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現代に蘇るギリシャ神話。死の王女に魅入られた詩人が、愛と死の狭間で彷徨う幻想譚。
舞台は現代のパリ。高名な詩人オルフェは、カフェで起きた若き詩人の事故をきっかけに、謎めいた王女と出会う。彼女こそが「死」の化身。王女の車から流れる不可解な詩に心を奪われたオルフェは、妻ユリディスを顧みず、鏡の向こうにある死の世界へと足を踏み入れてしまう。愛する妻を失い、初めてその存在の大きさに気づいたオルフェ。彼は妻を取り戻すため、再び死の世界へ向かう決意。しかし、そこには抗いがたい死の王女の誘惑が待ち受ける。生と死、愛と芸術が交錯する、シュールで美しい映像詩。
ネット上の声
- オルフェウス神話を現代に移植した「黄泉がえり」の物語……その割には奥さんの扱いが雑だが(笑)
- 感性に訴え掛けるジャン・コクトーの生と死と愛のイマジネーションが素晴らしい映画の詩
- 天は二物ではなく、四物を与えてしまった‼️
- コクトーの名前に威圧されないでください
ヒューマンドラマ
- 製作年1949年
- 製作国フランス
- 時間112分
- 監督ジャン・コクトー
- 主演ジャン・マレー
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呪われた城で、心優しき娘と孤独な野獣が出会う。愛の奇跡を描く、幻想的な詩的物語。
18世紀フランス。心優しく美しい娘ベル。破産した父が森で迷い込んだ城で一輪のバラを盗んだ罪で、命を要求される。父の身代わりとなり、ベルは恐ろしい野獣が住む魔法の城へ。毎夜求婚してくる野獣に恐怖を抱きながらも、その瞳の奥に隠された深い悲しみと孤独を知るベル。豪華な城での暮らしとは裏腹に、彼女の心は故郷の家族と、次第に惹かれていく野獣との間で激しく揺れ動く。彼女の愛が、野獣を縛る呪いを解く唯一の希望。運命が試される決断の時。
ネット上の声
- とにかく耳ぱたぱたさせたり、水を直のみしてるジャン・マレーの「野獣」ちゃんがかわゆす!
- フランス映画にとって肉体とは何か。 寺山修司をはじめとする日本のア...
- お話の世界がモノクロとフランス語によって詩になっていた
- 美女と野獣(1946) 監督.脚本 ジャン・コクトー
美女と野獣、 ファンタジー
- 製作年1946年
- 製作国フランス
- 時間95分
- 監督ジャン・コクトー
- 主演ジャン・マレー
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詩人ジャン・コクトー自身が時空を超え、自らの作品世界を彷徨う。生と死、芸術の謎に迫る、シュールで幻想的な遺言。
時代も場所も超越した、夢と現実が入り混じる幻想世界。18世紀の衣装をまとった詩人(ジャン・コクトー本人)は、タイムトラベルの失敗で現代に迷い込む。彼は自らの死と再生を求め、不可思議な旅を開始。旅の途中で出会うのは、オイディプスやスフィンクスといった神話の登場人物、そしてピカソら実在の友人たち。彼らとの対話を通じ、詩人は自らの芸術と人生を問い直す。詩人はなぜ創造するのか。その答えを求め、最後の審判へと向かうコクトーが遺した、究極の私的映画。
ネット上の声
- 動物と人間の境をこえてるキャラクター、神話っぽい雰囲気、もはや理解を諦めたことに
- コクトーはヌーヴェルヴァーグへの最後の挨拶、自らの告別、次の世代の若者達へ宛てた
- これはオルフェを観てない状態で観ていいものだったのか 撃ち殺されるまでセット裏み
- ちょこちょこハッとさせられるんだけど基本的には難解すぎて殆ど私には理解できず😅
ヒューマンドラマ
- 製作年1960年
- 製作国フランス
- 時間82分
- 監督ジャン・コクトー
- 主演ジャン・コクトー
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鏡を通り抜け、生きた彫像と出会う。詩人の内面世界を巡る、シュルレアリスムの迷宮。
1930年代、フランス。一人の若い詩人のアトリエ。彼が描いたデッサンの口が突然動き出し、生命を宿す。その口は、近くにあった彫像へと移動。命を得た彫像は、詩人に鏡を通り抜けるよう命令する。鏡の向こうは、不可思議な出来事が続くホテルの廊下。詩人は鍵穴から、死や栄光をめぐる奇妙な光景の数々を目撃する。これは夢か現実か。創造の苦悩と自己の内面世界を巡る、幻惑的な旅の始まり。
ネット上の声
- 芸術さのあるモノクロ映画
- 三度目の正直で、やっとこさ^_^;
- 今夜から、悪夢のレパートリーがひとつ増える
- 自分は凡人なので全く理解不能だった
ヒューマンドラマ
- 製作年1930年
- 製作国フランス
- 時間51分
- 監督ジャン・コクトー
- 主演リー・ミラー
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ジャン・コクトーの映画監督デビュー作であると同時にアヴァンギャルド映画の代表作。1994年6月17日より開催された「映像で蘇るジャン・コクトーの世界」にて上映。2012年1月10日から公開の「ジャン・コクトーの世界」にて、下高井戸シネマでイベント上映。
ドキュメンタリー
- 製作年1952年
- 製作国フランス
- 時間38分
- 監督ジャン・コクトー
- 主演---
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「美女と野獣」と同じくジャン・コクートが脚本を書きおろし、自ら監督した一九四七年作品。撮影は「旅路の果て」「血の仮面」のクリスチァン・マトラが監督、音楽は「美女と野獣」「ルイ・ブラス」のジョルジュ・オーリックが作曲、美術監督は「美女と野獣」「ルイ・ブラス」のクリスチャン・ベラール、装置担当も同様ジョルジュ・ヴァケヴィッチである。主演は「しのび泣き」「フロウ氏の犯罪」のエドウィジュ・フィエールと「美女と野獣」「ルイ・ブラス」のジャン・マレーが、コクトオ原作の舞台劇と同じく顔を会わせる。助演は練達のジャン・ドビュクール及びジャック・ヴァレンヌ、舞台にも映画にも活躍しているシルヴィア・モンフォール「ルイ・ブラス」のジル・ケアン、エドワード・スターリング、アブダラー等である。
ネット上の声
- 君主制反対派が送り込んだ暗殺者と女王が恋に落ちる究極の身分違いラブストーリー
- 最初の方のクールな美しさ、恋する気持ちで馬に乗って駆けるシーンや最...
- エドウィジュ・フィエール様
- 愛と死の物語
ヒューマンドラマ、 サスペンス
- 製作年1947年
- 製作国フランス
- 時間92分
- 監督ジャン・コクトー
- 主演エドウィジュ・フィエール
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「美女と野獣」「双頭の鷲」と同じくジャン・コクトーが自ら脚本を執筆し、監督に当ったもので、コクトー作の戯曲の映画化である。美術監督のクリスチャン・ベラール、音楽作曲のジョルジュ・オーリックも前記二映画と同じ担当者で、撮影監督だけが「美女と野獣」「ルイ・ブラス」のミシェル・ケルベである。出演俳優は「美女と野獣」「ルイ・ブラス」のジャン・マレー、「美女と野獣」のジョゼット・デイ、「悲恋」のイヴォンヌ・ド・ブレ、「偽れる装い」「旅路の果て」のガブリエル・ドルジア、「狂恋」のマルセル・アンドレの五名でこのうちマレエ・ドルズィア、アンドレは舞台初演のオリジナル・キャスト。
ネット上の声
- この映画は最もコクトーの映画の中で、
- 恐るべきは親じゃなくて女じゃないかな😅情念がマドレーヌを経由して一家を巡ってくの
- 少ない登場人物でいくつかの部屋の中で、これほどシンプルにこれ程観客を引き込むこと
- 多芸多才のコクトーはオリジナル映画を作っても上手いし、舞台劇を映画にしても上手い
ヒューマンドラマ
- 製作年1948年
- 製作国フランス
- 時間98分
- 監督ジャン・コクトー
- 主演ジャン・マレー