全25作品。OZAWA監督が制作した映画ランキング

定められた条件を守りながら、さまざまな映画人がオリジナルの刑事物語を手がける短編オムニバス「刑事（でか）まつり」シリーズ第3弾。「主人公は刑事であること」「完成尺は10分を1秒でも超えてはいけない」「本編中に最低でも5回ギャグを入れること」という3つの条件の下、熊切和嘉、小泉徳宏、佐藤佐吉、山下敦弘ら11人の監督による11作品がそろう。

遊園地の地下に隠された5億円を巡って、強盗団と汚職刑事たちが激しい争奪戦を繰り広げる、オール・フィリピン・ロケの無国籍アクション。監督・脚本は「くノ一忍法帖・柳生外伝」の小沢仁志。撮影を「売春暴力団」の佐光朗が担当している。主演は「凶犯」の小沢仁志と中村綾。99年度モントリオール・ファンタジア映画祭招待作品。

ゴーストと呼ばれる、極道社会で噂になっている殺し屋がいる。ある日、ひとりの男が、コリアンマフィアに拉致されかけた少女を救う。男は彼女に、遠い昔に捨てた娘の姿を重ねた。やがてふたりは強大なマフィアに追われる身となってしまい…。

龍虎兄弟は日本の漢民街でヤクザとして生きている。兄・昇の腕には竜の刺青が、弟・猛の腕には虎の刺青があった。ある日、龍虎は武田から組を継承するよう言い渡されるが、若頭はこれに反発。裏社会のボスと手を組んで漢民街と武田組を乗っ取ろうとする。

韓国に渡ったW.R.C理事長の梅原は、裏組織の朝鮮南北統一を果たし、裏切り者の情報を得る。そんな中、同じく理事長の田村は、公安0課の佐野と接触。梅原の情報を売ることで失脚を謀っていた。一方、亡き会長の事故死を怪しむ秘書・多田野は…。

統一されたヤクザ社会によって巨大コンツェルンとして発足したW.R.C。内部にスパイがいるとにらんだ梅原は、裏切り者をあぶり出そうと動き始める。同じ頃、理事長の田村は中国マフィアと接触。W.R.Cのトップに昇り詰めようと画策していた。

会長の事故死、内部スパイの発覚、中国マフィア襲撃などの被害が重なり、W.R.C内には大きな亀裂が生じていた。会長職のポスト争いも絡み、理事長の梅原と田村を主軸とする分裂抗争に発展する。そんな中で梅原は、田村と中国マフィアの癒着をかぎつける。

巨大企業として日本に君臨するヤクザ組織。その総合商社、W・R・Cの会長・立花は、警察や官僚を買収することでさらに強固な組織を築き上げていた。ある日、W・R・Cの内部にスパイが潜伏しているとの情報が入り、巨大組織が疑心暗鬼から分裂し始める。

最愛のジヒョンが殺され、梅原は悲しみを隠しながら裏切り者を捜す。秘密捜査官として潜入捜査をしている多田野は、上司の佐野から警察のデータベースにある自分の記録が消えてしまったことを知らされる。一方、梅原は取引現場で佐野によって逮捕され…。

白熱灯の下で浮かび上がる極道の残虐行為。その主は、無口で癇癪持ちのある男。どうやらその男は、絡んできた輩2人をバラしてしまったようだ。男が籍を置く組と警察が面子を懸けて彼を追い詰めるが、ブチ切れた男は眠らない街に血の雨を降らせ続け…。

いよいよ、WRCの役員会議で会長選任を行うこととなった。理事長の梅原（小沢仁志）が候補確実と思われたのだが、副会長の今野（野口雅弘）が会長候補に名乗り出た。逮捕された理事長の田村（菅田俊）は佐野（深水三章）よって釈放され、梅原暗殺へと向かう。その頃、自宅で妻・涼子（遠藤沙季）といた多田野（波岡一喜）にも魔の手が迫っていた。理事長の座を掴むのは誰なのか！？梅原と多田野の関係は！？ ついに物語はクライマックスを迎える！！

あるサイトの高額報酬バイトに集まった男女4人。仕事の内容は「ヤクザの組長を拉致しろ」というもの。互いの顔、正体すら知らない4人が任務を遂行することになるが、その裏にはとんでもないわなが潜んでいた。やがて、4人それぞれの正体が明らかになり…。

警視庁外苑署で、女性警官のみで構成される“性犯罪特別捜査班”が結成された。各課から寄せ集められたメンバーたちは慣れない仕事に戸惑うばかりだったが、ある日同署の管内で婦女暴行殺人事件が発生。捜査本部から全く当てにされず独自に捜査を開始した彼女たちは、少しずつ犯人に迫っていくが……。Vシネマ俳優として活躍する小沢仁志が“OZAWA”名義でメガホンを取った刑事ドラマ。主演は「ワンダフルライフ」の吉野紗香。

中国人娘のボディガードを依頼された殺し屋がたどる道行きを描いたアクション・ロードムービー。監督・脚本は俳優の小沢仁志で、製作をつとめた「ＳＣＯＲＥ」に続き本作では監督デビューも飾っている。撮影は高橋俊光。主演は小沢と、台湾出身のアイドルでこれが日本映画初出演となるビビアン・スー。

小沢仁志が監督・主演、新宿2丁目を舞台に繰り広げられる任侠ムービー。巽一家の組長が、15年前に失踪した息子に跡目を継がせろと言い残して病死。遺言を受けた若頭の竜らが行方を探るが、ようやく見つけだした息子はニューハーフになっていた。そんな中、巽一家と敵対する本城会が水面下で怪しい動きを見せ始め……。