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フィンランドの片田舎。終身刑から出所した女と盲目の老牧師、人々の祈りを運ぶ手紙が繋ぐ魂の再生の物語。
2009年、フィンランド。終身刑の囚人だったレイラは、恩赦によって出所するも生きる希望を失っていた。彼女に与えられた仕事は、人里離れた家で暮らす盲目のヤコブ牧師の身の回りの世話。その仕事とは、助けを求める人々から毎日届く大量の手紙を牧師に読み聞かせ、彼が祈りを捧げる手伝いをすること。他人のために祈り続ける牧師を理解できず、反発するレイラ。しかしある日、あれほど届いていた手紙がぱったりと来なくなる。生きる意味そのものだった手紙を失い、絶望する牧師の姿を目の当たりにした時、レイラの凍てついた心に変化が訪れ始める。彼女が下す、ある決断。
ネット上の声
- その赦し、その手紙、映画館で触れて欲しい
- 気づかないところで支えてくれている人たち
- 心の触合いを優しい視線で綴った珠玉の名作
- 私たちは皆、生きているのではなく
ヒューマンドラマ
- 製作年2009年
- 製作国フィンランド
- 時間75分
- 監督クラウス・ハロ
- 主演カーリナ・ハザード
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ソ連統治下のエストニア。秘密を抱えた一人の剣士が、子供たちにフェンシングを教えることで希望を見出す感動の実話。
1950年代初頭、ソ連の圧政下にあるエストニアの田舎町。秘密警察から逃れるため、元フェンシング選手のエンデルが教師として赴任。過去を隠し静かに暮らそうとするが、子供たちの熱意に押されフェンシングを教えることに。剣を握ることで生きる喜びを取り戻していく子供たちとエンデル。しかし、彼の存在を嗅ぎつけた秘密警察の影が忍び寄る。子供たちとの約束を守るため、彼が下す重大な決断。希望をかけた大会への道と、彼を待ち受ける過酷な運命。
ネット上の声
- 高ぶる感動はないが上手くまとまっている。
- マルタの睨みつけた表情が好き‼︎
- 思ったより淡々とした映画だった。
- 小さき子、見事剣士の心をつく
ヒューマンドラマ
- 製作年2015年
- 製作国フィンランド,エストニア,ドイツ
- 時間99分
- 監督クラウス・ハロ
- 主演マルト・アヴァンディ
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「こころに剣士を」のクラウス・ハロ監督が、作者不明の「運命の絵」に魅せられた老美術商とその家族を描いたフィンランド発のヒューマンドラマ。年老いた美術商オラヴィは、家族よりも仕事を優先して生きてきた。そんな彼のもとに、音信不通だった娘から電話がかかってくる。その内容は、問題児の孫息子オットーを、職業体験のため数日間預かってほしいというお願いだった。そんな中、オラヴィはオークションハウスで1枚の肖像画に目を奪われる。価値のある作品だと確信するオラヴィだったが、絵には署名がなく、作者不明のまま数日後のオークションに出品されるという。オットーとともに作者を探し始めたオラヴィは、その画風から近代ロシア美術の巨匠イリヤ・レーピンの作品といえる証拠を掴む。「幻の名画」を手に入れるべく資金集めに奔走するオラヴィは、その過程で娘親子の思わぬ過去を知る。
ネット上の声
- 1枚の絵画をめぐるミステリー(謎)から、1つの家族をめぐるミステリー(不可解さ)
- 世の中のものの価値を決める基準は、価値があるかどうかじゃなくて、そのものの価値を
- 結局、「その作品が好き」ではなく「誰が描いた作品か(サインがあるとか、しかるべき
- 資金繰りが苦しい画商のおじいちゃんがすったもんだしながら、長年培ってきた経験を生
ヒューマンドラマ
- 製作年2018年
- 製作国フィンランド
- 時間95分
- 監督クラウス・ハロ
- 主演ヘイッキ・ノウシアイネン