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第一次大戦下の灼熱の砂漠。英国将校がアラブ民族を率い、歴史を動かす伝説と化す壮大な叙事詩。
舞台は第一次世界大戦下のアラビア。英国陸軍の異端児、T.E.ロレンスに下されたアラブ反乱軍への潜入任務。彼はそこで、部族間の対立を超えてアラブ民族を団結させ、オスマン帝国からの独立闘争を指揮。ゲリラ戦の天才的才能を開花させ、英雄へと祭り上げられていく。しかし、灼熱の砂漠での過酷な戦いと、英国の政治的思惑の狭間で、彼の精神は次第に摩耗。自らが何者なのかという苦悩の果てに、彼が下す決断とは。
ネット上の声
- 映画館で観るべき映画の最高峰。CGなしであの映像は信じられない。砂漠の広大さと音楽の壮大さにただただ圧倒された。これはもう芸術作品。
- 主人公ロレンスの人間的な苦悩がすごく伝わってきた。ただの英雄譚じゃない深みがある。
- 名作なのはわかるけど、正直ちょっと長くて途中集中力が切れちゃった。歴史の背景を知ってるともっと楽しめたのかも。
- とにかくスケールがすごい!でも4時間近くあるから、観るのに気合がいるかもw でも観終わった後の満足感は半端ないです。
ヒューマンドラマ
- 製作年1988年
- 製作国イギリス
- 時間227分
- 監督デヴィッド・リーン
- 主演ピーター・オトゥール
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第一次世界大戦下のアラビア、英国将校ロレンスがアラブ民族を率いて独立闘争に身を投じる、壮大な歴史叙事詩。
第一次世界大戦中の灼熱のアラビア砂漠。英国陸軍の情報将校T・E・ロレンスは、オスマン帝国からの独立を目指すアラブ民族の反乱を支援する任務へ。変わり者と見られていた彼は、その非凡な戦略でバラバラだった部族をまとめ上げ、奇跡的なゲリラ戦で次々と勝利。アラブ人から救世主と崇められる伝説的存在に。しかし、英雄としての栄光の裏で、彼はアラブと英国の政治的思惑の板挟みとなり、自らのアイデンティティを見失っていく苦悩。砂漠の過酷な自然と戦争の狂気が、彼の精神を蝕んでいく。
ネット上の声
- イギリス軍では下級将校だった人物がアラブ世界で大活躍、オスマン帝国への反乱を指揮
- 第35回アカデミー賞作品賞、監督賞、美術賞、音楽賞等7部門受賞
- 病院に入院したため、暇な時間に普段見ない長編作品を鑑賞
- この映画を観ずに死んではいけません
ヒューマンドラマ
- 製作年1962年
- 製作国イギリス
- 時間207分
- 監督デヴィッド・リーン
- 主演ピーター・オトゥール
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革命の嵐が吹き荒れるロシア。一人の詩人医師が愛と運命に翻弄される、壮大な叙事詩。
20世紀初頭、ロシア革命の動乱期。医師であり詩人でもあるユーリー・ジバゴは、貞淑な妻トーニャを愛しながらも、戦場で出会った情熱的な女性ラーラに心を奪われる。時代の荒波は二人を何度も引き裂き、そして巡り合わせる。過酷な運命の中で、自らの愛と信念を貫こうとするジバゴ。彼の人生を通して描かれる、壮大な愛と喪失の物語。その魂の軌跡は、後世に残された一編の詩へと昇華する。
ネット上の声
- 名匠デビッド・リーンが映画化した傑作
- リーン監督ホワイトドクター名はジバゴ
- 「ストレルニコフとコマロフスキー」
- 巨匠が描ききった、「通俗」の極み
ヒューマンドラマ
- 製作年1965年
- 製作国アメリカ,イタリア
- 時間194分
- 監督デヴィッド・リーン
- 主演オマー・シャリフ
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第二次世界大戦下、タイの捕虜収容所。誇りをかけた橋の建設が、男たちの運命を狂わせる戦争大作。
1943年、第二次世界大戦中のタイとビルマの国境付近にある日本軍の捕虜収容所。イギリス軍捕虜のニコルソン大佐は、収容所所長の斎藤大佐からクワイ河に鉄道橋を建設するよう命じられる。当初は抵抗するニコルソンだったが、やがて橋の建設こそが部下の士気を高め、イギリス軍の優秀さを示すことだと信じ始める。捕虜たちは彼の指揮の下、驚異的な速さで橋を完成させていく。一方、その橋が日本軍の重要な補給路となることを知った連合軍は、破壊工作員の派遣を決定。誇りと狂気の狭間で、男たちが築き上げた橋。その完成の先に待つ、皮肉で壮絶な結末。
ネット上の声
- あの有名な「クワイ河マーチ」が聞こえる
- 名作である事は認めつつ・・・・・・・
- 名誉と誇りを懸けた男たちの挑戦
- 《午前十時》小脱走があったのね
ヒューマンドラマ
- 製作年1957年
- 製作国アメリカ
- 時間155分
- 監督デヴィッド・リーン
- 主演アレック・ギネス
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「大いなる遺産」と同じくチャールズ・ディケンズの小説の映画化で、製作、監督も同じロナルド・ニーム(「黄金の篭」)、デイヴィッド・リーン(「超音ジェット機」)である。脚色はリーンと「情熱の友」のスタンリー・ヘインズ。撮影監督は「艦長ホレーショ」のガイ・グリーン、音楽作曲はアーノルド・バックスの担当。出演者はこの映画のためにえらばれた少年ジョン・ハワード・デイヴィスをめぐって「宝島」のロバート・ニュートン、「大いなる遺産」のアレック・ギネス、同じくケイ・ウォルシュ、フランシス・L・サリヴァン(「シーザーとクレオパトラ」)、メアリー・クレア(「赤い風車」)、故ヘンリー・スティーブンソン、ラルフ・トルーマンなど。
ネット上の声
- 白黒が物語りに”色”を感じさせてくれる
- 映像がかなり暗いです☆2つ半
- ああ、この町を歩いてみたい
- おばあちゃんが優しい・・・
ヒューマンドラマ
- 製作年1947年
- 製作国イギリス
- 時間105分
- 監督デヴィッド・リーン
- 主演アレック・ギネス
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謎の遺産が孤児の少年を紳士へと変える。19世紀英国を舞台に、愛と階級、そして衝撃の真実が交錯する文芸大作。
19世紀のイギリス。孤児の少年ピップは、ある日、脱獄囚との恐ろしい出会いを経験する。その後、裕福だが奇妙なミス・ハヴィシャムの屋敷に招かれ、彼女の養女である美しくも高慢なエステラと出会い、恋に落ちる。身分違いの恋に苦しむピップに、突如として匿名の人物から莫大な遺産が与えられるという知らせが舞い込む。「紳士」になるための資金を得てロンドンへ向かうピップ。華やかな社交界で暮らし始めるが、エステラへの想いは募るばかり。一体誰が、何のために彼に遺産を?富、愛、そして自らの過去に翻弄されるピップを待ち受ける、衝撃の運命。
ネット上の声
- ディケンズの世界が見事に映像化されたイギリス映画の古典的ドラマツルギー
- さすがデヴィッド・リーン監督、ディケンズらしさが横溢
- ピップは老けているけれど、物語は面白い。
- デヴィッド・リーン版『大いなる遺産』
ヒューマンドラマ
- 製作年1946年
- 製作国イギリス
- 時間118分
- 監督デヴィッド・リーン
- 主演ジョン・ミルズ
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19世紀末の英国。頑固な父親に反旗を翻した長女の、才覚と愛が人生を切り拓く痛快サクセスストーリー。
舞台は19世紀末、英国サルフォードの靴屋。店主ホブソンは三人の娘を無給でこき使う頑固な男。ある日、長女マギーは父の支配から抜け出すため、店の職人ウィリーとの結婚を決意。気弱なウィリーを一人前の男に育て上げ、父の店と競う自身の店を開くという大胆な計画。彼女の商才と愛情が、二人の未来、そしてホブソン家の運命さえも変えていく、その決断の行方。
ネット上の声
- デヴィッド・リーン監督のコメディ、すごくおもしろい!脚本がうまい
- 情婦ですっかりファンになったチャールズ・ロートンが出てる為に期待しすぎた私が悪い
- チャールズロートン、デブの中年のおっさんなのに、どこか透明感があって、天使みたい
- 自分勝手な理由で結婚に反対する父親と、それに対抗してなんとか結婚しようと画策する
ヒューマンドラマ
- 製作年1954年
- 製作国イギリス
- 時間107分
- 監督デヴィッド・リーン
- 主演チャールズ・ロートン
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1945年、イギリスの駅。偶然出会った妻子ある男女が、許されぬ恋に落ちる、切ない大人の恋愛ドラマ。
舞台は第二次世界大戦直後のイギリス郊外。平凡な主婦ローラは、週に一度の買い出しの帰り、駅の待合室で医師アレックと出会う。偶然から始まった二人の友情は、やがて抗いがたい恋心へと変化。家庭を持つ身でありながら、互いへの想いを募らせていく二人。毎週木曜日の密会は、彼らにとって唯一の安らぎであり、同時に罪悪感に苛まれる時間。社会の道徳と燃え上がる感情の狭間で揺れ動く彼らが下す、あまりにも切ない決断の行方。
ネット上の声
- 【”目に入った煤を取ってくれた彼。”今作は家族ある女がふとしたきっかけで同じく家族持ちの医師と疚しい心を抱きつつ恋に落ち、やがて別れる様を気品高く描いた恋愛映画である。】
- 奥さまに興味無さそうに毎日暮らしているかと思っていたけど、旦那さまは彼女の毎日の
- デヴィッド・リーン監督の最高傑作かもしれない‼️
- 〝すべてを覚えていたい 一瞬一瞬まで・・・〟
ヒューマンドラマ
- 製作年1945年
- 製作国イギリス
- 時間86分
- 監督デヴィッド・リーン
- 主演セリア・ジョンソン
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第一次大戦下のアイルランド。激動の時代に、許されざる恋に落ちた若き人妻の運命を描く、壮大な愛の叙事詩。
舞台は第一次世界大戦中のアイルランドの小さな海辺の村。村長の娘ロージーは、年の離れた実直な教師と結婚するも、退屈な日常に満たされなさを感じていた。そんな彼女の前に、赴任してきたイギリス軍の若き少佐が現れる。激しく惹かれ合う二人だったが、その恋は村人たちの反感を買い、やがてアイルランド独立運動の波に飲み込まれていく。愛と裏切り、そして戦争が引き裂く運命。デヴィッド・リーン監督が雄大な自然を背景に描く、悲しくも美しい一大ロマン。
ネット上の声
- デビッド・リーン監督が超一級の映像作家であることを再認識出来る作品に…
- 人物描写と観ている者に考えさせる構成が秀逸
- 渚に立ち籠める 蜻蛉の様に 愛は燃え上り
- わからん、何もわからん。さあ行こう・・・
ヒューマンドラマ
- 製作年1970年
- 製作国イギリス
- 時間195分
- 監督デヴィッド・リーン
- 主演ロバート・ミッチャム
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インドに旅した英国娘を通し、異民族文化同士の出会いと摩擦を描く。製作はジョン・ブラボーンとリチャード・グッドウィン、監督・脚色・編集は「ライアンの娘」以来14年ぶりのデイヴィッド・リーン、原作はE・M・フォースター(筑摩書房刊/この小説に基づくサンサ・ラマ・ルウ脚色の舞台もベースとなっている)、撮影はアーネスト・デイ、音楽はモーリス・ジャールがそれぞれ担当。出演はジュディ・デイヴィス、ヴィクター・バナルジ、ペギー・アシュクロフト、ジェームズ・フォックス、アレック・ギネス、ナイジェル・ヘイヴァースなど。
ネット上の声
- 独立の際に果たせなかった英国人とインド人の和解に重ね合わせたか…
- ミステリアスなインドと原作者フォスター?
- 異国文化への出会いとめまい
- 風格と良識を供え持つ傑作
ヒューマンドラマ
- 製作年1984年
- 製作国イギリス
- 時間163分
- 監督デヴィッド・リーン
- 主演ジュディ・デイヴィス
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「逢びき」に先じてノエル・カワードが製作した一九四四年作品で、彼の同名の劇を映画化したもの。監督は「逢びき」「大いなる遺産」のディビッド・リーン、撮影は上記二作の共同製作者ロナルド・ニーム、同じく二作の共同製作者アンソニー・ハヴロック・アランが共同製作を担当し、この三人が脚本を共同執筆した。主演は「誘惑の港」「ヘンリー五世(1945)」のロバート・ニュートン、「逢びき」のセリア・ジョンソンで、「大いなる遺産」「南極のスコット」のジョン・ミルズ、「大いなる遺産」の共同脚色者ケイ・ウォルシュ、「ハムレット(1947)」「逢びき」のスタンリー・ホロウェイ、「ウォタルー街」のアリスン・レゲット、「灰色の男」のエイミー・ヴェネス等が助演している。なおこれはテクニカラー色彩映画で、美術監督はC・E・ノーマン、音楽はミューア・マシーソンが指揮している。
ネット上の声
- 【1919年-1939年】
- 最初はジョン・ミルズの水兵さん姿を始めとした若作りに茫然とするが、徐々に物語に馴
- 第一次世界大戦が終わって復員してきたロバートは家族と共にイギリス郊外に引越し再出
- 『悲しみは空の彼方に』みたいな話だが、エモーションに欠けていてそんなに面白くない
ヒューマンドラマ
- 製作年1944年
- 製作国イギリス
- 時間114分
- 監督デヴィッド・リーン
- 主演ロバート・ニュートン
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「幸福なる種族」と同じくデイヴィッド・リーンが監督し、ロナルド・ニームが撮影したテクニカラーのノエル・カワード・シネギルド作品で、同じくリーンとニームがアンソニー・ハヴェロック・アランと協力して、カワード劇を脚色したもの。音楽はリテャード・アディンセルが書いている。主演は「殺人狂想曲」「幽霊と未亡人」のレックス・ハリソン、「野性の叫び」のケイ・ハモンド、「着かない港」のコンスタンス・カミングス、「暁の決闘」のマーガレット・ラザフォードで、「逢びき」のジョイス・ケイリー、ジャクリーン・クラーク、ヒュー・ウェイクフィールドが助演している。
ネット上の声
- 『アラビアのロレンス』『ドクトル・ジバゴ』の巨匠デヴィッド・リーン監督の初期の作
- '22〜'23冬のホラー/ミステリー祭⑤
- 【降霊術が壊す2人の絆】
- 緑星人現る、続々と
ファンタジー
- 製作年1945年
- 製作国イギリス
- 時間96分
- 監督デヴィッド・リーン
- 主演レックス・ハリソン
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水の都ヴェネツィアで、孤独な中年女性が経験する、生涯一度の燃えるような恋の物語。
1955年、夏のヴェネツィア。長年の夢を叶え、一人旅に訪れたアメリカ人女性ジェーン・ハドソン。孤独を抱えながらも、歴史的な街並みの美しさに心奪われる日々。そんな彼女の前に現れた、魅力的な骨董品店の主レナート。運命的な出会いから、二人は急速に惹かれ合い、情熱的な恋に落ちる。しかし、この甘美な時間には限りがあった。レナートの秘密、そして旅の終わりが迫る中、ジェーンは人生を揺るがす決断を迫られる。水の都で咲いた、儚くも美しい大人の恋の行方。
ネット上の声
- 随分前れちゃんさんから教えてもらったやつ🩵配信もレンタルもなくて、なかなか観られ
- 美しくも儚い大人のラブストーリー
- 《負け犬》≠恋の敗残者ではない
- お一人様の貴女にこそ観て欲しい
ヒューマンドラマ
- 製作年1955年
- 製作国イギリス
- 時間100分
- 監督デヴィッド・リーン
- 主演キャサリン・ヘプバーン
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音速の壁に挑んだ男たちの栄光と葛藤。航空史に名を刻む超音速ジェット機開発の裏側を描く、ヒューマンドラマ。
第二次世界大戦後のイギリス。巨大航空機メーカーの社長ジョンは、人類未踏の領域である「音速の壁」を突破するジェット戦闘機の開発に執念を燃やす。彼の娘婿であり、優秀なテストパイロットのトニーもその挑戦に身を投じる。しかし、危険なテスト飛行で多くのパイロットが命を落とし、父の野心と夫の安全の間で娘は苦悩。技術的な困難と人間関係の軋轢の中、ついに音速突破の瞬間が訪れようとしていた。偉業の裏にある、家族の愛と別れの物語。
ネット上の声
- ジェット機の開発に隠された愛憎劇
- タイトルだけ聞くと
- 上品ざます
- 音速への壁に挑戦するテストパイロットを描いた同じような作品のライトスタッフよりも
ヒューマンドラマ
- 製作年1952年
- 製作国イギリス
- 時間110分
- 監督デヴィッド・リーン
- 主演ラルフ・リチャードソン
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許されぬ愛に身を焦がす実在した女マデリーン・スミスの生き方を描く。製作はスタンリー・ヘインズ、監督はデイヴィッド・リーン、脚本はニコラス・フィップス、スタンリー・ヘインズ、撮影はガイ・グリーン、音楽はウィリアム・オルウィンが各々担当。出演はアン・トッド、ノーマン・ウーランド、イヴァン・デニ、レスリー・バンクスなど。
ネット上の声
- 観終わった後にゾ~ッとするようなミステリー風映画
- 『幸福なる種族』と同時期だけど、こちらは白黒
- 女に圧倒的な不利な時代
- 毒薬と令嬢
ヒューマンドラマ
- 製作年1950年
- 製作国イギリス
- 時間114分
- 監督デヴィッド・リーン
- 主演アン・トッド
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「幸福なる種族」「大いなる遺産」のデイヴィッド・リーンが監督した一九四九年作品。脚本はスリラー作家エリック・アンブラーが、H・G・ウェルズの同名の小説に取材して執筆し、さらに監督リーンと「大いなる遺産」のスタンリー・ヘインズが手を入れたものである。撮影は「大いなる遺産」のガイ・グリーンが指揮し、美術監督も「大いなる遺産」のジョン・ブライアンである。音楽はリチャード・アディンセルの作曲で、製作はロナルド・ニームである。主演は「第七のヴェール」のアン・トッド、「愛憎の曲」のクロード・レインズ、「逢びき」「青の恐怖」のトレヴァー・ハワードで、映画初出演のイザベル・ディーン、ベティ・デイヴィス、アーサー・ハワード等が助演している。
ヒューマンドラマ
- 製作年1948年
- 製作国イギリス
- 時間95分
- 監督デヴィッド・リーン
- 主演クロード・レインズ