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40年ぶりにナポリで再会したアメリカ人実業家とイタリア人の旧友。人生の黄昏に、友情と家族の温かさを再発見する物語。
1985年、イタリア・ナポリ。仕事でこの地を訪れたアメリカ人実業家ロバート。彼は40年前、米兵としてナポリに駐留していた。そんな彼を空港で待っていたのは、旧友のアントニオ。多忙なロバートは早々に立ち去ろうとするが、陽気で人情味あふれるアントニオに引き留められ、ナポリの街を巡ることに。アントニオの家族との温かい交流や、街の活気に触れるうち、仕事に追われ忘れていた人間らしい感情を取り戻していくロバート。やがて彼は、アントニオが40年間守り続けてきた、ある優しい嘘を知る。二人の男の友情が、人生の豊かさを教えてくれる感動作。
ネット上の声
- ジャック・レモンとマストロヤンニ、二人の名優のやり取りが本当に素晴らしい。観終わった後、心がじんわり温かくなる名作。ナポリの風景も最高!
- ガラにもなく泣いちゃった。優しさに溢れた映画です。
- 妹を想う優しい嘘と、国境を越えた男の友情に胸が熱くなった。こういう映画、もっと増えてほしいな。
- マイベストシネマ!
ヒューマンドラマ
- 製作年1985年
- 製作国イタリア
- 時間106分
- 監督エットレ・スコーラ
- 主演ジャック・レモン
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第二次大戦後のイタリア、30年に渡る3人の男と1人の女の物語。時代に翻弄された友情と愛の行方。
1944年、イタリア解放を共に戦った3人の若きパルチザン、ジャンニ、アントニオ、ニコラ。戦後、それぞれの道を歩み始めた彼らの人生は、女優を夢見るルチアーナとの出会いで交錯。理想と現実、成功と挫折、そして変わらぬ友情と愛。イタリアの戦後史を背景に、30年の歳月が彼らにもたらしたものを描く一大叙事詩。かつての誓いは、果たして守られたのか。彼らの再会がもたらす、ほろ苦い真実。
ネット上の声
- エットレ・スコーラはやはり名作が多いなと、うーんと唸ってしまう作品
- 孤独な金持ち、貧乏人の友沢山
- 男性三人+女性一人の人生模様
- きっと私も○○だ!
ヒューマンドラマ
- 製作年1974年
- 製作国イタリア
- 時間123分
- 監督エットレ・スコーラ
- 主演ニーノ・マンフレディ
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1938年、ローマ。ファシズムが熱狂する歴史的な一日、孤独な主婦と秘密を抱えた男の、束の間の出会い。
舞台は1938年5月、ヒトラーがローマを訪問する祝祭の日。国民がパレードに熱狂する中、アパートに取り残された主婦アントニエッタ。退屈な日常を送る彼女の前に現れたのは、向かいに住む男ガブリエーレ。彼は反ファシストとして警察に連行される直前の元ラジオアナウンサー。社会から疎外された二人が心を通わせる、たった一日だけの特別な時間。抑圧された時代の中で見つけた、ささやかな魂の解放の物語。
ネット上の声
- 観終わった後、特別な充実感が味わえる逸品
- 全てにおいての細かい演出が素晴らしい。
- ソフィアとマルチェロの二人芝居
- 建物の映し方がすごくいい
ヒューマンドラマ
- 製作年1977年
- 製作国イタリア,フランス
- 時間106分
- 監督エットレ・スコーラ
- 主演マルチェロ・マストロヤンニ
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セリフは一切なし。パリのダンスホールを舞台に、音楽とダンスだけで描く50年の物語。
舞台はパリの一軒のダンスホール。セリフは一切なく、ただ音楽とダンスだけが物語を紡ぐ。1930年代の人民戦線から始まり、第二次世界大戦の暗い影、解放の歓喜、そしてロックンロールやディスコの熱狂が渦巻く80年代へ。時代を彩る音楽と共に、ファッションも人々の表情も移り変わる。出会い、恋、嫉妬、別れ。言葉なくして雄弁に語られる、名もなき人々の人生の断片。50年にわたるフランス現代史の変遷を、一つの場所から定点観測する圧巻の映像詩。
ネット上の声
- パリのダンスホールを舞台に1930年から1980年までの時代の変遷を描く
- 言葉は無用!
- 限定された室内で無声の群像劇をやる…という挑戦的なスタイルが成功しているとは思え
- 公開時に観ていや良かったの覚えだけど、ものすごいヘンなノッポの人のすんごいヘンな
ヒューマンドラマ
- 製作年1983年
- 製作国イタリア,フランス,アルジェリア
- 時間112分
- 監督エットレ・スコーラ
- 主演ジュヌヴィエーヴ・レイ=パンシュナ
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一つのアパートメントを舞台に描かれる、ある家族の80年。人生と愛、そして時の流れを巡る壮大な叙事詩。
物語は1906年のローマから始まる。舞台は家族が暮らす一つのアパートメント。主人公カルロの洗礼式の赤ん坊時代から、老いて孫を持つまでの80年間の人生を追う。家族写真、誕生日、結婚、そして別れ。その全てを通して描かれる、時代の移り変わりと、変わらない家族の絆。誕生の喜び、喪失の悲しみ、秘めた恋心、静かな確執。人生のあらゆるドラマが、この部屋の中で繰り広げられる。何気ない日々の愛おしさを感じさせる感動の傑作。
ネット上の声
- 【イタリアのブルジョワ家族の三世代(1906~87年)を家の中だけで撮った異色の
- エットーレ・スコラ監督は配信もレンタルも少なくて残念すぎる
- 【第60回アカデミー賞 外国語映画賞ノミネート】
- ムッソリーニを生み出した土壌
ヒューマンドラマ
- 製作年1987年
- 製作国イタリア,フランス
- 時間127分
- 監督エットレ・スコーラ
- 主演ヴィットリオ・ガスマン
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閉館寸前の映画館「スプレンドール」。映写技師の青年と館主が辿る、映画への愛と人生が詰まった追憶の物語。
1980年代、イタリアの小さな町。かつては多くの人々で賑わった映画館「スプレンドール」も、時代の波には勝てず、ついに閉館の日。館主のジョルダンは、映写技師のルイジと共に、輝かしい日々を回想する。父から受け継いだ映画館、初めてフィルムを回した日の興奮、数々の名作との出会い、そして観客たちの笑顔。彼の人生そのものであった映画館の歴史。過去と現在が交錯する中、スクリーンに灯る最後の光が照らし出す、映画を愛した人々の記憶と未来への希望。
ネット上の声
- 父と息子が久しぶりに再会し、共に過ごした数時間を描くエットーレ・スコラ監督作品
- 85点 ペペロンチーノで店の質が分かる。
- 父と息子の関係を扱った作品
- 父と息子の「ある一日」
ヒューマンドラマ
- 製作年1989年
- 製作国イタリア
- 時間93分
- 監督エットレ・スコーラ
- 主演マルチェロ・マストロヤンニ
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ローマの下町で燃え上がる、男女三人の恋の炎。嫉妬が渦巻く、情熱的で滑稽なイタリアン・ラブコメディ。
舞台は活気あふれるローマ。煉瓦職人のオレステと花売りのアデライーデは熱愛中のカップル。しかし、ピザ職人のニelloの登場で、二人の関係に亀裂が生じる。アデライーデの心は、二人の男性の間で激しく揺れ動く。愛と嫉妬、友情と裏切りが交錯する、予測不可能な三角関係。イタリアの名匠エットレ・スコーラが描く、人間のどうしようもない可笑しさと哀しさ。恋のドラマの結末は、喜劇か、それとも悲劇か。
ネット上の声
- ひと味違うイタリアのロマコメ
- 映画らしい映画
- 恋心と嫉妬はいくつになっても消えません
- ゴミ捨て場から始まるメロドラマ
ヒューマンドラマ
- 製作年1970年
- 製作国イタリア
- 時間104分
- 監督エットレ・スコーラ
- 主演マルチェロ・マストロヤンニ
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19世紀末のイタリア。若い軽騎兵将校を執拗なまでに愛する病弱な醜女の苦悩を描く。製作はフランコ・コミッテリ、監督は「ジェラシー(1970)」以後の作品が10作ほど未公開に終わっていたエットーレ・スコラ。イジニオ・ウーゴ・タルケッティの原作を基にルッジェーロ・マッカリとエットーレ・スコラが脚色。撮影はクラウディオ・ラゴーナ、音楽はアルマンド・トロバヨーリ、編集はライモンド・クロチアーニ、美術はフィオレンツォ・セネーセ、衣裳はガブリエラ・ペスクッチが担当。出演はべルナール・ジロドー、ヴァレリア・ドビチ、ラウラ・アントネッリ、ジャン・ルイ・トランティニャン、マッシモ・ジロッティなど。イタリア語サウンドトラック。
ネット上の声
- 醜女の深情け
- 若く美しい青年将校ジョルジュはなかなか姿を見せない上司の従姉妹フォスカのことが気
- 「醜い女が美しき軍人に “深情け” を抱いて、つきまとう」話を「実際に顔がめっち
- 事件を起こした張本人は余裕こいてます。
ヒューマンドラマ
- 製作年1980年
- 製作国フランス,イタリア
- 時間118分
- 監督エットレ・スコーラ
- 主演ベルナール・ジロドー
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田舎町にある古びた映画館館主に自作作品には欠かせない存在であるマルチェロ・マストロヤンニを迎え、その映画的回想記をフリッツ・ラングの「メトロポリス」からエルマンノ・オルミの「木靴の樹」まで欧米の境界を超えた名作を引用し、綴った作品。製作はマリオ&ヴィットリオ・チェッキ・ゴーリ、監督、脚本はエットーレ・スコラ、撮影はルチアーノ・トヴォリ、音楽はアルマンド・トロバヨーリが担当。出演はマストロヤンニのほか、マッシモ・トロイージ、マリナ・ヴラディほか。
ネット上の声
- 人々の心の中で輝く館『スプレンドール座』
- 彼らは《映画》という淡い夢に生きた
- 映画マニアは生き辛いのだ
- イタリアの映画館の一生
ヒューマンドラマ
- 製作年1989年
- 製作国イタリア,フランス
- 時間111分
- 監督エットレ・スコーラ
- 主演マルチェロ・マストロヤンニ
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町のレストランを舞台にしたヒューマン・ドラマ。監督・脚本は「BARに灯ともる頃」のエットレ・スコーラ。共同脚本は「イル・ポスティーノ」のフリオ・スカルペッリほか。撮影は「イル・ポスティーノ」のフランコ・ディ・ジャーコモ。音楽は「ふたりの女」のアルマンド・トロヴァヨーリ。美術は「フェラーラ物語」のルチァーノ・リッチェリ。出演は「エリザベス」のファニー・アルダン、「パレルモ」のヴィットリオ・ガスマン、「ロルカ/暗殺の丘」のジャンカルロ・ジャンニーニ、「ラスト・ハーレム」のマリー・ジラン、「アメリカから来た男」のエロス・パーニ、「魅せられて」のステファニア・サンドレッリほか。1999年モントリオール国際映画祭特別グランプリ、同年ナストリ・ダルジェント賞最優秀助演女優賞、助演男優賞受賞。
ネット上の声
- マリオの夜
- 映画と食事、そのおいしい関係
- なんて暖かそうなお店!
- あったかい人間模様
ヒューマンドラマ
- 製作年2000年
- 製作国イタリア,フランス
- 時間108分
- 監督エットレ・スコーラ
- 主演ファニー・アルダン
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ルッジェーロ・マッカリと「三月生れ」のエットーレ・スコラが共同でシナリオを執筆、エットーレ・スコラが演出した艶笑譚。撮影はサンドロ・デヴァ、音楽は「昨日・今日・明日」のアルマンド・トロバヨーリが担当した。出演は「史上最大の喜劇 地上最笑の作戦」のヴィットリオ・ガスマン、「夏物語」のシルヴァ・コシナ、「太陽の誘惑」のアントネラ・ルアルディ、「ローマで夜だった」のジョヴァンナ・ラリ、「女の部屋」のエレオノーラ・ロッシ・ドラゴ、「危険なデイト」のジャンヌ・ヴァレリーなど。
ネット上の声
- 発掘良品を観る #553
- シルヴァ・コシナ観たさで8話まで我慢して、最後の9話でついに登場、脂ののったシル
- イタリアの下ネタには品がある(矛盾してないよ) 10分の小噺が9つの構成で、いろ
- 艶笑コメディというのか、全編とても粋でお洒落なイタリア映画、好みです
コメディ
- 製作年1964年
- 製作国イタリア
- 時間99分
- 監督エットレ・スコーラ
- 主演ヴィットリオ・ガスマン