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「アネット」「ホーリー・モーターズ」などの鬼才レオス・カラックスが初めて自ら編集を手がけ、圧倒的なビジュアルセンスで記憶と思考をコラージュしたセルフポートレート映画。
カラックス監督がパリの現代美術館ポンピドゥー・センターからの委任で構想するも、予算が膨らみすぎたため実現しなかった展覧会の代わりとして制作。「いま君はどこにいる?」というポンピドゥー・センターからの問いかけを根源的に捉え直し、自分がどこから来てどこへ行くのかという答えのない謎に、地の底から響くような低い声で口ごもりながら語る。
ジャン=リュック・ゴダール監督の後期のエッセイスタイルへオマージュを込めながら、家族について、映画について、20世紀の独裁者と子どもたちについて、死者たちについて、そして哲学者ベルクソンが提唱した「エラン・ヴィタル(生の飛躍、生命の躍動)」について、ホームビデオから映画、音楽、写真などさまざまなジャンルやフォーマットの映像を、夢の断片のようにコラージュしていく。
ネット上の声
- カラックス監督ファンにはたまらない一本!過去作へのオマージュが満載で、夢と現実が入り混じる感じが最高だった。
- ちょっと哲学的で難しかったけど、映像がすごく綺麗で引き込まれた。
- うーん、正直よくわからなかったw 好きな人は好きそうだけど、予備知識ないとキツいかも。
- 最高の映像詩!
ヒューマンドラマ
- 製作年2024年
- 製作国フランス
- 時間42分
- 監督レオス・カラックス
- 主演レオス・カラックス
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パリ、ポンヌフ橋。天涯孤独な大道芸人と失明寸前の画学生、二人の魂が激しく燃え上がる、破滅的で純粋な愛の物語。
舞台は、改修工事で封鎖されたパリのポンヌフ橋。そこで暮らす天涯孤独の大道芸人アレックス。彼の前に現れたのは、家出してきた画学生ミシェル。彼女は原因不明の病で、徐々に視力を失いつつあった。互いの孤独を埋めるように惹かれ合う二人。しかし、ミシェルの目を治す治療法が見つかったというポスターが街中に貼られ、彼女を失うことを恐れたアレックスは常軌を逸した行動に。二人の愛の行方は、狂気と純粋さの狭間で激しく揺れ動く。
ネット上の声
- 特典映像を見ると、この映画が完成し、見れたことにまず感謝をしたい
- パリは寝ているべきか、目覚めるべきか?
- 気づいたらスクリーンに惹きつけられてた
- レオス カラックス ポンヌフまでは
ホームレス、 クリスマス、 恋愛
- 製作年1991年
- 製作国フランス
- 時間125分
- 監督レオス・カラックス
- 主演ドニ・ラヴァン
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愛のないセックスで感染する奇病が蔓延する近未来のパリ。治療薬を巡る危険な計画と、破滅的な恋に身を焦がす青年の疾走。
舞台は、愛のないセックスで感染する奇病STBOが蔓延する近未来のパリ。伝説の詐欺師の息子アレックスは、父の旧友から治療薬の血清を盗み出す計画に引き込まれる。目的は借金の返済と、旧友の若く美しい愛人アンナへの募る想い。計画の準備が進む中、アンナへの禁断の恋心は危険なほどに燃え上がっていく。果たして計画の行方は。そして、純粋で暴力的な愛の結末。
ネット上の声
- 主人公がデビッドボウイのモダンラブで疾走するシーンがあまりにカッコよかったので鑑
- 劇場公開時に「ポンヌフの恋人」を鑑賞して以来のレオス・カラックス監督作品
- 片頬に塗られた血が全てを表していた。アレックスの心は既に元恋人の元...
- 痛みとともに思い出す、あの毒ある甘さ
ヒューマンドラマ
- 製作年1986年
- 製作国フランス
- 時間125分
- 監督レオス・カラックス
- 主演ドニ・ラヴァン
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一台のリムジンでパリを巡る謎の男。彼は一体何者なのか。観る者の現実を揺さぶる、奇想天外な人生の断片。
現代のパリ、夜明けから深夜までの一日。主人公は、オスカーと名乗る謎の男。彼は一台の白いリムジンに乗り込み、大企業の社長、物乞いの老婆、殺人者など、全く異なる人格へと次々に変身していく。彼の目的は、指示された「予約」に従い、役柄を完璧に演じきること。しかし、その行為の意味も依頼主も一切不明。虚構と現実の境界線が曖昧になる中、オスカー自身の疲弊と葛藤。全ての「予約」を終えた彼が辿り着く意外な終着点と、その存在の驚くべき真実。
ネット上の声
- オープニング、戻る→進む 商業化形式化した映画 観客は寝ている。 ...
- 求む!!誰か、この映画の意味が理解出来た方は、教えて下さい!
- カラックスを観ずして映画通を名乗るなかれ。
- パンフがなければ真の理解ができなかった。
ヒューマンドラマ
- 製作年2012年
- 製作国フランス,ドイツ
- 時間115分
- 監督レオス・カラックス
- 主演ドニ・ラヴァン
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失恋した青年が夜のパリで出会った、もう一つの孤独な魂。モノクロームの映像で綴る、痛切で運命的な一夜の物語。
恋人に振られた映画監督志望の青年アレックスは、絶望を抱えて夜のパリを彷徨う。その道中、彼はアパートの窓辺で同じく失恋に苦しむ女ミレーユの姿を目撃し、インターホン越しに彼女の独白を聞いてしまう。彼女に運命的な何かを感じたアレックスは、ミレーユを探し求め、とあるパーティーでついに彼女との対面を果たす。同じ痛みを分かち合う二つの孤独な魂は、急速に惹かれ合っていく。しかし、その一夜の出会いの果てに待っていたのは、あまりにも衝撃的な結末だった。若き日の衝動と虚無感を鮮烈に描く。
ネット上の声
- レオス・カラックス監督は今まで手付かずだったので、手始めに監督23歳での鮮烈デビ
- デジタル・リマスター版DVDをレンタルしての鑑賞
- シンプル、かつ、気高いタイトル
- 夢を読み解くように・・・
ヒューマンドラマ
- 製作年1983年
- 製作国フランス
- 時間104分
- 監督レオス・カラックス
- 主演ドニ・ラヴァン
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過激なコメディアンと天才オペラ歌手。完璧な二人の愛は、謎めいた娘アネットの誕生によって、狂気と幻想のロックオペラへと変貌する。
現代のロサンゼルス。挑発的なスタンダップコメディアンのヘンリーと、国際的に名高いオペラ歌手のアン。誰もが羨む二人の愛は、メディアの注目の的。やがて彼らの間に、神秘的な娘アネットが生まれる。しかし、この子の誕生が二人の運命を大きく狂わせ始める。ヘンリーは名声を失い、嫉妬と焦燥に駆られる一方、アンのキャリアは輝きを増していく。愛、名声、芸術が交錯する中で、二人の関係は徐々に闇へと堕ちていく。これは、栄光から破滅へと向かう、一つの家族のダークで壮大なミュージカル。
ネット上の声
- アダム・ドライバーは好きだが眠くなってしまった
- 繰り返される愛と死の果ての崩壊劇
- アダム・ドライバーは良かった
- Annette 人形で目が覚める。
ヒューマンドラマ
- 製作年2021年
- 製作国フランス,ドイツ,ベルギー,日本
- 時間140分
- 監督レオス・カラックス
- 主演アダム・ドライヴァー
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「ポンヌフの恋人」のレオス・カラックスが、「白鯨」で知られるアメリカ人作家ハーマン・メルビルの「ピエール」を映画化。才能に溢れた小説家ピエールは、豊かなノルマンディの自然に囲まれた城に住み、美しい婚約者を持つ青年。しかし、ある日姉と名乗る長い黒髪のジプシー女に惹かれた彼は、すべてを失っていくのだった。出演は、ギョーム・ドパルデュー、カトリーヌ・ドヌーブ、カテリーナ・ゴルベワほか。
ネット上の声
- レオス・カラックスにとってのla femme fatale としてのカテリーナ・ゴルべワのための映画
- 潜在意識に遡行する仕掛けはいつも・・・
- 映像芸術としてのカラックス映画
- わけ解らないフランス映画の頂点
ヒューマンドラマ
- 製作年1999年
- 製作国フランス,ドイツ,スイス,日本
- 時間134分
- 監督レオス・カラックス
- 主演ギョーム・ドパルデュー