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第二次大戦下、金儲け主義のドイツ人実業家が、ユダヤ人の命を救うため全財産を賭けた危険な救出劇。
1939年、ナチス占領下のポーランド。戦争を利用して一儲けを企むドイツ人実業家オスカー・シンドラー。彼は安価な労働力としてユダヤ人を雇い、軍需工場を設立。しかし、日に日に激化するユダヤ人への非人道的な迫害を目の当たりにし、彼の心に変化が芽生える。金儲けのためだった工場は、やがてユダヤ人たちの唯一の避難所へ。シンドラーは私財を投じ、ナチスの将校たちを欺きながら、自らの工場で働くユダヤ人たちのリストを作成。そのリストは、死の収容所から命を救うための「命のリスト」となる。一人の男の決断が、歴史の闇に一条の光を灯すまでの軌跡。
ネット上の声
- 学校の授業で観るべきとか言われてるけど、本当にその通りだと思う。3時間超えだけどモノクロの映像に引き込まれて全然長く感じなかった。歴史の重みを感じる。
- 観終わった後、言葉が出ませんでした。命の尊さを改めて考えさせられます。
- これぞ映画史に残る傑作。
- 全人類が観るべき映画。特にあの赤い服の女の子のシーンは忘れられない。こういう歴史があったことを絶対に風化させちゃいけない。
ホロコーストが舞台、 戦争、 実話、 ヒューマンドラマ
- 製作年1993年
- 製作国アメリカ
- 時間195分
- 監督スティーヴン・スピルバーグ
- 主演リーアム・ニーソン
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激動の中国、京劇「覇王別姫」に人生を捧げた二人の役者の、50年にわたる愛と裏切りの壮大な物語。
舞台は1920年代の北京。京劇養成所に預けられた二人の少年、繊細な小豆子と彼を守る石頭。やがて二人は「覇王別姫」の覇王と虞美人としてスターの座へ。しかし、女形として生きる小豆子は、役柄を超えて石頭に特別な愛情を抱く。石頭が娼婦の菊仙と結婚したことで、三人の運命は複雑に絡み合い、やがて日中戦争、文化大革命という時代の荒波が、彼らの愛と芸術、そして人生そのものを無残に引き裂いていく。愛と憎しみ、信頼と裏切りが交錯する中、彼らを待ち受ける宿命的な結末。
ネット上の声
- レスリー・チャンへ永遠の祈りを捧げる
- レスリーなくしては成り立たない作品
- 激しく、切なく、美しい愛の物語
- 「演ずることに全てを捧げる」
恋愛
- 製作年1993年
- 製作国香港
- 時間172分
- 監督チェン・カイコー
- 主演レスリー・チャン
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何もない田舎町エンドーラ。食料品店で働き、知的障害を持つ弟アーニーと過食症の母の面倒を見る青年ギルバート・グレイプ。代わり映えのしない毎日、家族という重荷と町から出たいという想いの間で揺れる心。そんなある日、トレーラーハウスで旅する少女ベッキーとの運命的な出会い。彼女の自由な生き方に触れ、ギルバートの心に変化の兆し。家族への責任と自らの人生への渇望、その狭間で彼が下す決断とは。
ネット上の声
- 夢を見ることすら許されず、家族の為にその人生を捧げる主人公。演じる...
- 『逃げられない』『投げ出せない』アナタへ
- 1994年11月頃上映開始前日のテスト試写にて
- 家族愛は自己犠牲の上に成り立つのか
知的障害、 家族、 兄弟、 ヒューマンドラマ
- 製作年1993年
- 製作国アメリカ
- 時間117分
- 監督ラッセ・ハルストレム
- 主演ジョニー・デップ
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交通事故で夫と娘を失った女性。過去を捨て「自由」を求める彼女の、絶望と再生を描く魂の物語。
著名な作曲家の夫と最愛の娘を、突然の交通事故で同時に失ったジュリー。奇跡的に一人生き残った彼女は、耐え難い喪失感から、過去との一切の関係を断ち切ることを決意する。夫との思い出が詰まった家や楽譜を全て手放し、パリのアパートで誰とも関わらず、完全に「自由」な孤独の中で生きようとする。しかし、夫が遺した未完の交響曲の旋律や、夫の秘密を知る人物の出現が、閉ざしたはずの彼女の心を激しく揺さぶる。青の映像美と心をえぐる音楽。過去から逃れようとする彼女が、絶望の果てに見つけ出す新たな生とは。
ネット上の声
- 【”過去の愛ある生活からの訣別”青を基調にした映像と、ジュリエット・ピノシュの抑制した演技が印象的な作品。】
- 巨匠が残した芸術品。第一幕の幕開け。
- 過去をどう背負って生きるか
- おおっ。映像が美しい☆3.5
孤独、 恋愛、 ヒューマンドラマ
- 製作年1993年
- 製作国フランス,ポーランド,スイス
- 時間99分
- 監督クシシュトフ・キエシロフスキー
- 主演ジュリエット・ビノシュ
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1950年代英国。完璧な執事の人生をかけた忠誠心と、胸に秘めた淡い恋心の物語。
1950年代の英国。名門貴族に仕えた老執事スティーブンスの旅路。新しい主人から休暇を与えられ、かつて想いを寄せた元同僚ミス・ケントンを訪ねるためのドライブ。道中、彼の脳裏に蘇るのは、戦間期の激動の時代と、絶対的な忠誠を誓った前主人ダーリントン卿の記憶。自らの職務に全てを捧げ、個人的な感情を封印してきた彼の人生。その選択は正しかったのか。20年越しの再会が、彼の閉ざされた心に問いかける、人生の真実。
ネット上の声
- カズオイシグロの作風を知る!!
- 必要とされる幸せ。必要とするものを手に入れる幸せ。
- 深淵なる カズオ・イシグロワールド
- 日の名残りなんです、寂しいよ〜!!
ヒューマンドラマ
- 製作年1993年
- 製作国イギリス
- 時間134分
- 監督ジェームズ・アイヴォリー
- 主演アンソニー・ホプキンス
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息子の失踪事件という特異な状況を主軸に、現代社会における家族のあり方を問う異色の人間ドラマ。「秘密の花園」のポーランドの女流監督アグニエシュカ・ホランドが、偶然目に止めた新聞記事をヒントに脚本を書いて監督。製作はマリー・ロール・リール。撮影は「ア・マン・イン・ラブ」のベルナール・ジツェルマン。音楽は「ダメージ」のズビグニエフ・プレイスネル。出演は「めざめの時」のグレゴワール・コラン、「小さな旅人」のマリナ・ゴロヴィーヌ、「愛と哀しみのボレロ」のブリジット・ルアン、「ラウンド・ミッドナイト」のフランソワ・クリュゼなど。
ネット上の声
- 判りにくい
- 話を覚えてないけど、小さい男の子のおちんちんがたくさん画面に出てきた気がする
- グレゴワール・コランって何てかっこいいんでしょう、とあの当時思った映画
- ★★★★☆☆
ヒューマンドラマ
- 製作年1992年
- 製作国フランス
- 時間109分
- 監督アグニェシュカ・ホランド
- 主演ブリジット・ルアン
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英国の屋敷に隠された秘密の庭園。孤独な少女が見つけた、心を癒す魔法の物語。
20世紀初頭のイギリス。インドで両親を亡くし、叔父の屋敷に引き取られた気難しく孤独な少女メアリー。彼女が発見したのは、10年間閉ざされたままの「秘密の花園」。荒れ果てた庭を蘇らせようと決意するメアリー。いとこのコリンや心優しい少年ディコンと共に、庭の手入れに没頭。閉ざされた庭と人々の心が、生命の息吹を取り戻していく過程。その先に待つ、家族の秘密と奇跡。
ネット上の声
- これを観て英国の雰囲気に魅せられた
- 大地震で両親を失った少女メアリー
- クラシックな英国好きにオススメ
- なんと言っても映像美☆
ヒューマンドラマ
- 製作年1993年
- 製作国アメリカ
- 時間102分
- 監督アグニェシュカ・ホランド
- 主演ケイト・メイバリー
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妻殺しの汚名を着せられたシカゴの外科医、リチャード・キンブル。護送中の事故に乗じて逃亡した彼は、身の潔白を証明するため、真犯人である隻腕の男を捜し始める。そんな彼を、冷静沈着な連邦保安官・ジェラードは容赦なく執拗に追い詰めていく。
ネット上の声
- 古い映画ではあるが、やっぱり面白い👍✨💯また、ハリソン・フォードは言うまでもない
- 宇宙人ジョーンズVSインディ・ジョーンズ
- この惑星の逃亡者はまったくしぶとい。
- やっぱりキンブル<ジェラードなのだ
逃亡劇、 冤罪、 アクション
- 製作年1993年
- 製作国アメリカ
- 時間130分
- 監督アンドリュー・デイヴィス
- 主演ハリソン・フォード
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『ナルニア国ものがたり』などの著作で知られる英国の童話作家のC・S・ルイスと、彼の妻であったアメリカの詩人ジョイ・グレシャムの出会いから死別までを情感豊かにつづった愛の物語。脚本はドキュメンタリー出身のウィリアム・ニコルソン。85年に英BBCテレビのドラマ用に書かれた同名脚本を、彼自身が89年に戯曲化。戯曲は全世界で上演され、日本でも91年に劇団四季が『シャドウランズ』の題で、日下武史と三田和代の主演で上演している。監督・製作は「ガンジー」「チャーリー」のリチャード・アッテンボロー。共同製作は『疑惑に抱かれて』(V)のブライアン・イーストマン。撮影は「フィッシャー・キング」のロジャー・プラット。音楽のジョージ・フェントン、美術のスチュアート・クレイグは、過去にアッテンボローと幾度も組んだ常連スタッフ。主演は「日の名残り」のアンソニー・ホプキンスと「シェルタリング・スカイ」のデブラ・ウィンガー。共演は「ジャッカルの日」のエドワード・ハードウィック、「オルランド」のジョン・ウッド、「ジュラシック・パーク」でアッテンボローと共演した子役のジョセフ・マゼロほか。
ネット上の声
- 穏やかで静かな中にも心を打つ作品
- 中年の純愛
- ゆったりとした時間
- 僕は2度、生まれた
ヒューマンドラマ
- 製作年1993年
- 製作国イギリス,アメリカ
- 時間132分
- 監督リチャード・アッテンボロー
- 主演アンソニー・ホプキンス
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トバイアス・ウルフの自伝的小説をもとに、楽天的な母親と暴力的な継父の下で思春期を過ごした少年の葛藤と成長を、ノスタルジックにつづった一編。監督は「ドク・ハリウッド」のマイケル・ケイトン・ジョーンズ、製作は「アサシン」のアート・リンソン、エグゼクティヴ・プロデューサーは「バットマン リターンズ」のピーター・グーバーとジョン・ピータースのコンビ。脚本は「ステラ」のロバート・ゲッチェル、撮影は「愛と哀しみの果て」のデイヴィッド・ワトキン、音楽はカーター・バーウェルが担当。主演は「クリッター3」(V)のレオナルド・ディカプリオ、共演は「恋におちたら」のロバート・デ・ニーロ、「スウィッチ 素敵な彼女?」のエンレ・バーキンなど。
ネット上の声
- エピソードをうまくリアルに描いた秀作
- シナトラ×アメリカ映画ははずさない
- ドワイトの教育は根底に愛が無い
- 憎ったらしいデニーロ。
ヒューマンドラマ
- 製作年1993年
- 製作国アメリカ
- 時間115分
- 監督マイケル・ケイトン=ジョーンズ
- 主演ロバート・デ・ニーロ
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飛行機事故から奇跡的に生還したことを契機に、死の恐怖から開放された男の行動を通して、生と死の意味を問う異色のヒューマン・ドラマ。ラファエル・イグレシアスが91年に発表した同名小説を彼自身が脚色し、「いまを生きる」「グリーン・カード」のピーター・ウィアーが監督。製作は、92年に他界した「推定無罪」のマーク・ローゼンバーグと、「白く乾いた季節」のポーラ・ワインスタインの夫婦の共同。撮影は「バグジー」のアレン・ダヴュー、音楽は「危険な年」「刑事ジョン・ブック 目撃者」などでも監督と組んだモーリス・ジャール、美術は「モスキート・コースト」のジョン・ストッダートが担当。主演は「フィッシャー・キング」「失踪 妄想は究極の凶器」のジェフ・ブリッジス(主人公が心象風景として描く画は彼の筆による)。共演は「愛の果てに」のイザベラ・ロッセリーニ、「忘れられない人」のロージー・ペレズ、「バートン・フィンク」のジョン・タトゥーロ、「アマデウス」のトム・ハルスら。
ネット上の声
- 恐怖を超越した男が大きな愛に目覚めた時!
- 大惨事を生き残った男を描いた感動作
- 恐怖があるから人間は生きていける
- 恐怖を超越した・・・その向うには
ヒューマンドラマ
- 製作年1993年
- 製作国アメリカ
- 時間122分
- 監督ピーター・ウィアー
- 主演ジェフ・ブリッジス
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人間と自然をテーマとした作品を手がけ、アカデミー短編アニメーション賞を2度受賞したカナダ在住のアニメーション作家フレデリック・バックの傑作短編4本をまとめ、ニュープリント、新字幕で公開する「フレデリック・バックの世界」にて上映。北米を流れるセント・ローレンス河を舞台に、河に生息する生命の強さと、生態系を破壊し続ける人間の愚かさを描く。第66回米アカデミー短編アニメーション賞にノミネートされた。
ネット上の声
- マルト・ゴーク、大いなる河の流れ
- またこれか。
- 教育的だが重要な問いかけ
- あら❗️8000作品目🎉🎉
アニメ、 ドキュメンタリー
- 製作年1993年
- 製作国カナダ
- 時間24分
- 監督フレデリック・バック
- 主演---
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ニュージーランド出身の女性監督ジェーン・カンピオンが、1台のピアノを中心に展開する三角関係を官能的に描き、第46回カンヌ国際映画祭でパルムドールに輝いた恋愛ドラマ。
19世紀半ば。エイダはニュージーランド入植者のスチュアートに嫁ぐため、娘フローラと1台のピアノとともにスコットランドからやって来る。口のきけない彼女にとって自分の感情を表現できるピアノは大切なものだったが、スチュアートは重いピアノを浜辺に置き去りにし、粗野な地主ベインズの土地と交換してしまう。エイダに興味を抱いたベインズは、自分に演奏を教えるならピアノを返すと彼女に提案。仕方なく受け入れるエイダだったが、レッスンを重ねるうちにベインズにひかれていく。
第66回アカデミー賞ではエイダ役のホリー・ハンターが主演女優賞、娘フローラ役のアンナ・パキンが助演女優賞、カンピオンが脚本賞をそれぞれ受賞した。2024年3月、4Kデジタルリマスター版でリバイバル公開。
ネット上の声
- 私も、愛されてみたいと思った………….
- 全ての謎は解けた/ありがとう淀川さん
- 音楽良し、ハーヴェイ良し、後は普通
- 情感に溢れた不器用な愛と欲望の深さ
ヒューマンドラマ
- 製作年1993年
- 製作国オーストラリア,フランス
- 時間121分
- 監督ジェーン・カンピオン
- 主演ホリー・ハンター
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オーソン・ウェルズが42年に南米で撮りかけたまま未完に終わった半ドキュメンタリーのオムニバス映画を、撮影後40年後に発見された撮影フィルム(大部分は第三の挿話として構想されていた「筏の四人」)を基に再構成、その前後にこれ以外のフィルム断片と、ことの顛末を説明したドキュメンタリー部分が付け加えられている。再現とドキュメンタリー部分の監督にあたったのはマーキュリー劇団設立からRKO時代にかけてウェルズの助手だったリチャード・ウィルソン、批評家、弁護士で映画史関係のドキュメンタリーの専門家マイロン・マイゼル、批評家のビル・クローン。製作はフランス資本のレ・フィルム・バランシアガで、レジーヌ・コンキエと「中国、わがいたみ」のジャン・リュック・オルミエールが担当。ドキュメンタリー部分の新撮影はゲイリー・グレーヴァー。編集はデジタル編集システムのアヴィッド・メディア・コンポーザーを使用、同システムの開発を手掛けたエド・マークスが担当。音楽はチリ出身でラウル・ルイス監督作品などを手掛けるホルヘ・アリアガータ。42年のウェルズ撮影時のスタッフは撮影がテクニカラー社のウィリアム・ハワード・グリーン、のちにロバート・アルドリッチ監督とのコンビで知られるジョセフ・バイロック、「タブウ」でアカデミー賞受賞のフロイド・クロスビー、アレックス・フィリップス、「筏の四人」のパートを撮影したジョン・ファント。挿話のひとつ「わが友ボニート」は「極北のナヌーク」のロバート・フラハティの原案で、「恐怖への旅」のノーマン・フォスターが監督。製作はウェルズとウィルソン。
ネット上の声
- オーソンウェルズ未完成フェイク
- 「市民ケーン」で知られるオーソン・ウェルズ監督…により撮影されていたものの製作途
- ・冒頭のインタビューで語られる「大使として南米に派遣されたウェルズが映画を制作す
- ウェルズが41年に国の政治的な意図でリオのカーニバルと共に映画をつくる話になるが
ドキュメンタリー
- 製作年1993年
- 製作国アメリカ
- 時間86分
- 監督オーソン・ウェルズ
- 主演マヌエル・オリンピア・メイラ