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老監督と俳優たちが、今は亡き名優の故郷を巡る旅。過去と現在が交錯する、ポルトガルへの郷愁に満ちたロードムービー。
フランスで活躍する俳優アフォンソが、老監督マノエルらと共にポルトガル北部を旅する物語。その目的は、今は亡き父の親戚を訪ねること。車窓から流れる美しい風景、立ち寄る村々での人々との出会い。それは、監督自身の記憶と、ポルトガルの歴史を辿る旅路。過去の思い出と現在の風景が静かに重なり合う中、一行はアフォンソのルーツ、そして「世界の始まり」へと向かう。巨匠マノエル・デ・オリヴェイラが自身の半生を投影した、郷愁と人生への深い思索に満ちた映像詩。
ネット上の声
- 続・お爺ちゃん、バンザイ!
- 不思議と心に残る作品
- まるで会話を運ぶロードムービーであり、目的地へと向かうことで人物たちの過去の記憶
- 幼い頃の思い出をたどる老映画監督と、亡き父の故郷をはじめて訪れる若い俳優の旅程を
ヒューマンドラマ
- 製作年1997年
- 製作国ポルトガル,フランス
- 時間95分
- 監督マノエル・ド・オリヴェイラ
- 主演マルチェロ・マストロヤンニ
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16世紀、大航海時代の悲劇。夫を失い異国から帰る船が難破、無人島に漂着した貴婦人を待つ、愛と絶望、そして究極の選択。
舞台は16世紀のポルトガル。若き貴族の女性エマは、夫と共にアフリカの戦地へ。しかし、夫は戦闘で命を落とす。失意の中、エマは帰国の船に乗るが、その船の船長と恋に落ちる。新たな愛を見つけたかに思えた矢先、船は嵐で難破。エマと船長、そして数人の乗組員は無人島に漂着。水も食料もない極限状態。生き残るための欲望が、人々の理性を蝕んでいく。愛を誓ったはずの男が見せる、恐ろしい本性。エマが下さなければならない、あまりにも過酷な決断。
ネット上の声
- オリヴェイラがカニバルからのカーニバルという駄洒落を体現させるために作った作品(
- オープニング、観客にヒューヒュー言われながらパーティ会場に入っていくところから面
- ずっとオペラなので、おお、オペラ、、おお、、、森のなかで、、うう、、眠い、、うう
- オペラ形式で話の進みが遅いのがやや退屈だが、撮影もライティングも神がかって良いし
ファンタジー、 ヒューマンドラマ
- 製作年1988年
- 製作国ポルトガル
- 時間90分
- 監督マノエル・ド・オリヴェイラ
- 主演ルイス・ミゲル・シントラ
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16世紀フランス宮廷。夫への貞節と燃え上がる恋心の間で揺れる若き公爵夫人の、魂の葛藤。
舞台は16世紀、絢爛豪華なフランスの宮廷。若く美しいクレーヴの奥方は、誠実な夫に深い敬愛を抱きながらも、魅力的なヌムール公と運命的な出会いを果たす。許されぬ恋と知りながら、日に日に募る想い。夫への貞節を守るべきか、心のままに生きるべきか。自らの高潔な魂と激しい情熱の狭間で、彼女が下す苦悩の決断。その愛の行方を描く、心理ドラマの傑作。
ネット上の声
- 母の遺言、夫の視線、誘う男の音楽
- この思い、叶うことなかれ
- なんという傑作!!!
- 「女は世間体が大事」
ヒューマンドラマ
- 製作年1999年
- 製作国ポルトガル,フランス,スペイン
- 時間107分
- 監督マノエル・ド・オリヴェイラ
- 主演キアラ・マストロヤンニ
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1974年アフリカ植民地戦争の最前線。一人の兵士が語るポルトガル史に、栄光はあったのか。
舞台は1974年、泥沼化するアフリカ植民地戦争。ポルトガル軍の若き少尉と兵士たちは、終わりなき戦闘の合間に自国の歴史を語り始める。「なぜ我々はここで戦うのか」。その問いは、古代から大航海時代、そして近代に至るまで、ポルトガルが経験した数々の輝かしくも悲劇的な敗北の歴史へと遡っていく。英雄たちの挑戦、無謀な戦い、そして空しい結末。歴史上の敗北と、目の前の不毛な戦争が重なり合う時、兵士たちは「支配の空しい栄光」の意味を知る。巨匠が描く壮大な歴史哲学詩。
ネット上の声
- 右から読んでも左から読んでも、NON!
- 過去の総決算
- 難しい・・・
- 武力によって他国を征服する空しさをポルトガルの歴史と現代をシームレスにかけ合わせ
ヒューマンドラマ
- 製作年1990年
- 製作国ポルトガル,スペイン,フランス
- 時間110分
- 監督マノエル・ド・オリヴェイラ
- 主演ルイス・ミゲル・シントラ
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巨匠マノエル・デ・オリヴェイラが自身の記憶を辿る。失われた古き良きポルトの街並みと、そこに生きた人々の追憶の物語。
ポルトガル映画の巨匠、マノエル・デ・オリヴェイラ監督が、自らの幼少期を過ごした故郷ポルトを巡る追憶の旅。20世紀初頭の活気あふれる街並み、裕福なブルジョワ家庭での暮らし、初めての恋、そして時代の変化の波。記録映像と再現ドラマ、そして監督自身のナレーションが交錯し、個人的な記憶が普遍的なノスタルジーを呼び起こす。今はもう失われてしまった風景と、そこに確かに存在した人々の息遣い。映画という魔法で蘇る、監督の心象風景。
ネット上の声
- 「コロンブス」DVDに「わが幼少時代のポルト」同時収録なの今さら知る
- あららら・・・・
- オリヴェイラの映画では一番のお気に入りの『アブラハム渓谷』のがポルト近辺の田舎町
- オリヴェイラの歳まで生きながらえ、かつ現役であり続けたからこそ為せた御業なんよ
ヒューマンドラマ
- 製作年2001年
- 製作国ポルトガル,フランス
- 時間61分
- 監督マノエル・ド・オリヴェイラ
- 主演ジョルジ・トレパ
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ポルトガルの美しい渓谷を舞台に、退屈な結婚生活から逃れるため奔放な愛に溺れる絶世の美女の、虚しさと渇望の物語。
ポルトガルの陽光あふれるアブラハム渓谷。誰もが振り返るほどの美貌を持つ少女エマは、裕福だが歳の離れた医師と結婚し、何不自由ない生活を手に入れる。しかし、夫からの愛を感じられず、満たされない心と退屈な日常。その渇きを癒すかのように、彼女は次々と愛人との情事に溺れていく。刹那的な快楽を追い求めるエマだったが、心の隙間は埋まるどころか、虚しさは募るばかり。美しき渓谷で、彼女が本当に求めていたものとは。一人の女性の魂の彷徨。
ネット上の声
- 「着替える」こと
- 恐ろしいみずみずしさ
- はちゃめちゃ不毛な色恋沙汰に溺れていた時期に、頭のおかしい感情移入しながら鑑賞し
- 悠久の時を共に過ごしたかのような圧倒的密度で、ポルトガルの空気を肌で感じたと錯覚
ヒューマンドラマ
- 製作年1993年
- 製作国ポルトガル,フランス,スイス
- 時間189分
- 監督マノエル・ド・オリヴェイラ
- 主演レオノール・シルヴェイラ
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精神病院を舞台に、患者たちが演じるダンテの『神曲』。現実と虚構が交錯する、魂の救済を巡る深遠な物語。
現代ポルトガルの精神病院。そこでは、患者たちが聖書や歴史上の人物を自称し、独自の共同体を形成。ある日、純粋な魂を持つ若い女性ソニアが入院。彼女の出現をきっかけに、患者たちは自らの罪と救済を求め、ダンテの『神曲』を演じ始める。地獄、煉獄、そして天国へと至る壮大な物語が、彼らの現実の苦悩とシンクロ。演劇は次第に熱を帯び、現実と虚構の境界線は曖昧に。果たして、この奇妙な劇の果てに彼らが目にする光景とは。
ネット上の声
- 今年ダンテの『神曲』を読んだので、オリヴェイラのこちらも今年中に観たいと思ってて
- 神よ、御覧頂いているでしょうか?
- 狂気で幸福な世界
- 最近自分にもようやく唯物論的感覚が分かるようになり、自分がいかに唯物論者で無かっ
ヒューマンドラマ
- 製作年1991年
- 製作国ポルトガル,フランス,スイス
- 時間141分
- 監督マノエル・ド・オリヴェイラ
- 主演マリア・デ・メディロス
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老境を生きる舞台俳優が自らの人生について思いを巡らせる人間ドラマ。監督・脚本は「クレーヴの奥方」のマノエル・ド・オリヴェイラ。出演は「ボーマルシェ」のミシェル・ピコリ、「ダンサー・イン・ザ・ダーク」のカトリーヌ・ドヌーヴ、「シャドウ・オブ・ヴァンパイア」のジョン・マルコヴィッチ、「クレーヴの奥方」のアントワーヌ・シャペーほか。
ネット上の声
- ただ人生を理解するだけ、それが映画!
- ちょっと良さが分からなかった・・・
- 変化のきっかけを逃し続けること
- オリヴェイラ監督92歳の作品
ヒューマンドラマ
- 製作年2001年
- 製作国ポルトガル,フランス
- 時間90分
- 監督マノエル・ド・オリヴェイラ
- 主演ミシェル・ピッコリ
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亡き夫を崇拝する未亡人と、その過去に嫉妬する新たな夫。ポルトガルの上流階級を舞台にした奇妙な三角関係の喜劇。
夫の死後、すぐに再婚した若く美しい未亡人ヴァンダ。しかし、新たな夫リカルドは、彼女が理想化し続ける亡き前夫の影に、病的なまでの嫉妬を募らせる異常な状況。過去への嫉妬はエスカレートし、ついには前夫の亡霊を呼び覚まそうとさえする始末。ポルトガルのブルジョワ社会を背景に、生者と死者が織りなす愛憎の物語。過去の愛と現在の愛が交錯する、皮肉に満ちた人間模様の結末。
ネット上の声
- 「永遠のオリヴェイラ」追悼上映、川崎で見逃したぶんを地元群馬県まで追いかけました
- その…あたしのような大馬鹿もんには、最初の自殺した現夫が亡くなるまでの、舞台で云
- 冒頭のサイレント的画面、編集など素晴らしいが、オリヴェイラにしてはつまらん部類
- 話自体はくだらないのだが相変わらず妙に真面目な作りで全体的には退屈
ヒューマンドラマ
- 製作年1971年
- 製作国ポルトガル
- 時間114分
- 監督マノエル・ド・オリヴェイラ
- 主演マリア・デ・サイセット
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舞台はポルトガルのとある階段通りに面した古びたアパート。靴屋を営む老人、会計士とその若く美しい妻、謎を秘めた老女。そこに暮らす人々の何気ない日常を、カメラは静かに映し出す。大きな事件は起こらない。ただ、窓辺から通りを眺め、階段ですれ違い、短い言葉を交わすだけ。しかし、その断片的な光景から、彼らが抱える孤独、秘めた情熱、そして人生の黄昏が滲み出る。繰り返される日々の営みの中に、人生の真実が垣間見える瞬間。
ネット上の声
- 階段のある街の中には全てがある
- 底辺然とした人々が多かったりしょうもない展開が続いたりするのに、フェリーニの懐古
- ファドとギターとバレエで彩られたリスボンの階段通りで暮らす貧困層の人々を描いた群
- こういう物語全体が地味で動きの無い映画を見ることが今までほとんどなかった状態でこ
ヒューマンドラマ
- 製作年1994年
- 製作国ポルトガル,フランス
- 時間96分
- 監督マノエル・ド・オリヴェイラ
- 主演ルイス・ミゲル・シントラ
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ポルトガルの巨匠マノエル・デ・オリベイラが、「新大陸の発見で知られる冒険家クリストファー・コロンブスはポルトガル人だった」というマヌエル・ルシアーノ・シルバによる新説に触発され、コロンブス生誕の謎を追った研究者とその妻の半世紀にも渡る旅を描いたドラマ。オリベイラ自身が、妻のマリア・イザベル・デ・オリベイラと長年連れ添った夫婦を演じる。
ネット上の声
- クリストーバル・コロンって誰のこと?
- 映画界の至宝が描く宝石の様な一編
- ドキュメンタリーだと思いました
- 帆をはり、風をうけ、船よ進め
ヒューマンドラマ
- 製作年2007年
- 製作国ポルトガル,フランス
- 時間75分
- 監督マノエル・ド・オリヴェイラ
- 主演リカルド・トレパ
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ヒューマンドラマ
- 製作年1942年
- 製作国ポルトガル
- 時間71分
- 監督マノエル・ド・オリヴェイラ
- 主演ナシメント・フェルナンデス
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現代ポルトガルを代表する女流作家アグシティナ・ベッサ=ルイーシュの原作小説を、ポルトガルの巨匠マノエル・デ・オリヴェイラ監督が映像化。原作の持つ意味深な台詞をそのまま生かしながら、オリヴェイラ流のアイロニーのエッセンスを加え、謎めいたファム・ファタールの物語を作り出す。
ネット上の声
- 賛・百歳。「家宝」というより「国宝」か!
- オリヴェイラ流ファム・ファタール
- 家宝は自ら輝きを増すらしい
- ジャンヌ・ダルクのように
ヒューマンドラマ
- 製作年2002年
- 製作国ポルトガル,フランス
- 時間132分
- 監督マノエル・ド・オリヴェイラ
- 主演レオノール・バルダック
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2015年に106歳で他界するまで現役最高齢の映画監督として活躍したポルトガルの名匠マノエル・ド・オリベイラが、1982年に手がけた自伝的ドキュメンタリー。
ポルトガル北部の都市ポルトに1942年に建てられてから約40年間オリベイラ監督が暮らした家を舞台に、家族について、そしてオリベイラ監督自身の人生についてたどる。「アブラハム渓谷」の原作者でもあるポルトガル文学の巨匠アグスティーナ・ベッサ=ルイスがテキストを担当。
オリベイラ監督が自身の死後に発表するようことづけていたため、彼が他界した2015年にポルト、リスボン、カンヌ国際映画祭、山形国際ドキュメンタリー映画祭にて上映された。日本では、2025年4月開催の特集上映「オリヴェイラ2025 没後10年 マノエル・ド・オリヴェイラ特集」にて劇場初公開。
ネット上の声
- オリヴェイラ版 建もの探訪とファミリーヒストリー
- ドキュメンタリーではない。
- タイトルなし(ネタバレ)
- やさしい空気、家の匂い
ドキュメンタリー
- 製作年1982年
- 製作国ポルトガル
- 時間68分
- 監督マノエル・ド・オリヴェイラ
- 主演マノエル・ド・オリヴェイラ
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19世紀ポルトガル、破滅へと向かう男女の愛憎劇。嫉妬と情熱が交錯する、悲劇的恋愛の記録。
舞台は19世紀ポルトガルの上流社会。裕福な地主で作家のジョゼ・アウグストは、英国商人の娘フランシスカと出会い、恋に落ちる。しかし、彼の親友も彼女に惹かれていたことから、三人の関係は嫉妬とプライドが渦巻く複雑なものに。互いを求めながらも傷つけ合う、熱烈で不安定な二人の愛。その行き着く先は、逃れられない悲劇的な運命。
ネット上の声
- 長い、眠い、登場人物に感情移入できない
- フランシスカは劇中ファニーという愛称で呼ばれているのに、その表情は終始暗く、微笑
- 視線の交わらない構図に切り返しもなく、対話感のない会話を二度繰り返すことで対話た
- 固定画面の中で人物はほとんど視線を交えることなく、画面の外か偶にカメラに視線を向
ヒューマンドラマ
- 製作年1981年
- 製作国ポルトガル
- 時間166分
- 監督マノエル・ド・オリヴェイラ
- 主演ディオゴ・ドリア
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地中海を巡る豪華客船。歴史と文明を語らう旅路の果てに待つ、衝撃の結末。
歴史学者の母ローザと娘のマリア。二人は西洋文明の源流を辿るため、地中海クルーズの旅へ。エジプト、ギリシャ、イスタンブール。各地の遺跡を訪れ、歴史に思いを馳せる母娘。船上では、著名な三人の女性と船長との出会い。それぞれの母国語で交わされる、文化や戦争、そして未来についての対話。穏やかな航海は、文明の調和を象徴するかのよう。しかし、その静寂を破る突然の出来事。彼らの語らいが辿り着く先とは。
ネット上の声
- 大巨匠の世界史入門篇と思ったら・・・
- 全く情報を入れず、ポルトガル映画❓
- これは映画なのかっ?!戸惑いの95分
- オリヴェイラ監督が語りかけるもの
ヒューマンドラマ
- 製作年2003年
- 製作国ポルトガル,フランス,イタリア
- 時間95分
- 監督マノエル・ド・オリヴェイラ
- 主演レオノール・シルヴェイラ
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「アブラハム渓谷」「階段通りの人々」のポルトガル映画界の巨匠、マノエル・デ・オリヴェイラ監督がファウスト伝説をモチーフに善悪の観念を交錯させる暗黒喜劇。製作は『フランチェスカ』(映画祭上映・TV放映のみ)以来オリヴェイラの全長編作品を手がける「リスボン物語」のパオロ・ブランコ。小説家アグシティナ・ベッサ=ルイーシュがゲーテの詩劇『ファウスト』から着想した物語を基に、オリヴェイラが脚本・台詞を執筆。撮影は「アブラハム渓谷」「階段通りの人々」のマリオ・バロッソ、美術は「階段通りの人々」「リスボン物語」のゼ・ブランコ、編集はオリヴェイラと「神曲」以来オリヴェイラ作品に参加するヴァレリー・ロワズルーがそれぞれ担当。使用曲はソフィア・グバイドゥリーナの『ヴァイオリンと管弦楽のための協奏曲“オフェルトリウム”』と『チェロ、バイアン、弦楽のためのパルティータ“キリスト最期の七つの言葉”』の終曲、イゴール・ストラヴィンスキーの歌劇『放蕩児の遍歴』の第三幕への前奏曲、そして黛敏郎の『弦楽四重奏のための前奏曲』。オリヴェイラは本作で初めて国際的なスターを起用し、「私の好きな季節」の仏女優カトリーヌ・ドヌーヴ、「シェルタリング・スカイ」などの演技派の米国人男優ジョン・マルコヴィッチが主演。共演はポルトガルの名優でオリヴェイラ作品の常連、「階段通りの人々」のルイス・ミゲル・シントラ、「アブラハム渓谷」のヒロインのレオノール・シルヴェイラほか。
ネット上の声
- 誘惑できないメフィストフェレス
- えぇ、、、っと?
- 豊穣なる老い
- これもよう分からんというか『ファウスト』も手塚先生のとかざっくりの話だけで原書に
ヒューマンドラマ
- 製作年1995年
- 製作国フランス,ポルトガル
- 時間90分
- 監督マノエル・ド・オリヴェイラ
- 主演カトリーヌ・ドヌーヴ
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2015年4月に106歳で亡くなるまで、精力的に映画を撮り続けたマノエル・ド・オリベイラ監督が101歳の時にメガホンをとった一作。若くして亡くなった娘の写真撮影を依頼されたイザクは、白い死に装束姿で花束を手に眠るように横たわるアンジェリカにカメラを向けた。イザクがピントを合わせた瞬間、ファインダー越しのアンジェリカがまぶたを開き、イザクにやさしく微笑んだ。驚きながらも撮影を終えたイザクが写真を現像すると、今度は写真の中からアンジェリカが微笑みかけた。連続する不思議な出来事から、すっかりアンジェリカに心を奪われてしまったイザク。そんな彼の思いに応えるかのように、アンジェリカの幻影がイザクの前に姿を現す。イザク役にオリベイラ作品の常連俳優で、監督の実の孫でもあるリカルド・トレパ。アンジェリカ役に「女王フアナ」「シルビアのいる街で」のピラール・ロペス・デ・アジャラ。
ネット上の声
- 若くして亡くなった美女の遺影を任された青年が、彼女の不思議な微笑みに心奪われ体験
- 亡くなったばかりの娘の写真を撮ってくださいといわれて出かけていった若い写真家の話
- ずばり、好き嫌いが分かれる作品です。 美しい画面からは常にほの暗さ...
- 「なんか面白そう」で見る作品ではない
ヒューマンドラマ
- 製作年2010年
- 製作国ポルトガル,スペイン,フランス,ブラジル
- 時間97分
- 監督マノエル・ド・オリヴェイラ
- 主演リカルド・トレパ
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1908年生まれで現役世界最高齢監督のマノエル・デ・オリベイラが、104歳となる2012年に発表した長編作品。ヨーロッパの小さな港町で、帳簿係として働くジェボは、妻と義理の娘とともに、8年前に失踪した息子ジョアンの帰りを待ちわびていた。そんなある日、息子が突然姿を現し、家族は動揺を隠し切れず……。ジャンヌ・モロー、クラウディア・カルディナーレという2人の名女優を筆頭に、マイケル・ロンズデール、ルイス・ミゲル・シントラらをキャストに迎え、ある家族の愛を描いたポルトガルの戯曲を映画化した。
ネット上の声
- 巨匠の作品を理解するのは、難しい
- 理解不足でしっくり来ませんでした
- 短編の小説を読んでいるような
- 珈琲もいいけど夕飯は~ ? ?
ヒューマンドラマ
- 製作年2012年
- 製作国ポルトガル,フランス
- 時間91分
- 監督マノエル・ド・オリヴェイラ
- 主演マイケル・ロンズデール
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「アブラハム渓谷」「クレーヴの奥方」などで知られるポルトガルの巨匠マノエル・ド・オリベイラが監督・脚本を手がけ、ルイス・ブニュエル監督による1967年のフランス映画「昼顔」の登場人物たちの38年後を描いたドラマ。
老紳士アンリはパリのコンサート会場で、かつての親友の妻セヴリーヌと偶然にも再会を果たす。セヴリーヌはアンリから逃げるようにその場を去るが、アンリは彼女を捜し出し、真実を打ち明けるという口実で食事に誘う。
「昼顔」でアンリ役を務めたミシェル・ピコリが再び同役を演じ、カトリーヌ・ドヌーブが演じたセヴリーヌ役には「ブルジョワジーの秘かな愉しみ」「北の橋」などのビュル・オジエを起用。2025年4月開催の特集上映「オリヴェイラ2025 没後10年 マノエル・ド・オリヴェイラ特集」にてデジタルリマスター版を上映。
ネット上の声
- もしかすると、「金脈」を掘り当てたかも知れない
- なんという美しさ、なんというエレガンス!
- どうして不満? この結末で 良いんです!
- こんな映画もたまにはいいんじゃないかな
ヒューマンドラマ
- 製作年2006年
- 製作国フランス,ポルトガル
- 時間70分
- 監督マノエル・ド・オリヴェイラ
- 主演ミシェル・ピッコリ
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「アブラハム渓谷」「クレーヴの奥方」などで知られるポルトガルの巨匠マノエル・ド・オリベイラが、19世紀ポルトガル文学を代表する小説家カミーロ・カステロ・ブランコの最後の日々を映画化したドラマ。ブランコの手紙や調書、新聞記事などを基にオリベイラ監督が脚本を手がけ、ブランコの生家を舞台に、葛藤と苦悩の末に拳銃自殺を遂げるまでの姿を描きだす。
後に映画監督として活躍し、本作では撮影も手がけるマリオ・バローゾがブランコ役を務め、「熱波」のテレーザ・マドルーガ、オリベイラ監督作の常連俳優ルイス・ミゲル・シントラが共演。音楽にはワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」「バルジファル」を使用した。
日本では、2025年4月開催の特集上映「オリヴェイラ2025 没後10年 マノエル・ド・オリヴェイラ特集」にて劇場初公開。
ネット上の声
- 死に至る道程
- タイトルなし(ネタバレ)
- 回転する馬車の車輪
- 陰鬱で救いがない
ヒューマンドラマ
- 製作年1992年
- 製作国ポルトガル,フランス
- 時間77分
- 監督マノエル・ド・オリヴェイラ
- 主演テレサ・マドゥルガ
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今年で102歳となる現役最高齢の映画作家マノエル・デ・オリベイラが、ポルトガルの文豪エサ・デ・ケイロスの短編小説を映画化。リスボンから南に向かう列車の中で、とある夫人と隣り合わせた青年マカリオは、「話して楽になりたい」といい、衝撃的な体験談を語り始める。それは、マカリオと、彼がひと目で恋に落ちたブロンド少女・ルイザの奇妙な物語だった……。主人公マカリオにオリベイラ監督の孫リカルド・トレバ。
ネット上の声
- フレーム内フレームで切り取られるカタリナ・ヴァレンシュタインに気づくと夢中だ
- 日本サヨナラ勝ち!よかった〜⚾️㊗️
- 少女は美しいが全然「過激」ではない。
- ブロンド少女は過激におぞましく
ヒューマンドラマ
- 製作年2009年
- 製作国ポルトガル,スペイン,フランス
- 時間64分
- 監督マノエル・ド・オリヴェイラ
- 主演リカルド・トレパ