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「ブギーナイツ」「マグノリア」の鬼才ポール・トーマス・アンダーソン監督が、20世紀初頭のカリフォルニアの石油産業を背景に、家族、宗教、裏切り、そして欲望について描いた人間ドラマ。原作は社会派作家アプトン・シンクレアによる「Oil(石油)」(1927)。主演は「マイ・レフト・フット」「父の祈りを」「ギャング・オブ・ニューヨーク」のオスカー俳優ダニエル・デイ=ルイス。第80回アカデミー賞では主演男優賞と撮影賞を受賞した。
ネット上の声
- 【心を読ませない男】〜山師から石油王へ〜
- 『ある石油屋の物語』の姿をした・・・
- 塊を引き伸ばしすぎて 肝要な所が希薄
- アカデミー賞はお預けで正解です
ヒューマンドラマ
- 製作年2007年
- 製作国アメリカ
- 時間158分
- 監督ポール・トーマス・アンダーソン
- 主演ダニエル・デイ=ルイス
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「骨」「ヴァンダの部屋」で世界に衝撃を与えたポルトガルの俊英ペドロ・コスタ監督が、再びリスポン郊外のスラム街フォンタイーニャス地区を舞台に、地元の人々をキャスティングして撮り上げた作品。アフリカ系移民が多く暮らすフォンタイーニャス地区では、土地開発に伴い住民たちの強制移住が行われていた。妻に見捨てられた老人ベントゥーラも、荒れ果てたフォンタイーニャス地区と近代的な集合住宅の間で新たな生き方を模索しており……。
ネット上の声
- 「家」と家族≒血の物語かな
- 狭いフォンタイーニャス地区の中を延々回り続けるルーティン的な生活と、何度も繰り返
- 馴染みが無さすぎるカーボ・ヴェルデという国からポルトガルへ移り住んだヴェントゥー
- 椅子が窓から落とされるファーストショットから一貫して、フレームに切り取られる空間
ヒューマンドラマ
- 製作年2006年
- 製作国ポルトガル,フランス,スイス
- 時間155分
- 監督ペドロ・コスタ
- 主演ヴェントゥーラ
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イラン出身でパリ在住のマルジャン・サトラピによる自伝的グラフィック・ノベルを、サトラピ自身のメガホンでアニメ映画化。70~90年代のイランを舞台に、自分らしく生きようとする少女マルジの成長と3代に渡る母娘の愛を描く。マルジとその母の声を務めるのは、実生活でも母娘であるカトリーヌ・ドヌーブとキアラ・マストロヤンニ。2007年のカンヌ国際映画祭でアニメーション作品としては30数年ぶりに審査員賞を受賞した。
ネット上の声
- genarowlands様のレビューを読んでから、ずっと見たかったアニメ作品
- イラン知識、上流階層の恵まれた女性の場合
- イラン少女の半生記と勘違いしてはいけない
- ルーツを見失わず生きていく事の大切さ。
アニメ
- 製作年2007年
- 製作国フランス
- 時間95分
- 監督マルジャン・サトラピ
- 主演キアラ・マストロヤンニ
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「スウィート ヒアアフター」「あなたになら言える秘密のこと」のサラ・ポーリーが、アリス・マンローの短編小説「クマが山を越えてやってきた」を自ら脚色し、長編監督に初挑戦した人間ドラマ。44年間連れ添った仲睦まじい老夫婦が、妻のアルツハイマー病発症をきっかけに変化していく様を描く。妻のフィオナにオスカー女優のジュリー・クリスティ。夫グラントにカナダの名優ゴードン・ピンセント。製作総指揮はアトム・エゴヤン。
ネット上の声
- 男って・・女って・・・人間って・・・・・
- ハリウッド映画はゴミじゃない!オラオラ!
- 『君に読む物語』がお好きな方は・・・
- 夫婦愛 君を想う気持ちは伝わるのか‥
難病、 認知症、 夫婦、 ヒューマンドラマ
- 製作年2006年
- 製作国カナダ
- 時間110分
- 監督サラ・ポーリー
- 主演ジュリー・クリスティ
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「愛の讃歌」「ばら色の人生」など、数々の名曲を残したフランスの国民的シャンソン歌手、エディット・ピアフ。その波乱に満ちた47年間の生涯を描き、フランスで500万人以上を動員。ピアフになりきった主演マリオン・コティヤールは、第80回アカデミー賞主演女優賞受賞。1915年、第1次大戦中の貧しい家庭に生まれ、祖母の娼館に預けられて育ったピアフは、路上で歌って日銭を稼いでいたところを見出され、プロデビュー。瞬く間に人気歌手へと成長するが……。
ネット上の声
- 「愛して。」「愛して。」「愛して。」
- ピアフの人生の切り取り方はこれで?
- ピアフの心を感じる、それだけでいい
- きっと私がおかしいのでしょうね?
ヒューマンドラマ
- 製作年2007年
- 製作国フランス,イギリス,チェコ
- 時間140分
- 監督オリヴィエ・ダアン
- 主演マリオン・コティヤール
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二転三転する誘拐劇。救いのないラストは重い余韻となる
デニス・ルヘイン(「ミスティック・リバー」)原作のミステリー小説(「愛しき者はすべて去りゆく」角川書店刊)を映画化したベン・アフレックの監督デビュー作。ボストンの私立探偵パトリック&アンジーが4歳の少女の誘拐事件を捜査する中で、職業的な危機と、個人的な危機的状況に陥っていく。パトリック&アンジーにベンの弟、ケイシー・アフレックとミシェル・モナハン。共演はモーガン・フリーマン、エド・ハリスら。
ネット上の声
- ボストンという地が生み出した若き天才監督
- これほど考えさせられるラストは滅多にない
- 事件は解決した。しかし、誰も報われない。
- アカデミー賞獲ってもおかしくない作品。
誘拐、 どんでん返し、 社会派ドラマ
- 製作年2007年
- 製作国アメリカ
- 時間114分
- 監督ベン・アフレック
- 主演ケイシー・アフレック
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身体的自由を失った男性が瞬きだけで自伝を綴ったという実話を、「バスキア」「夜になるまえに」のジュリアン・シュナーベル監督が映画化した人間ドラマ。ELLE誌の編集長として順調な人生を送っていたジャン=ドミニク・ボビー。ところがある日脳梗塞で倒れ、全身麻痺で左目のまぶたしか動かせない状態になってしまう。言葉すら発することができない彼は、言語療法士の力添えで瞬きを使ってコミュニケーションを取るようになり……。
ネット上の声
- 「狂牛病患者は、病気のせいで異常行動をしてしまうが、意識は正常」というのを聞いて
- ちょっと息苦しいけれど、蝶の夢が観れます
- ありがとう、ジャン=ドミニク・ボビー。
- 身は縛られても、心は自由に羽ばたく
難病、 実話、 ヒューマンドラマ
- 製作年2007年
- 製作国フランス,アメリカ
- 時間112分
- 監督ジュリアン・シュナーベル
- 主演マチュー・アマルリック
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ダブリンのストリートで自作の歌を奏でる男の前に、ひとりの女が現れる。彼女のピアノにほれ込んだ男は、彼女のために曲を書き、2人のセッションは美しいハーモニーを奏でる。07年サンダンス映画祭で注目を集め、上映館が全米2館から口コミで140館まで拡大したドラマ。主演はアイルランドのロックバンド、ザ・フレイムスのグレン・ハンサードと、彼のアルバムで共作しているチェコ出身のミュージシャン、マルケタ・イルグロバ。
ネット上の声
- 観た記憶はないけど、メモの整理をしていたら、しっかり記録されていたから、コメント
- 『はじまりのうた』『シング・ストリート』のジョン・カーニー監督作♪
- フォロワーさんのレビューを読んでどうしても見たくなった
- 音楽の持つ「力」が伝わってきました。
音楽
- 製作年2006年
- 製作国イギリス
- 時間87分
- 監督ジョン・カーニー
- 主演グレン・ハンサード
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「アイアン・ジャイアント」「Mr.インクレディブル」のブラッド・バード監督によるディズニー/ピクサーの最新作。パリの5つ星レストラン“グストー”を舞台に、料理が苦手な見習いシェフのリングイニと、“グストー”に流れ着いた料理が得意なネズミ、レミーの友情と成長を描く。声の出演にはパットン・オズワルト、ルー・ロマーノの他、イアン・ホルム、ブライアン・デネヒー、ピーター・オトゥールら名優が名を連ねる。
ネット上の声
- ピクサー作品の中で脚本が特に好き。本来食べ物を盗み出す害獣であるネ...
- 才能が集結して夢を吹き込んだ美しいアニメ
- まさに“楽しい夢”を観ている様な2時間。
- とても勇気をもらうお気に入りの映画
ディズニー、 料理人、 アニメ
- 製作年2007年
- 製作国アメリカ
- 時間120分
- 監督ブラッド・バード
- 主演パットン・オズワルト
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チャウシェスク独裁政権によって個人の自由が制限されていた80年代のルーマニア。大学生のオティリアは、ルームメイトのガビツァの違法中絶を手助けするべく準備を進めていた。ところが、手術当日に思わぬ問題が発生する。ルーマニアの新鋭クリスティアン・ムンジウ監督が、ヒロインたちの長い1日をリアリズムに徹底した映像で描き切り、2007年カンヌ国際映画祭で最高賞パルムドールを獲得した社会派ドラマ。
ネット上の声
- 異色で斬新なのは、実にパルムドールらしい
- 社会がどうあるべきか考えさせられる作品
- これって・・・映画の中の映画だと思う
- 時代背景を知らずに理解は困難ですね
ヒューマンドラマ
- 製作年2007年
- 製作国ルーマニア
- 時間113分
- 監督クリスティアン・ムンジウ
- 主演アナマリア・マリンカ
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「Fカップの憂鬱」(98)のタマラ・ジェンキンス監督がローラ・リニー、フィリップ・シーモア・ホフマンを主演に描く家族をテーマにした悲喜劇。ニューヨーク・バッファローに住む大学教授のジョン・サベージ(ホフマン)とニューヨークシティ在住の劇作家ウェンディ・サベージ(リニー)は、ともに未婚の兄妹。お互い独り気ままに暮らしている2人だが、ある日、長らく会うのを避けていたアリゾナ在住の父親から病の知らせを受ける。2人は仕方なくアリゾナまで出向くが、すでに父親の痴呆が始まっていた……。
ネット上の声
- 『プライベート・ライフ』(2018)があまりにも良かったので、タマラ・ジェンキン
- 映画に 美・楽 を求める方には 向かない
- どこで誰がどんな風に?介護に正答はある?
- フィリップ・シーモア・ホフマンと無人島
ヒューマンドラマ
- 製作年2007年
- 製作国アメリカ
- 時間115分
- 監督タマラ・ジェンキンス
- 主演ローラ・リニー