浮き彫りにしていく。
ドキュメンタリー
- 製作年2005年
- 製作国日本
- 時間180分
- 監督羽田澄子
- 主演---
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ドキュメンタリー
- 製作年2006年
- 製作国日本
- 時間59分
- 監督羽田澄子
- 主演---