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フランスを代表する巨匠ルネ・クレール監督が、お人よしの男が殺人犯をかくまったことから巻き起こる騒動を描いた人情喜劇。パリの下町で暮らすジュジュは、仕事もせずに酒に溺れる毎日を送っていた。そんなある日、近所に暮らす音楽家の友人の家に、警官を殺したピエールが逃げ込んでくる。2人はピエールを追い出そうとするが、負傷した彼を放っておけず、かくまうことに。ところが、ジュジュがひそかに思いを寄せているマリアがピエールに夢中になってしまい……。「天井桟敷の人々」の名優ピエール・ブラッスールが、ろくでなしだが憎めない主人公ジュジュを熱演。シャンソン歌手ジョルジュ・ブラッサンスが音楽家の友人役を演じる。1957年製作・公開。2019年6月、クレール監督の生誕120周年を記念して4Kデジタルリマスター版が公開。2021年10月にもルネ・クレール没後40周年にあわせた「ルネ・クレール レトロスペクティブ」でも4Kデジタルリマスター版が公開。
ネット上の声
- 可笑しくて、面白くて、やがて悲しくて、ペーソスがあって、何だか深い 観終わった味わいは寅さんと同じなのです
- 私は善人でないし情に厚くないのでジュジュに肩入れできず、ジュジュの友人の芸術家も
- 信じて疑わないピュアな人々と身勝手で傲慢な人間の対比を浮き彫りにし...
- お金持ちになったらフォアグラを君に
ヒューマンドラマ
- 製作年1957年
- 製作国フランス,イタリア
- 時間98分
- 監督ルネ・クレール
- 主演ジョルジュ・ブラッサンス
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「巴里祭」「自由を我等に」「焔の女」のルネ・クレールが、一九四六年フランスにおいて、パテ・シネマと米国RKOラジオ協同作品として原作脚色監督製作したもので、「シュヴァリエの流行児」以来約十年スクリーンを遠ざかっていたモーリス・シュヴァリエが主演している。助演は「乙女の星」「最初の舞踏会」のフランソワ・ペリエ、クレールが二百名の新人中からばってきしたマルセル・デリアンを始め、同じく新人ダニー・ロバン、クレール映画の端役の常連レイモン・コルディ及びポール・オリヴィエ、その他ロベール・ピザーニ、ローラン・アルモンテル等である。なお撮影は「犯罪河岸」「弾痕」のアルマン・ティラール、音楽は「最初の舞踏会」「奥様は唄に首ったけ」のジョルジュ・ヴァン・パリスが作曲、セットはレオン・バルサックの装置で一九〇六年当時のパリ市街、サイレント映画撮影所、ミュージック・ホール、映画館などが再現された。
ネット上の声
- 口説き文句の参考書、かな。
- 映画製作映画
- この映画を見終わったあと、主人公のような粋な中年男になりたいと本気で思ってしまっ
- 老いた男が若者に恋の指南をしたことで、意中の女性が奪われるという話に留まらず、そ
ヒューマンドラマ、 スティーヴン・セガール主演の沈黙
- 製作年1946年
- 製作国フランス
- 時間99分
- 監督ルネ・クレール
- 主演モーリス・シュヴァリエ
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フランスの巨匠ルネ・クレール監督の初期の代表作のひとつで、フランス革命記念日「巴里祭」の前日に織り成される男女のすれ違いの恋の行方を情緒豊かに描いたラブストーリー。アパルトマンの向かいどうしに住むタクシー運転手のジャンと花売り娘のアンナは、密かにひかれ合っていた。巴里祭の前日である7月13日、にわか雨をきっかけに心を通わせた2人は、翌日に踊りにいく約束をする。しかし、思いがけない出来事によって彼らの仲は引き裂かれ……。1932年製作で、日本では翌33年に公開。2019年6月、クレール監督の生誕120周年を記念して4Kデジタルリマスター版が公開。2021年10月にもルネ・クレール没後40周年にあわせた「ルネ・クレール レトロスペクティブ」でも4Kデジタルリマスター版が公開。
ネット上の声
- 【巴里の下町で起きる恋物語を、丁寧に描いた作品。80年と言う時を越えて響く懐かしき趣の作品である。】
- パリの屋根の下で繰り広げられる軽やかな恋愛模様、夢にしずむような貴...
- 日本のクラシック映画のお手本はここにあったのかと思うようなオープニ...
- クレールの粋な演出が堪能できるフランス映画の古典
ヒューマンドラマ
- 製作年1933年
- 製作国フランス
- 時間91分
- 監督ルネ・クレール
- 主演アナベラ
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ネット上の声
- 授業で見た、お洒落でユーモアでかわいくてみんな大好きフランス映画〜って感じですご
- 時間の止まったかのようなパリを舞台にした、あまりにも荒唐無稽な短編ながら、時が止
- 本作あたりから映画という文化に物語性が帯びるようになるという映画史的に重要な一作
- この時が止まるストーリー設定が、当時の人の発想でここまでのクオリティができたこと
ファンタジー、 ヒューマンドラマ
- 製作年1923年
- 製作国フランス
- 時間60分
- 監督ルネ・クレール
- 主演アンリ・ロラン
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ネット上の声
- イタリア麦の帽子が不在のマクガフィンとなってこの映画をドライブさせ、飄々とした人
- 一件落着、まであと一歩を何度も何度も繰り返すけど、その分最後はぴったり決まる
- 「自由を我等に」(1931)「巴里祭」(1932)のルネ・クレール監督がサイレン
- 初っ端、ヴィヴァルディ四季の春から始まるサイレント映画
ヒューマンドラマ
- 製作年1927年
- 製作国フランス
- 時間70分
- 監督ルネ・クレール
- 主演アルベール・プレジャン
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音楽教師・クロードは生徒にばかにされ、作曲コンクールに応募する作品の制作もままならない現実に辟易していた。だがある時迷い込んだ夢の中で、彼は美しい娘のピアノ教師を務め、自らのオペラ上演を約束される。だがオペラ上演直前に夢の舞台が一転し…。
ネット上の声
- 伝説の2枚目のコメディーです
- 美女はすぐそばにいた
- 夜ごとのクレール
- 観逃したままだったら大損失だった!
ヒューマンドラマ
- 製作年1952年
- 製作国フランス
- 時間87分
- 監督ルネ・クレール
- 主演ジェラール・フィリップ
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フランスから英国を経て渡米したルネ・クレールの「焔の女」に次ぐ1942年作品。ユーモア作家ソーン・スミスの原作を、ロバート・ピロッシュとマーク・コネリー(「スケルトンの映画騒動」)が脚色、「窓」の監督者テッド・テズラフが撮影をロイ・ウェッブが音楽を担当している。主演は「我等の生涯の最良の年」のフレドリック・マーチ、「初恋時代」のヴェロニカ・レイクで、ロバート・ベンチリー、セシル・ケラウェイ、スーザン・ヘイワードらが助演する。
ネット上の声
- 本作はあだやおろそかにしてはなりません 全ての魔女もののルーツです
- クソ真面目に独立をしたプロテスタントに対するアイロニー。
- 無邪気で純粋なスクリューボール・コメディだ。
- 世代を超えて愛され続けているTVドラマ
ヒューマンドラマ
- 製作年1942年
- 製作国アメリカ
- 時間77分
- 監督ルネ・クレール
- 主演フレドリック・マーチ
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「沈黙は金」につぐルネ・クレール監督作で、イタリアにおいて撮影が行われた。「ファウスト」の物語であるが、ゲーテの戯曲によらず、ファウスト伝説よりの独自の構想で映画化されている。脚本はクレールと、劇作家アルマン・サラクツウの協力になるもの。撮影は「恐るべき親達」のミシェル・ケルベ、音楽はロマン・ヴラドの担当。主演は「リゴレット」のミシェル・シモンに「パルムの僧院」のジェラール・フィリップで、「バラ色の人生」のシモーヌ・ヴァレール、コソセルバトワアル出身の新人ニコール・ベナール、クレエル映画の定連レイモン・コルディらが共演、カルロ・ニンキ、パオロ・ストッパらのイタリア俳優が助演する。
ネット上の声
- ルネ・クレール監督ジェラール・フィリップ主演のサスペンス・コメディ
- 運命に抗う人間。悪魔より残酷な人間。
- ルネ・クレール監督版の「ファウスト」
- “ファウスト伝説”の映画化
ヒューマンドラマ
- 製作年1949年
- 製作国フランス,イタリア
- 時間96分
- 監督ルネ・クレール
- 主演ジェラール・フィリップ
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「幽霊西へ行く」「パリ祭り」のルネ・クレールがハリウッドで監督した第一回作品で、「スポイラース(1942)」「天使」のマレーネ・ディートリッヒが主演する。脚本は「激怒(1936)」「妻と女秘書」のノーマン・クラスナが書き下ろし、「孔雀夫人(1936)」のルドルフ・マテが撮影を指揮した。助演者は、「キング・コング(1933)」キング・コング」のプルース・キャボット、「運命の饗宴」のローランド・ヤング、「天使の花園」のミッシャ・オーアらである。
- 製作年1941年
- 製作国アメリカ
- 時間78分
- 監督ルネ・クレール
- 主演マレーネ・ディートリッヒ
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フランスの巨匠ルネ・クレールが、貧富の差が広がる社会への批判や機械化への社会風刺を込めながら、男たちの友情と恋を描いた作品。刑務所仲間のルイとエミールは脱獄を図るが、要領の良いルイだけが成功してしまう。ルイはレコードを売る露天商から蓄音機会社の社長にまで出世する。やがて刑期を終えたエミールは、ジャンヌという女性に一目ぼれするが、彼女は偶然にもルイの会社の工場で働いていた。工場でエミールとルイは再会するが……。「ルネ・クレール レトロスペクティブ」(2021年10月15日~、東京・新宿武蔵野館ほか)で4Kレストア版を上映。
ネット上の声
- 観たかった度◎鑑賞後の満足度◎ 約90年前の映画とは思えぬ先進性、斬新さ、完成度、いまだに色褪せぬ社会風刺とフランスらしいエスプリ。 映画を我等に!
- チャップリンの「モダン・タイムス」(1936年)に影響を与えたと言われているルネ
- 知らない人に是非教えてあげたい、この至福感
- 新しい工場では人間の仕事は機会を見守るだけです!『モダンタイムス』や『プレイタイ
ヒューマンドラマ
- 製作年1931年
- 製作国フランス
- 時間86分
- 監督ルネ・クレール
- 主演アンリ・マルシャン
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「巴里祭」「最後の億万長者」に次いでルネ・クレールが渡英しアレクサンダー・コルダの下で作った映画で、クレールが本国を離れてからの第一回作品である。原作はパンチに掲載されたエリック・コウンの短篇小説で、それに基づいて劇作家のジョフリー・カーが改作、「ウォタルー街」「ウィーンの再会」の作者ロバート・シャーウッドが脚本を書いた。主演者は「巌窟王」「三十九夜」のロバート・ドーナットで、「シーコウヤ」「キャラバン」のジーン・パーカーと「キャラバン」のユージン・ポーレットの二アメリカ俳優が相手役として出演する外、ラルフ・バンカー、モートン・セルテン、ヘイ・ピートリー、「ドン・ファン」のパトリシア・ヒリヤード、エルザ・ランチェスター、イヴァーリー・グレッグ、マーク・デーリー、エリオット・メイソン、ハーバート・ローマス等が助演している。撮影は「宝島」「猫とバイオリン」のハロルド・ロッスンの担任で、「夕暮れの歌」「コンゴウ部隊」のミッシャ・スポリアンスキーが作曲に当たっている。
ネット上の声
- 鑑賞後、ちょっと幸せな気持ちになる
- クレールの幽霊は底抜けの明るさ!
- ハイランダーは意地っ張り!
- 久しぶりの鑑賞
ファンタジー、 ヒューマンドラマ
- 製作年1935年
- 製作国イギリス
- 時間95分
- 監督ルネ・クレール
- 主演ロバート・ドーナット
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フランスの名匠ルネ・クレールが「巴里の屋根の下」に続いて撮りあげたトーキー第2作で、宝くじの当たり券を巡って繰り広げられる大騒動を描いたミュージカル喜劇。パリのアパルトマンで暮らす借金まみれの画家ミシェルと、その婚約者でオペラ座ダンサーのベアトリス。ある日、ミシェルの友人プロスペールが彼に宝くじの当選を知らせに来る。ミシェルはその宝くじを古い上着のポケットに入れていたのだが、上着は彼の知らぬ間に他人の手に渡っていて……。「ルネ・クレール レトロスペクティブ」(2021年10月15日~、東京・新宿武蔵野館ほか)で4Kレストア版を上映。
ネット上の声
- お金だって大切なのさ!
- パリと音楽への信頼
- 宝くじ騒動
- オペラを利用したミュージカルシーンはコミカルに外しながらロマンチックなクレールの
ヒューマンドラマ
- 製作年1931年
- 製作国フランス
- 時間81分
- 監督ルネ・クレール
- 主演アナベラ
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ネット上の声
- 「FIN」を突き破ってまた戻って…
- 天才ですね
- 冒頭の砲台をいじるのはフランシス・ピカビアとエリック・サティ、チェスを打つのはデ
- マン・レイやマルセル・デュシャンがちょっと出演してるのも面白い!
- 製作年1924年
- 製作国フランス
- 時間14分
- 監督ルネ・クレール
- 主演ジャン・ボルラン
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フランスの名匠ルネ・クレールが初めて手がけたトーキー作品で、パリの下町で若者たちが織りなす恋の行方を描いたロマンティックコメディ。パリの街角で歌いながら楽譜を売っている青年アルベールと相棒ルイ。ある日、アルベールはルーマニア出身の女性ポーラと出会い、恋心を抱く。しかし、ポーラはゴロツキのフレッドからも言い寄られていて……。主題歌として使用されたタイトルと同名のシャンソンも人気を博した。「ルネ・クレール レトロスペクティブ」(2021年10月15日~、東京・新宿武蔵野館ほか)で4Kレストア版を上映。
ネット上の声
- 技術的な限界とかではなく、無声映画とトーキーのハイブリッドで作るという製作方針で監督は撮ったのだとおもいます
- 【善性溢れる、品の良い1930年製作のコミカルラブファンタジー映画。モノクロ映像と音楽のバランスも良い。】
- 【自作のシャンソンを巴里の街角で歌う青年アルベール🎼町の娘ポーラを巡る恋模様】
- デジタルリマスター版で見始めたら、画質が悪く、途中でやめて、4Kデジタル・リマス
ヒューマンドラマ
- 製作年1930年
- 製作国フランス
- 時間75分
- 監督ルネ・クレール
- 主演アルベール・プレジャン
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「自由を我等に」「巴里祭」に次ぐルネ・クレールの作品で、原作監督とも例によってクレールが行ったものである。主演者はフランスの舞台で有名なマックス・デアリーを始めとして、マルト・メロー、「トト」のルネ・サン・シール、「巴里祭」のポール・オリヴィエ、同じくレイモン・コルディ、「巴里-伯林」のシャルル・レッジー、ジョゼ・ノゲロ、クリスチアーヌ・リーブ、マルセル・カルパンチェ、シノエル、等の面々である。作曲は「巴里祭」と同じくモーリス・ジョーベールであるが、その他のスタッフは従来のクレール作品とは異なり、撮影は「ミス・ヨーロッパ」「吸血鬼」のルドルフ・マテが、装置は「にんじん」のリュシアン・アゲッタンが担任している。なお、これはルネ・クレールが従来のトビス社から一時離れてパテエ・ナタン社の委嘱の下に作った映画である。
ネット上の声
- 昔の人もアホになりたかったんだ!
- ユーモアたっぷり
- ワンワンワンッ!
- うちもこれで行こうよ
ヒューマンドラマ
- 製作年1934年
- 製作国フランス
- 時間92分
- 監督ルネ・クレール
- 主演マックス・デアリー
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『犯罪小説の女王』と呼ばれた故アガサ・クリスティー女史が40年に発表した同名小説の映画化第1回作品。第2回はジョージ・ポロック監督の66年作「姿なき殺人者」、第3回はピーター・コリンソン監督の76年作(未公開)。戦火を避けて渡米していたルネ・クレールが監督。脚本をルネ・クレールと、「男の敵」でアカデミー賞を得たダドリー・ニコルズが書いている。撮影は「南部の人」のルシアン・アンドリォット。音楽はチャールズ・プレヴィン。出演はイギリス出身の俳優が多くバリー・フィッツジェラルド、ウォルター・ヒューストン、ルイス・ヘイワード、ジューン・デュプレなど。
ネット上の声
- 阿笠いやアガサ・クリスティの戯曲版が原作で、小説版とは結末が違うらしい
- 1945年(昭和20年)公開のアガサ・クリスティの名作です
- そして誰も居ニャクニャッタ!(by猫)
- クレールらしくない作品・・・
サスペンス
- 製作年1945年
- 製作国アメリカ
- 時間97分
- 監督ルネ・クレール
- 主演バリー・フィッツジェラルド
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「巴里の屋根の下」などで知られるフランスの名匠ルネ・クレールが初めて手がけたカラー作品で、「悪魔の美しさ」「夜ごとの美女」でも組んだ人気俳優ジェラール・フィリップを主演に迎えたロマンティックコメディ。
ある田舎町に騎兵隊の一行がやって来た。プレイボーイのアルマン中尉は「まだ見ぬ女性を駐屯中の1カ月の間に恋人にする」と仲間たちに宣言し、偶然から選ばれた美しいパリジェンヌ、マリー=ルイーズを振り向かせようとする。警戒心からアルマンを冷たくあしらうマリー=ルイーズだったが、町の名士ヴィクトルからの求婚に迷う彼女は、次第にアルマンにひかれていく。アルマンも彼女の毅然とした態度にひかれ、いつしか本気で愛するようになるが……。
「狂熱の孤独」でもフィリップと共演したミシェル・モルガンがマリー=ルイーズを演じた。「素直な悪女」でブレイクする前のブリジット・バルドーも出演。
ネット上の声
- 名作の味わい
- ルネ・クレール監督のドン・ファン
- 遊びから本気の恋
- 扉が開かない
ヒューマンドラマ
- 製作年1955年
- 製作国フランス
- 時間108分
- 監督ルネ・クレール
- 主演ジェラール・フィリップ