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全11作品。第33回ロサンゼルス映画批評家協会賞(2007年開催)の映画ランキング

  1. ゼア・ウィル・ビー・ブラッド
    • S
    • 4.52

    20世紀初頭、石油に魅入られた男の壮絶な一代記。富と権力を渇望する、人間の欲望と狂気の物語。

    舞台はゴールドラッシュ後のアメリカ西部。野心的な石油採掘師ダニエル・プレインビューの執念。彼は石油の眠る土地を次々と手に入れ、莫大な富を築き上げる。しかし、その成功は人間不信と孤独を深めるだけ。地域の若きカリスマ牧師イーライとの対立、そして養子H.W.との間に生まれる溝。石油という黒い血に染まった彼の魂は、やがて制御不能な狂気へと変貌。その果てにある衝撃の結末。

    ネット上の声

    • ダニエル・デイ=ルイスの鬼気迫る演技がとにかく凄い。人間の欲望と狂気がじわじわと描かれていて、最後まで目が離せなかった。見応えのある傑作です。
    • 長くてちょっと退屈だったかも…。
    • 石油に狂わされた男の一代記。アメリカンドリームの闇を見た気がする。重厚な映画でした。
    • ただただ圧巻。
    ヒューマンドラマ
    • 製作年2007年
    • 製作国アメリカ
    • 時間158分
    • 監督ポール・トーマス・アンダーソン
    • 主演ダニエル・デイ=ルイス
  2. ペルセポリス
    • A
    • 4.18

    激動のイラン革命を生き抜いた少女の瞳。故郷と自分を巡る、ユーモアと切なさに満ちた自伝的アニメーション。

    1978年、イランのテヘラン。パンクロックが大好きな9歳の少女マルジ。しかし、イラン革命が彼女の日常を根底から覆す。イスラム原理主義の台頭により、自由は奪われ、社会は日に日に息苦しさを増していく。彼女の身を案じた両親は、14歳になったマルジをオーストリアへ単身留学させる。しかし、異国の地で待っていたのは、自由と引き換えの孤独とアイデンティティの危機。故郷にも、新しい居場所にも馴染めない彼女の魂の彷徨。モノクロームの斬新な映像で綴られる、一人の女性の力強くも切ない成長の物語。

    ネット上の声

    • genarowlands様のレビューを読んでから、ずっと見たかったアニメ作品
    • イラン少女の半生記と勘違いしてはいけない
    • イラン知識、上流階層の恵まれた女性の場合
    • ルーツを見失わず生きていく事の大切さ。
    アニメ
    • 製作年2007年
    • 製作国フランス
    • 時間95分
    • 監督マルジャン・サトラピ
    • 主演キアラ・マストロヤンニ
  3. ONCE ダブリンの街角で
    • A
    • 4.13

    アイルランド・ダブリンの街角で、音楽が結びつけた男女の、切なくも美しい数日間の物語。

    アイルランド、ダブリンの街角。恋に破れ、音楽への夢を捨てかけたストリートミュージシャンの男。彼の魂の歌に、花売りの女が偶然足を止める。チェコ移民の彼女もまた、ピアノの音色を心に秘めていた。音楽という共通の言葉を見つけた二人。彼女の励ましで、男は再びギターを手に取る。限られた時間の中、共に曲を作り、歌い、心の距離を縮めていく。しかし、互いに惹かれ合うほどに、それぞれが抱える過去の存在が影を落とす。音楽が奇跡を起こす、忘れられない数日間の記録。

    ネット上の声

    • 観た記憶はないけど、メモの整理をしていたら、しっかり記録されていたから、コメント
    • 『はじまりのうた』『シング・ストリート』のジョン・カーニー監督作♪
    • 最初、この荒い感じの映画を見慣れてないせいか、違和感があったけど
    • フォロワーさんのレビューを読んでどうしても見たくなった
    音楽
    • 製作年2006年
    • 製作国イギリス
    • 時間87分
    • 監督ジョン・カーニー
    • 主演グレン・ハンサード
  4. ゴーン・ベイビー・ゴーン
    • A
    • 4.05

    二転三転する誘拐劇。救いのないラストは重い余韻となる

    デニス・ルヘイン(「ミスティック・リバー」)原作のミステリー小説(「愛しき者はすべて去りゆく」角川書店刊)を映画化したベン・アフレックの監督デビュー作。ボストンの私立探偵パトリック&アンジーが4歳の少女の誘拐事件を捜査する中で、職業的な危機と、個人的な危機的状況に陥っていく。パトリック&アンジーにベンの弟、ケイシー・アフレックとミシェル・モナハン。共演はモーガン・フリーマン、エド・ハリスら。

    ネット上の声

    • ボストンという地が生み出した若き天才監督
    • これほど考えさせられるラストは滅多にない
    • 事件は解決した。しかし、誰も報われない。
    • アカデミー賞獲ってもおかしくない作品。
    誘拐、 どんでん返し、 社会派ドラマ
    • 製作年2007年
    • 製作国アメリカ
    • 時間114分
    • 監督ベン・アフレック
    • 主演ケイシー・アフレック
  5. エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜
    • B
    • 3.93

    20世紀フランス、貧困から世界的歌姫へ。愛と絶望に生きた伝説の歌手エディット・ピアフ、その波乱の生涯。

    1920年代、パリの貧民街。過酷な環境で育った少女エディット。しかし、その小さな体には、聴く者の魂を揺さぶる奇跡の歌声。やがてその才能を見出され、スターダムを駆け上がる彼女。栄光の裏で繰り返される、愛する人との出会いと悲劇的な別れ。成功の絶頂と、孤独のどん底。ステージの上で命を燃やし、歌い続けた彼女の人生の目的とは。愛を求め、歌に生きた一人の女性の、壮絶な物語の幕開け。

    ネット上の声

    • 「愛して。」「愛して。」「愛して。」
    • ピアフの人生の切り取り方はこれで?
    • ピアフの心を感じる、それだけでいい
    • きっと私がおかしいのでしょうね?
    ヒューマンドラマ
    • 製作年2007年
    • 製作国フランス,イギリス,チェコ
    • 時間140分
    • 監督オリヴィエ・ダアン
    • 主演マリオン・コティヤール
  6. アウェイ・フロム・ハー 君を想う
    • B
    • 3.92
    「スウィート ヒアアフター」「あなたになら言える秘密のこと」のサラ・ポーリーが、アリス・マンローの短編小説「クマが山を越えてやってきた」を自ら脚色し、長編監督に初挑戦した人間ドラマ。44年間連れ添った仲睦まじい老夫婦が、妻のアルツハイマー病発症をきっかけに変化していく様を描く。妻のフィオナにオスカー女優のジュリー・クリスティ。夫グラントにカナダの名優ゴードン・ピンセント。製作総指揮はアトム・エゴヤン。

    ネット上の声

    • 男って・・女って・・・人間って・・・・・
    • ハリウッド映画はゴミじゃない!オラオラ!
    • 『君に読む物語』がお好きな方は・・・
    • 夫婦愛 君を想う気持ちは伝わるのか‥
    難病、 認知症、 夫婦、 ヒューマンドラマ
    • 製作年2006年
    • 製作国カナダ
    • 時間110分
    • 監督サラ・ポーリー
    • 主演ジュリー・クリスティ
  7. レミーのおいしいレストラン
    • B
    • 3.80
    「アイアン・ジャイアント」「Mr.インクレディブル」のブラッド・バード監督によるディズニー/ピクサーの最新作。パリの5つ星レストラン“グストー”を舞台に、料理が苦手な見習いシェフのリングイニと、“グストー”に流れ着いた料理が得意なネズミ、レミーの友情と成長を描く。声の出演にはパットン・オズワルト、ルー・ロマーノの他、イアン・ホルム、ブライアン・デネヒー、ピーター・オトゥールら名優が名を連ねる。

    ネット上の声

    • ピクサー作品の中で脚本が特に好き。本来食べ物を盗み出す害獣であるネ...
    • 才能が集結して夢を吹き込んだ美しいアニメ
    • まさに“楽しい夢”を観ている様な2時間。
    • とても勇気をもらうお気に入りの映画
    ディズニー、 料理人、 アニメ
    • 製作年2007年
    • 製作国アメリカ
    • 時間120分
    • 監督ブラッド・バード
    • 主演パットン・オズワルト
    • レンタル
  8. コロッサル・ユース
    • B
    • 3.74

    取り壊されるリスボンのスラム街。妻に去られた老人が、かつての「子供たち」を訪ね歩く、記憶と喪失を巡る魂の彷徨。

    再開発によって解体を待つのみとなったポルトガル・リスボンのスラム街、フォンタイーニャス地区。カーボベルデからの移民である老人ヴェントゥーラは、長年連れ添った妻に置き手紙一つで去られ、住処も失う。全てを失った彼は、かつて我が子のように可愛がった若者たちが移り住んだ、白く無機質な新築アパートを一人、また一人と訪ね歩く。彼の彷徨は、失われたコミュニティの記憶と、自身の過去を辿る旅。暗い部屋で交わされる断片的な会話は、過去からの手紙か、未来への鎮魂歌か。静寂と闇の中に、移民たちの声なき声が響き渡る。

    ネット上の声

    • 「家」と家族≒血の物語かな
    • 狭いフォンタイーニャス地区の中を延々回り続けるルーティン的な生活と、何度も繰り返
    • 馴染みが無さすぎるカーボ・ヴェルデという国からポルトガルへ移り住んだヴェントゥー
    • もういつも通りのコスタでほぼリメイクの繰り返しといってもいいが、毎回素晴らしいシ
    ヒューマンドラマ
    • 製作年2006年
    • 製作国ポルトガル,フランス,スイス
    • 時間155分
    • 監督ペドロ・コスタ
    • 主演ヴェントゥーラ
  9. 潜水服は蝶の夢を見る
    • B
    • 3.64
    身体的自由を失った男性が瞬きだけで自伝を綴ったという実話を、「バスキア」「夜になるまえに」のジュリアン・シュナーベル監督が映画化した人間ドラマ。ELLE誌の編集長として順調な人生を送っていたジャン=ドミニク・ボビー。ところがある日脳梗塞で倒れ、全身麻痺で左目のまぶたしか動かせない状態になってしまう。言葉すら発することができない彼は、言語療法士の力添えで瞬きを使ってコミュニケーションを取るようになり……。

    ネット上の声

    • 「狂牛病患者は、病気のせいで異常行動をしてしまうが、意識は正常」というのを聞いて
    • ちょっと息苦しいけれど、蝶の夢が観れます
    • ありがとう、ジャン=ドミニク・ボビー。
    • 身は縛られても、心は自由に羽ばたく
    難病、 実話、 ヒューマンドラマ
    • 製作年2007年
    • 製作国フランス,アメリカ
    • 時間112分
    • 監督ジュリアン・シュナーベル
    • 主演マチュー・アマルリック
  10. マイ・ライフ、マイ・ファミリー
    • C
    • 3.42
    「Fカップの憂鬱」(98)のタマラ・ジェンキンス監督がローラ・リニー、フィリップ・シーモア・ホフマンを主演に描く家族をテーマにした悲喜劇。ニューヨーク・バッファローに住む大学教授のジョン・サベージ(ホフマン)とニューヨークシティ在住の劇作家ウェンディ・サベージ(リニー)は、ともに未婚の兄妹。お互い独り気ままに暮らしている2人だが、ある日、長らく会うのを避けていたアリゾナ在住の父親から病の知らせを受ける。2人は仕方なくアリゾナまで出向くが、すでに父親の痴呆が始まっていた……。

    ネット上の声

    • 『プライベート・ライフ』(2018)があまりにも良かったので、タマラ・ジェンキン
    • 映画に 美・楽 を求める方には 向かない
    • どこで誰がどんな風に?介護に正答はある?
    • フィリップ・シーモア・ホフマンと無人島
    ヒューマンドラマ
    • 製作年2007年
    • 製作国アメリカ
    • 時間115分
    • 監督タマラ・ジェンキンス
    • 主演ローラ・リニー
    • レンタル
  11. 4ヶ月、3週と2日
    • C
    • 3.40
    チャウシェスク独裁政権によって個人の自由が制限されていた80年代のルーマニア。大学生のオティリアは、ルームメイトのガビツァの違法中絶を手助けするべく準備を進めていた。ところが、手術当日に思わぬ問題が発生する。ルーマニアの新鋭クリスティアン・ムンジウ監督が、ヒロインたちの長い1日をリアリズムに徹底した映像で描き切り、2007年カンヌ国際映画祭で最高賞パルムドールを獲得した社会派ドラマ。

    ネット上の声

    • ルーマニアに唐突に現れ、大体の映画祭で結果を残している名匠、クリスティアン・ムン
    • 異色で斬新なのは、実にパルムドールらしい
    • 社会がどうあるべきか考えさせられる作品
    • これって・・・映画の中の映画だと思う
    ヒューマンドラマ
    • 製作年2007年
    • 製作国ルーマニア
    • 時間113分
    • 監督クリスティアン・ムンジウ
    • 主演アナマリア・マリンカ

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