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歪んだ家族愛が生んだ、狂気の解放計画。ブルジョワ家庭の内に潜む、破滅への衝動を描く衝撃作。
イタリアの田舎町に建つ古い屋敷。そこに暮らすのは、盲目の母と、てんかんや知的障害を抱える4人の兄弟。長男だけが唯一の健常者として家族を支える、息の詰まるような日常。ある日、てんかんの発作に苦しむ次男のアレッサンドロは、この歪んだ家族を「解放」するため、恐ろしい計画を思いつく。それは、愛する家族を自らの手で葬り去ること。常軌を逸した彼の行動が、偽りの平穏を保っていた家族を、取り返しのつかない破滅へと導いていく。
ネット上の声
- 呼んでも、叫んでも、喚いても
- マルコ・ベロッキオ監督、26歳の時のデビュー作品にしてパゾリーニが絶賛…初鑑賞で
- ネコも一緒にテーブルに
- 郊外の家庭内という狭苦しい空間に起こる暴力の連鎖と欠落した者たち、余所者たちの鎮
ヒューマンドラマ
- 製作年1965年
- 製作国イタリア
- 時間105分
- 監督マルコ・ベロッキオ
- 主演ルー・カステル
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1858 年、ボローニャのユダヤ人街で、教皇から派遣された兵士たちがモルターラ家に押し入る。枢機卿の命令で、7 歳になる息子エドガルドを連れ去りに来たのだ。取り乱したエドガルドの両親は、息子を取り戻すためにあらゆる手を尽くす。世論と国際的なユダヤ人社会に支えられ、モルターラ夫妻の闘いは急速に政治的な局面を迎える。しかし、教会とローマ教皇は、ますます揺らぎつつある権力を強化するために、エドガルドの返還に応じようとしなかった...。
ネット上の声
- エドガルドの顔、少年期と青年期で役者が入れ替わっても違和感なし、きょうだいたちの
- 2023年 イタリア🇮🇹
- 勝手に洗礼、改宗しないと会えない、父との面談からの母との面談、風刺画の夢をみる教
- 宗教と呼ばれるものは大小関係なくカルトな要素を孕んでる、ていうか大差ない、ってこ
ヒューマンドラマ
- 製作年2023年
- 製作国イタリア,フランス,ドイツ
- 時間134分
- 監督マルコ・ベロッキオ
- 主演パオロ・ピエロボン
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9歳で母を失った男の、30年に及ぶ心の彷徨。封印された記憶の扉が開く時、衝撃の真実が彼を待つ、感動のヒューマンドラマ。
1969年、トリノ。9歳のマッシモの幸せな日常は、母の突然の死によって終わりを告げる。「心臓発作だった」と告げる父。しかし、その死には不審な点が。時が経ち、著名なジャーナリストとなったマッシモだが、心には常に母の死の影が。愛する人との関係も築けず、孤独を抱える日々。そんな彼が、故郷の家を売却するために帰郷したことをきっかけに、封印していた過去と対峙する決意。母の死に隠された、家族の秘密とは。彼の魂の救済への長い旅路。
ヒューマンドラマ
- 製作年1994年
- 製作国イタリア
- 時間110分
- 監督マルコ・ベロッキオ
- 主演ティエリー・ブラン
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1978年、イタリアを震撼させた首相誘拐事件。テロリストの一員である女の視点から描く、密室の心理劇。
1978年のローマ。過激派組織「赤い旅団」の一員である若い女性キアラは、仲間と共に元首相アルド・モーロの誘拐を実行する。彼女は表向きは普通の会社員として生活しながら、アパートの一室に監禁されたモーロを監視。しかし、閉ざされた空間で日々を過ごすうち、彼女の中でイデオロギーへの忠誠と、一人の人間としての良心との間で激しい葛藤が芽生え始める。国家を揺るがす事件の裏側で、一人の女性が下すことになる魂の決断とは。
ネット上の声
- イタリアの極左テロ組織「赤い旅団」が1978年に起こしたモロ首相誘拐事件をベース
- そんなものはクレイジーダイヤモンドに過ぎないのだ
- 夢想家ベロッキオ監督の政治的ファンタジー
- マルコ・ベロッキオ監督は2本目の鑑賞
誘拐、 実話
- 製作年2003年
- 製作国イタリア
- 時間105分
- 監督マルコ・ベロッキオ
- 主演マヤ・サンサ
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沈黙の掟を破った、史上最も重要なマフィア。彼の裏切りが、巨大組織の闇を暴き出す。
1980年代、シチリア・マフィア「コーザ・ノストラ」は内部抗争で血の海と化していた。組織の大物トンマーゾ・ブシェッタは、ブラジルで静かに暮らしていたが、抗争は彼の家族にも及ぶ。逮捕された彼は、判事ファルコーネを前に、マフィアの掟である「沈黙(オメルタ)」を破る決断を下す。それは、自らが信じた誇り高き組織を裏切った者たちへの復讐の始まり。史上最大の裁判で、彼の証言が巨大犯罪組織の根幹を揺るがす。
ネット上の声
- まさか今の日本と重ねて観てしまうとは!
- シチリア・・・マフィアに毒された島
- 面白かった
- 「夜よ、こんにちは」「肉体の悪魔」などで知られるイタリアの巨匠マルコ・ベロッキオ
ヒューマンドラマ
- 製作年2019年
- 製作国イタリア,フランス,ブラジル,ドイツ
- 時間152分
- 監督マルコ・ベロッキオ
- 主演ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ
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イタリアの独裁者ムッソリーニに存在を消された最初の妻。歴史の闇に葬られた、一人の女性の壮絶な愛と闘争の記録。
20世紀初頭のイタリア。若き日のベニート・ムッソリーニと運命的に出会い、激しい恋に落ちたイーダ・ダルセル。彼女は全財産を投げ打って彼の政治活動を支え、息子を出産。しかし、権力の頂点へと上り詰めたムッソリーニは、彼女たちの存在を歴史から抹消しようと画策。国家という巨大な権力によって精神病院に幽閉されながらも、自らが正妻であると叫び続けるイーダ。愛と狂気に満ちた、彼女の執念の行方。
ネット上の声
- ムッソリーニを愛し執着しすぎた女性イーダの苦悶の人生の物語です
- 芸術度は高いのでしょうが生理的にNG
- 大きな歴史のなかに隠された小さなお話
- 【吟醸】美しき「白」、極上の芸術品
ヒューマンドラマ
- 製作年2009年
- 製作国イタリア,フランス
- 時間128分
- 監督マルコ・ベロッキオ
- 主演ジョヴァンナ・メッゾジョルノ
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巨匠マルコ・ベロッキオが、自らの家族史に深く刻まれた双子の弟の死と向き合う。50年の時を経て明かされる、魂のドキュメンタリー。
イタリア映画の巨匠、マルコ・ベロッキオ。彼には、1968年に29歳で自ら命を絶った双子の弟、カミッロがいた。世界が革命の熱に浮かされた時代、芸術家として成功への道を歩み始めた兄と、心の闇に苦しんだ弟。なぜ家族は彼の絶望に気づけなかったのか。ベロッキオは、生き残った兄弟たちを集め、50年以上封印してきた記憶の扉を開く。家族の対話、ホームビデオ、そして自らの映画作品を交錯させながら、弟の死の真相と、家族が抱え続けた罪悪感の正体に迫っていく。一個人の死を通して、時代と家族の肖像を浮き彫りにする、痛切な自己探求の記録。
ネット上の声
- 若くして自死した双子の弟カミッロをめぐるマルコ・ベロッキオ監督と兄弟姉妹ほか家族
- 兄弟のひとりのインタビュー場面で亡くなった双子の弟カミッロのことならマルコ・ベロ
- どうしようもない覚悟とか みんながあの歳になっても言葉に出来ないというか会話に出
- 自死したマルコ・ベロッキオの双子の弟の悲劇に50年ぶりに向き合おうとする老齢の兄
ドキュメンタリー
- 製作年2021年
- 製作国イタリア
- 時間90分
- 監督マルコ・ベロッキオ
- 主演マルコ・ベロッキオ
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イタリアの巨匠マルコ・ベロッキオが、イタリア人ジャーナリストのマッシモ・グラメッリーニによるベストセラー自伝小説を映画化し、1960~90年代の古都トリノと首都ローマを舞台に、ひとりの男の人生を通して、激動した戦後イタリアの光と影をあぶり出した人間ドラマ。1969年、9歳の少年だったマッシモの前から、ある日突然、母親がいなくなってしまい、司祭から母親は天国にいると諭されるも、その事実を受け入れらないマッシモは、喪失感にさいなまれる。時を経て90年代。ジャーナリストとして成功を収めたものの、いまだ心の傷がいえずにいたマッシモは、彼の苦悩を理解し、愛を与えてくれる女医のエリーザと出会う。主演は「おとなの事情」「ローマに消えた男」などに出演するベテランのバレリオ・マスタンドレア。エリーザ役に、「アーティスト」「ある過去の行方」のベレニス・ベジョを迎えた。
ネット上の声
- イタリア人ジャーナリストの自伝小説をマルコ・ベロッキオ監督が映画化した作品
- さほど面白くないが抜群のエピソードもある
- “巨匠” の技の冴えは確かに存在する。
- イタリアの名匠マルコ・ベロッキオ監督
ヒューマンドラマ
- 製作年2016年
- 製作国イタリア,フランス
- 時間130分
- 監督マルコ・ベロッキオ
- 主演ヴァレリオ・マスタンドレア
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「イタリア映画祭2020」オンライン上映作品。
ネット上の声
- パルチザンがナチにおわれているかと思いきや現代にワープし大学生の部屋に戻るという
- 短編でここまで贅沢に間を取りつつ15分ほどにおさめてるのは最早時間の魔術師って感
- 短編映画を撮ることになったので見たけれど、何も参考にならなかった
- 妄想に憑りつかれたキチガイの話は、どうしても泣いてしまう
ヒューマンドラマ
- 製作年2018年
- 製作国イタリア
- 時間14分
- 監督マルコ・ベロッキオ
- 主演ファブリツィオ・ファルコ
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尊厳死をめぐる人間ドラマ
イタリアの巨匠マルコ・ベロッキオが尊厳死をテーマに撮りあげた人間ドラマ。17年間植物状態にあった女性エルアーナ・エングラーロの尊厳死をめぐりイタリア全土で論争が巻き起こった実際の出来事を背景に、病床の妻に頼まれて延命装置を外した過去を持つ政治家と彼の娘、植物状態になった娘を看病するため女優としてのキャリアを捨てた母と俳優志望の息子、自殺願望のある女性と彼女を救おうとする男性医師ら、尊厳死問題に直面した3組の人々の葛藤を描く。
ネット上の声
- 現代イタリアそのものを描こうとする野心作
- 映画的魅惑に満ちた重厚な野心作。
- 安易なカタルシスを拒絶したな。
- 濃厚 豚骨ラーメン 具 全部載せ。
社会派ドラマ
- 製作年2012年
- 製作国イタリア,フランス
- 時間115分
- 監督マルコ・ベロッキオ
- 主演トニ・セルヴィッロ
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落馬事故で記憶を失い、自らを皇帝と信じ込む貴族。狂気と正気の狭間で繰り広げられる、虚構と現実が交錯する心理劇。
20世紀初頭のイタリア。ある貴族が、仮装舞踏会で11世紀の神聖ローマ皇帝ハインリヒ4世(エンリコ四世)に扮している最中に落馬。頭を強く打ち、彼は自らを本物のエンリコ四世だと思い込んでしまう。以来20年間、彼の家族は広大な屋敷を中世の城に仕立て、召使いたちと共に彼の狂気に付き合ってきた。ある日、彼の元恋人や恋敵、そして精神科医が、彼を正気に戻そうと屋敷を訪れる。過去の事故を再現し、ショック療法を試みる彼ら。しかし、皇帝として君臨する男の瞳の奥には、狂気とは別の光が宿っていた。果たして彼は本当に記憶を失っているのか。それとも、すべては現実から逃れるための壮大な芝居なのか。
ネット上の声
- マルコ・ベロッキオ監督は鑑賞2本目
- 主人公の「狂人」っぷりを演じるマルチェロ・マストロヤンニの演技が鬼気迫るものがあ
- コスプレしたまま頭を打って、自分をコスプレしてた王さまと勘違いする男の話だけども
- (マルコ・ベロッキオ特集) 仮装パーティーでヘンリー4世に扮した男のその後の悲喜
ヒューマンドラマ
- 製作年1984年
- 製作国イタリア
- 時間95分
- 監督マルコ・ベロッキオ
- 主演マルチェロ・マストロヤンニ
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「愛の勝利を ムッソリーニを愛した女」「母の微笑」などで知られるイタリアの巨匠マルコ・ベロッキオが2006年に手がけ、カンヌ国際映画祭のある視点部門に出品されるなど、国内外で注目を集めた一作。貴族出身の小説家マンゾーニの原作「いいなづけ」の映画化準備を進めていたベテラン映画監督のフランコは、ある時、ミステリアスな女性と出会う。それからしばらくして、シチリアで新婚カップルを撮影中の演出家エンツォの家に招かれたフランコは、そこで奇妙な貴族から、自分の娘の結婚式の撮影をしてほしいと依頼される。その娘は望まぬ結婚を迫られており……。主人公の映画監督フランコを演じるのは、「ある愛へと続く旅」などで監督としても活躍する俳優のセルジオ・カステリット。日本では「イタリア映画祭2007」で上映された後、劇場未公開だったイタリア映画を上映する「Viva!イタリア vol.4」(2018年6月23日~ヒューマントラストシネマ有楽町ほか)で劇場公開。
ネット上の声
- こーゆーワケわからん映画を、詩的な言葉でレビューする方たち本当にすごいと思う
- 幻想的な雰囲気や、各エピソードは面白いのだが、いかんせん凝りすぎていて現実と想像
- 事務所の廊下に掛けられている時計の地味に、しかしあきらかなデカさに驚いていたら、
- 冒頭から♪オーサカ♪オーサカ‼️とシュールな大合唱、ところどころよくわからない登
ヒューマンドラマ
- 製作年2006年
- 製作国イタリア
- 時間100分
- 監督マルコ・ベロッキオ
- 主演セルジオ・カステリット
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17世紀、魔女狩りが横行する村。狂信と欲望が渦巻く中、一人の女性にかけられた魔女の嫌疑。
17世紀イタリアの小さな村。厳格な信仰が人々の生活を支配し、異端者への恐怖が蔓延していた。そんな中、村の美しい女性アンナが、突如として魔女の烙印を押される。彼女の美貌と自立した精神が、村人たちの嫉妬と欲望を掻き立てたのだ。異端審問官による過酷な尋問と、狂気に満ちた村人たちの糾弾。孤立無援の状況で、彼女は自らの無実を証明できるのか。人間の心の闇と集団心理の恐怖を描く衝撃作。
ネット上の声
- 今のところ観てる作品は
- サバスとは魔女のこと🧙♀🧹現代に生きる魔女と若き精神病理学者が織りなす怪奇ラブ
- 恋におちる演出が横回転なキモさ、ワンカット内で一瞬でモチーフが火から水へ移行、終
- “白昼夢の中でキスした女”が現実に現れたと思ったら、その女が不気味に笑いながら画
サスペンス
- 製作年1988年
- 製作国イタリア,フランス
- 時間95分
- 監督マルコ・ベロッキオ
- 主演ベアトリス・ダル
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18世紀フランスの小説家レイモン・ラディゲの処女作で、これまでも幾度か映像化されている「肉体の悪魔」を、現代イタリア映画界を代表するマルコ・ベロッキオ監督が大胆に翻案して描いた官能ロマン。高校生のアンドレアは、精神分析医である父の患者で、金持ちの娘ジュリアと知り合い、激しい恋に落ちる。2人は何度も逢瀬を重ねるが、そのことに気付いたジュリアの婚約者の母プルチーニ夫人は激昂し、アンドレアの父親に抗議する。アンドレアは父親からジュリアと付き合わないよういさめられるが……。日本では1987年に劇場初公開。2014年「マルコ・ベロッキオ特集上映」にて上映。
ネット上の声
- 発掘良品を観る #445
- あまりよくわからなかった。
- レーモン・ラディゲの原作をベースに、大胆な脚色を加えたマルコ・ベロッキオ監督作品
- しょっぱなの、屋根の上を歩いてくる女の子のシーンからおおおとなって、その後登場し
ヒューマンドラマ
- 製作年1986年
- 製作国イタリア,フランス
- 時間115分
- 監督マルコ・ベロッキオ
- 主演マルーシュカ・デートメルス