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フランスの芸術家ジャン・コクトーが監督・脚本を手がけ、ギリシャ神話のオルフェウス伝説をもとに、舞台を1950年代のパリに移して映画化。
詩人のオルフェが通うカフェに、王女と呼ばれる女性が現れる。王女はバイクにはねられた詩人セジェストの死体を自分の車に運ぶようオルフェに指示。そのままオルフェも車に同乗して王女の屋敷にたどり着くが、王女はセジェストを生き返らせると鏡の中へ消えてしまう。それ以来、オルフェは王女の美しさにすっかり心を奪われてしまい……。
コクトーの公私にわたるパートナーであったジャン・マレーが主演を務め、「天井棧敷の人々」のマリア・カザレスが死の王女を圧倒的な存在感で演じた。後に「ローマの休日」などを手がける映画音楽の巨匠ジョルジュ・オーリックが音楽を担当。1950年・第11回ベネチア国際映画祭で国際批評家賞を受賞した。
ネット上の声
- オルフェウス神話を現代に移植した「黄泉がえり」の物語……その割には奥さんの扱いが雑だが(笑)
- 感性に訴え掛けるジャン・コクトーの生と死と愛のイマジネーションが素晴らしい映画の詩
- 天は二物ではなく、四物を与えてしまった‼️
- コクトーの名前に威圧されないでください
ヒューマンドラマ
- 製作年1949年
- 製作国フランス
- 時間112分
- 監督ジャン・コクトー
- 主演ジャン・マレー
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詩人・劇作家・映画監督など多彩な活動で知られた芸術家ジャン・コクトーが、マリー・ルプランス・ド・ボーモンによる名作童話を原作に、幻想的な映像美で描いた恋愛ファンタジー。
美しく心優しい娘ベルは2人の姉に虐げられながら暮らしていた。ある日、姉妹の父は森の奥へと迷い込み、不思議な古城にたどり着く。父がベルへの土産にしようと庭に咲いていた1輪のバラを摘み取ると野獣が現れ、バラを盗んだ代償として、命と引換えに娘を1人差し出すよう脅す。父を助けるため自ら城へ行くことを望んだベルは、野獣の恐ろしい姿に怯えるが、次第にその純粋さに心ひかれていく。
後に「ローマの休日」「ベルリン・天使の詩」などを手がけるアンリ・アルカンが撮影監督を務め、名作曲家ジョルジュ・オーリックが音楽を担当。
ネット上の声
- とにかく耳ぱたぱたさせたり、水を直のみしてるジャン・マレーの「野獣」ちゃんがかわゆす!
- フランス映画にとって肉体とは何か。 寺山修司をはじめとする日本のア...
- お話の世界がモノクロとフランス語によって詩になっていた
- 美女と野獣(1946) 監督.脚本 ジャン・コクトー
美女と野獣、 ファンタジー
- 製作年1946年
- 製作国フランス
- 時間95分
- 監督ジャン・コクトー
- 主演ジャン・マレー
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詩人ジャン・コクトーが四九年の「オルフェ」に引続き脚本を書き監督した映画で、自から主演している。撮影はローラン・ポントワゾー、音楽はジョルジュ・オーリックが担当。出演者は、コクトーをはじめとして前作「オルフェ」に出演したコクトーの養子エドゥアール・デルミ、マリア・カザレス、フランソワ・ペリエのほかジャン・マレー、ユル・ブリンナー、パブロ・ピカソ夫妻など多彩な顔ぶれである。
ネット上の声
- コクトーの映画、という名前で身構えていたけど割とポップセンス寄りの人なのねとビッ
- コクトーはヌーヴェルヴァーグへの最後の挨拶、自らの告別、次の世代の若者達へ宛てた
- 動物と人間の境をこえてるキャラクター、神話っぽい雰囲気、もはや理解を諦めたことに
- これはオルフェを観てない状態で観ていいものだったのか 撃ち殺されるまでセット裏み
ヒューマンドラマ
- 製作年1960年
- 製作国フランス
- 時間82分
- 監督ジャン・コクトー
- 主演ジャン・コクトー
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詩人、小説家、画家、劇作家、映画監督などジャンルを超えて活躍したフランスの芸術家ジャン・コクトーが1932年に発表した映画監督デビュー作で、アバンギャルド映画を代表する1作となった古典的名作。
4つのエピソードで構成され、コクトーによる後の傑作映画「オルフェ」や小説「恐るべき子供たち」にも共通するギリシャ神話の要素や鏡、雪合戦といったモチーフを散りばめながら、事物が神秘的に息吹く様子を挑戦的な映像表現で描き出す。
作曲家集団「フランス6人組」の1人で、後に「ローマの休日」など数々の映画音楽を手がけるジョルジュ・オーリックが音楽を担当。ココ・シャネルが衣装を手がけた。
ネット上の声
- 自分は凡人なので全く理解不能だった
- コクトーによる、詩人と女神が織り成す前衛映画。「映画」につらなるギミックの数々に注目。
- 三度目の正直で、やっとこさ^_^;
- タイトルなし
ヒューマンドラマ
- 製作年1930年
- 製作国フランス
- 時間51分
- 監督ジャン・コクトー
- 主演リー・ミラー
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「美女と野獣」と同じくジャン・コクートが脚本を書きおろし、自ら監督した一九四七年作品。撮影は「旅路の果て」「血の仮面」のクリスチァン・マトラが監督、音楽は「美女と野獣」「ルイ・ブラス」のジョルジュ・オーリックが作曲、美術監督は「美女と野獣」「ルイ・ブラス」のクリスチャン・ベラール、装置担当も同様ジョルジュ・ヴァケヴィッチである。主演は「しのび泣き」「フロウ氏の犯罪」のエドウィジュ・フィエールと「美女と野獣」「ルイ・ブラス」のジャン・マレーが、コクトオ原作の舞台劇と同じく顔を会わせる。助演は練達のジャン・ドビュクール及びジャック・ヴァレンヌ、舞台にも映画にも活躍しているシルヴィア・モンフォール「ルイ・ブラス」のジル・ケアン、エドワード・スターリング、アブダラー等である。
ネット上の声
- 君主制反対派が送り込んだ暗殺者と女王が恋に落ちる究極の身分違いラブストーリー
- 最初の方のクールな美しさ、恋する気持ちで馬に乗って駆けるシーンや最...
- エドウィジュ・フィエール様
- 愛と死の物語
ヒューマンドラマ、 サスペンス
- 製作年1947年
- 製作国フランス
- 時間92分
- 監督ジャン・コクトー
- 主演エドウィジュ・フィエール
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ジャン・コクトーの映画監督デビュー作であると同時にアヴァンギャルド映画の代表作。1994年6月17日より開催された「映像で蘇るジャン・コクトーの世界」にて上映。2012年1月10日から公開の「ジャン・コクトーの世界」にて、下高井戸シネマでイベント上映。
ドキュメンタリー
- 製作年1952年
- 製作国フランス
- 時間38分
- 監督ジャン・コクトー
- 主演---
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「美女と野獣」「双頭の鷲」と同じくジャン・コクトーが自ら脚本を執筆し、監督に当ったもので、コクトー作の戯曲の映画化である。美術監督のクリスチャン・ベラール、音楽作曲のジョルジュ・オーリックも前記二映画と同じ担当者で、撮影監督だけが「美女と野獣」「ルイ・ブラス」のミシェル・ケルベである。出演俳優は「美女と野獣」「ルイ・ブラス」のジャン・マレー、「美女と野獣」のジョゼット・デイ、「悲恋」のイヴォンヌ・ド・ブレ、「偽れる装い」「旅路の果て」のガブリエル・ドルジア、「狂恋」のマルセル・アンドレの五名でこのうちマレエ・ドルズィア、アンドレは舞台初演のオリジナル・キャスト。
ネット上の声
- この映画は最もコクトーの映画の中で、
- 恐るべきは親じゃなくて女じゃないかな😅情念がマドレーヌを経由して一家を巡ってくの
- 多芸多才のコクトーはオリジナル映画を作っても上手いし、舞台劇を映画にしても上手い
- 少ない登場人物でいくつかの部屋の中で、これほどシンプルにこれ程観客を引き込むこと
ヒューマンドラマ
- 製作年1948年
- 製作国フランス
- 時間98分
- 監督ジャン・コクトー
- 主演ジャン・マレー