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昭和44年に製作されたまま、公開されることのなかった幻の風景映画。正式なタイトルは、「去年の秋 四つの都市で同じ拳銃を使った四つの殺人事件があった 今年の春 十九歳の少年が逮捕された 彼は連続射殺魔とよばれた」である。彼とは、勿論あの永山則夫だ。映画のスタッフは、永山の足跡を忠実に追って日本列島をロケしてまわり、香港にまでも律儀に行く。カメラは、永山が眺めたであろう風景をただただ撮るだけである。撮影期間は44年8月~11月。編集・録音は44年12月、完成は44年12月。製作費950万円。この映画が5年間公開されなかったのは、足立・岩淵・野々村・山崎・松田・佐々木の6人のスタッフが、創り手と受け手の回路はかれら6人の内部で完結していると考えたからである。永山則夫の足跡を知るためには、鎌田忠良の『殺人者の意思』が参考になる。鎌田はこの映画のスタッフのよきチューナーであった。スタッフ側からのこの映画に対する発言は、松田政男『風景の死滅』、足立正生『映画への戦略』に収録されている。
ネット上の声
- センスはいいが格好だけ
- 切り取られるべき退屈な風景をたんたんと映す映画として提示されたのか、映されている
- 小説ならば、斬新な、新しい発想の作品に注目が集まりやすい気がするが、映像だとどう
- 延々と連続射殺魔・永山則夫が見たであろう故郷の風景を少しのナレーションとフリージ
ドキュメンタリー
- 製作年1975年
- 製作国日本
- 時間86分
- 監督足立正生
- 主演---
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ネット上の声
- スクリーンでピンク観るのは初めて
- 足立正生という監督は、オープニングから人の心を奪うのが抜群にうまい
- ゲーテ・インスティトゥート東京の68年特集にて鑑賞
- 昨日からの別れ:日本&ドイツ映画の転換期
- 製作年1969年
- 製作国日本
- 時間71分
- 監督足立正生
- 主演吉沢健
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「赤軍派 PFLP 世界戦争宣言」「略称連続射殺魔」などの監督作で知られ、元日本赤軍メンバーという経歴を持つ映画監督の足立正生が、安倍晋三元首相の銃撃事件で逮捕された山上徹也容疑者をモデルに描いた作品。「連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)」「止められるか、俺たちを」などに出演したタモト清嵐が、山上容疑者をモデルにした青年・川上哲也を演じ、主人公の川上が手製の銃で凶行に及ぶまでの人生を描く。
普通よりは裕福な家庭で、何不自由ない生活を送りながら育った川上哲也。しかし、仕事と人間関係に疲れ果てた父が自殺したことからすべては一変。兄は病に倒れ、妹は急な生活の変化に戸惑い反抗的になり、哲也自身も大学進学の道を断念せざるを得なくなる。母はすがるような思いで統一教会に入信し、父が残した財産も献金を繰り返してすべて失い、遂には自己破産をしてしまう。そのことで家族はバラバラになり、哲也はすべてを奪った元凶である統一教会への復讐を誓う。一時期、自衛隊にいたこともある哲也は、その経験をいかし、自室に閉じこもって改造拳銃を作り続けるが……。
脚本は「止められるか、俺たちを」の井上淳一と足立の共作。2022年7月8日に安倍元首相が銃撃されて死亡する事件が発生し、それからわずかな期間で脚本執筆から撮影、編集などが行われ、9月27日の日本武道館で行われた安倍元首相の国葬の日には、未完成版ながらも緊急上映されて大きな話題となった。2022年12月24日から完成版が一部劇場で先行上映、23年3月11日から全国順次公開。
ネット上の声
- 本作の監督である足立正生は、先週観た「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」で
- 粗削りだが、短期間の間にここまで制作したパワーはすごい
- 内容は2.5,でもこの内容にチャレンジした分+0.5
- 「映画」という芸術のもつ力
ヒューマンドラマ
- 製作年2022年
- 製作国日本
- 時間75分
- 監督足立正生
- 主演タモト清嵐
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出口出による脚本を足立正生が監督した、若松プロダクション作品。評論家の平岡正明が生徒会長役で出演している。
ネット上の声
- 高校の卒業式と集団就職を粉砕しようと、不良女学生と連れの男子生徒が卒業証書とライ
- あっちゃんの映画もっと観たいよー!卒業証書燃やして凧揚げみたいにしてはしゃぐ5人
- 「女学生ゲリラ」という名前だけかっこいいが、映像は全然大したことない
- 思ってた以上にスケール感の小さい映画だった
ヒューマンドラマ
- 製作年1969年
- 製作国日本
- 時間73分
- 監督足立正生
- 主演芦川絵里
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1960年代に「アングラの旗手」として注目を浴び、日本赤軍メンバーとしてパレスチナ革命に身を投じた伝説的映画監督・足立正生が、「幽閉者 テロリスト」以来9年ぶりに手がけた監督作。文豪フランツ・カフカの短編「断食芸人」を映画化。舞台を現代日本に移し、人々によって「断食芸人」に祭りあげられた男を取り巻く不条理で奇想天外な世界が展開される。ある日、街の片隅にどこからかひとりの男が現われて座り込む。男に興味を持った少年は、話しかけても反応せず虚空を見つめるだけの彼の姿を写真に撮り、SNSに投稿する。翌日から男の周りには、少年の投稿を見た者たちが続々と集まるように。人々は男の存在についてそれぞれ持論を展開し、やがて男は「断食芸人」に仕立てあげられていく。主人公の断食男役に「リアリズムの宿」の山本浩司。田口トモロヲがナレーションを務める。
ネット上の声
- シュールな世界
- 正体不明、動機不明の男がただ商店街の片隅で断食しているだけの50日間
- 山本浩司大好き!なんかどんどん男前になってきてるよねー
- ラストがクソな映画
ヒューマンドラマ
- 製作年2015年
- 製作国日本
- 時間104分
- 監督足立正生
- 主演山本浩司
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空港襲撃作戦メンバーのM(田口トモロヲ)は自爆攻撃を決行するが、手榴弾の不発で1人だけ生き残ってしまう。テロリストとして捕らえられた彼を待っていたのは、悪夢のような拷問に豚の飼育と呼ばれる人体実験の数々。拷問が繰り返される中、少年時代の記憶が甦る彼の前に革命家の幻影が現れ、Mの頭は混乱してゆく。
ネット上の声
- 締めつけられる痛さと閉息感がすごい!
- 政治プロパガンダでさえない駄作
- 古典芸能の域に達したサヨク
- 革命ごっこの映画もどき
ヒューマンドラマ、 サスペンス
- 製作年2006年
- 製作国日本
- 時間113分
- 監督足立正生
- 主演田口トモロヲ
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- 製作年1970年
- 製作国日本
- 時間80分
- 監督足立正生
- 主演大和屋竺