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今世紀最大の海難事件とされる、一九一二年、英国の豪華客船タイタニック号の遭難を、セミ・ドキュメンタリー的タッチと特殊技術の使用によってフィルムに再現した英国映画。監督は「暁の出航」「颱風圏」のロイ・ウォード・ベイカー。多くの資料を駆使して書かれたウォルター・ロードの原作「忘れえぬ夜」を、推理作家で「楊子江死の脱走」等のシナリオも書いているエリック・アンブラーが脚色、「颱風圏」のジェフリー・アンスワースが撮影を監督した。音楽はウィリアム・オルウィン。出演者は、「愛情は深い海の如く」のケネス・モア、「武装強盗団」のローレンス・ナイスミス、「風は知らない」のアンソニー・ブッシェル、「絶壁の彼方に」のロバート・エアーズ、「情事の終り」のマイケル・グッドリッフ、デイヴィッド・マッカラム等。製作ウィリアム・マッキティ。
ネット上の声
- 映像は古く沈没までの過程も最新の調査・研究とは違う内容だと思いますが、話はシンプ
- とても丁寧に作られており、今見ても臨場感あり最後まで引き込まれた
- タイタニックを扱った映画をこれで3本観た
- キャメロンの「タイタニック」より良い!
ヒューマンドラマ
- 製作年1958年
- 製作国イギリス
- 時間124分
- 監督ロイ・ウォード・ベイカー
- 主演ケネス・モア
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「友情ある説得」のウィリアム・ワイラー監督が、「西部の男」以来18年ぶりで監督した西部劇。サタディ・アヴニング・ポストに連載されたドナルド・ハミルトンの原作をジェームズ・R・ウェッブとサイ・バーレット、ロバート・ワイルダーの3人が共同で脚本化。撮影監督は「誇りと情熱」のフランツ・プラナー。カリフォルニア州ストクトン附近のドレイス牧場一帯と、モジャヴ砂漠がロケ地に選ばれ、広大な野外シーンが常に心してとり入れられている。音楽はジェローム・モロス。タイトル・デザインを「八十日間世界一周」「めまい」のソール・バスが受けもっている。出演者はワイラーと共にプロデュースもしている「無頼の群」のグレゴリー・ペックに、「ベビイドール」のキャロル・ベイカー、「黒い罠」のチャールトン・ヘストン、「野郎どもと女たち」のジーン・シモンズ、「楡の木陰の欲望」のバール・アイヴス、「軍法会議(1956)」のチャールズ・ビックフォード、チャック・コナーズ、メキシコ俳優アルフォンソ・ベザヤ等。製作ウィリアム・ワイラーとグレゴリー・ペック。
ネット上の声
- 新時代のテキサスの夜明けを、対比する相関図で描いた濃密な人間ドラマ
- 主演がグレゴリーペックでなければならない理由
- 《午前十時》東男に京女、更に大いなる老害
- 東部の船乗り(ペック)が主人公の西部劇
西部劇
- 製作年1958年
- 製作国アメリカ
- 時間166分
- 監督ウィリアム・ワイラー
- 主演グレゴリー・ペック
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ハリウッドの異色製作者であり「見知らぬ人でなく」「誇りと情熱」と監督にものりだしたスタンリー・クレイマーが、製作・監督した3本目の作品。白人と黒人という人種問題をとりあげ、互いに鎖で結ばれあった脱走囚人2人をそれぞれ、白人・黒人に設定するという抽象的な問題提出をもった作品構成である。脚本はネーサン・C・ダグラスとハロルド・ヤコブ共作のオリジナル。撮影はサム・リーヴィット。音楽はアーネスト・ゴールドだが、背景音楽は一切使われておらず、ラジオのジャズと主演の「暴力教室」のシドニー・ポワチエが歌う民謡“ロング・ゴーン”が出てくるのみ。80%を占める戸外撮影は南カリフォルニアで、悪天候を選んで行なわれた。作品のテンポを上げるためストレート・カット一本槍という編集方法がとられている。出演者は他に「ヴァイキング」のトニイ・カーティス、唯一の女性カーラ・ウィリアムス、セオドア・バイケル、ロン・チャニー等。ポワティエはこの作品でベルリン映画祭男優賞を受賞した。
ネット上の声
- 白黒(人物もフィルムも)だけど良かったぁ
- こういうお話は好きです・・・
- これぞプロ集団による映画だ!
- 手錠が枷から絆へと変わる時
アクション
- 製作年1958年
- 製作国アメリカ
- 時間97分
- 監督スタンリー・クレイマー
- 主演トニー・カーティス
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刑に処されるまで無罪を主張した女性死刑囚バーバラ・グレアムの手記を、種々のレポートや記録などを照合して映画化した作品。エドワード・S・モンゴメリーの報道記事も重要な資料として使われている。監督するのは「深く静かに潜航せよ」のロバート・ワイズ。脚本をネルソン・ギィディングとドン・M・マンキーウィッツが担当している。撮影監督は「黒い蠍」のライオネル・リンドン。音楽はジョニー・マンデル、ゲリー・マリガン他6人のコンボがジャズを演奏し、みずから出演もしている。出演するのは「明日泣く」のスーザン・ヘイワード、サイモン・オークランド、ヴァージニア・ヴィンセント、セオドア・バイケル等。製作ウォルター・ウェンジャー。
ネット上の声
- 悪い仲間にはめられ殺人容疑で死刑宣告された女性の実話
- スーザン・ヘイワードの熱演
- 最後まで冤罪を訴えた女
- 最後は観てられないです
ヒューマンドラマ
- 製作年1958年
- 製作国アメリカ
- 時間121分
- 監督ロバート・ワイズ
- 主演スーザン・ヘイワード
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アラン・バージェスの実話にもとづく小説を「青春物語」のマーク・ロブソン監督が映画化した作品。中国の僻地に献身的な宣教活動を送る一英国女性の物語。脚色は「僕はツイている」のイソベル・レナート。撮影は「無分別」のフレディ・ヤング。音楽マルコム・アーノルド。ロンドン郊外に中国の城郭町がオープン・セットとして再現された。出演するのは「無分別」のイングリッド・バーグマンと「戦場のドン・キホーテ」のクルト・ユルゲンスが顔を合わせるほか、「鎧なき騎士」のロバート・ドーナット、アシーン・セイラー、ロナルド・スクァイア、マイケル・デヴィッド等。中国人俳優も多数出演している。製作バディ・アドラー。シネマスコープ・デラックスカラー。1958年作品。
ネット上の声
- 「サウンド・オブ・ミュージック」(1964)に影響を与えたと言われる一本
- NO.1元気になった洋画1「六番目の幸福
- 共産党がいない長征
- イングリッド・バーグマンが、実在したグラディスなる女性=中国で100人の子供を救
ヒューマンドラマ、 実話
- 製作年1958年
- 製作国アメリカ
- 時間157分
- 監督マーク・ロブソン
- 主演イングリッド・バーグマン
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「楡の木陰の欲望」のデルバート・マン監督が、「王子と踊子」の原作者テレンス・ラティガンの舞台劇「別々のテーブル」と「七番目のテーブル」を映画化した作品。脚本はラティガン自身とジョン・ゲイの共同。撮影は「OK牧場の決斗」のチャールズ・ラング、音楽はデイヴィッド・ラクシン。出演者は「悲しみよこんにちは」のデボラ・カーとデイヴィッド・ニーヴン、「深く静かに潜航せよ」のバート・ランカスター、「夜の豹」のリタ・ヘイワース、ウェンディ・ヒラー、グラディス・クーパー、フェリックス・エイルマー、キャスリーン・ネスビット等。黒白・スタンダードサイズ。1958年作品。
ネット上の声
- 人が人を傷付け、傷付けられる。でも、
- 見事なブレンド
- ニーブンがいい
- 舞台劇そのまま
ヒューマンドラマ
- 製作年1958年
- 製作国アメリカ
- 時間100分
- 監督デルバート・マン
- 主演バート・ランカスター
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19世紀パリの社交界を舞台に無邪気な少女の恋の行方を描き、1959年・第31回アカデミー賞で作品賞・監督賞など9部門に輝いたミュージカル映画。シドニー=ガブリエル・コレットの小説「ジジ」を原作に、「巴里のアメリカ人」のビンセント・ミネリ監督が映画化。「マイ・フェア・レディ」のフレデリック・ロウが作曲、アラン・ジェイ・ラーナーが脚色を手がけた。祖母マミタと暮らす少女ジジは、孫を社交界の花に育てようとする祖母の考えに従い、祖母の妹アリシタのもとで行儀作法を学んでいた。周囲の人々がなぜ恋にばかり夢中になるのか分からないジジは、プレイボーイのガストンとも気軽に遊びに行く。しかし、ガストンの方が彼女に本気になってしまい……。
ネット上の声
- 『巴里のアメリカ人』のヴィンセント・ミネリ監督×レスリー・キャロン再タッグミュー
- パリ社交界を舞台にしたハリウッド・ミュー
- ミュージカル映画としては最低レベル☆1つ
- 余程ミュージカルが好きじゃないと・・・
ヒューマンドラマ
- 製作年1958年
- 製作国アメリカ
- 時間116分
- 監督ヴィンセント・ミネリ
- 主演レスリー・キャロン
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ブロードウェイでヒットした同名ドラマの映画化。ベストセラーとなったパトリック・デニスの原作を「バンド・ワゴン」のコンビ、ベティ・カムデンとアドルフ・グリーンが脚色、監督は舞台でも演出に当ったモートン・ダコスタ。撮影は「パジャマゲーム」のハリー・ストラドリング。音楽はブロニスロー・ケイパー。出演するのは舞台劇と同じくロザリンド・ラッセルをはじめ、フォレスト・タッカー、フレッド・クラークら。
ネット上の声
- ソファが、ジャニーズのコンサートの台みたいにアップダウンするくだり考えたの誰、め
- 製作年1958年
- 製作国アメリカ
- 時間143分
- 監督モートン・ダコスタ
- 主演ロザリンド・ラッセル
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ブロードウェイで大当たりをとったフランツ・ウェルフェルの喜劇「ヤクボウスキーと大佐」の映画化。監督は英国生まれで、ロンドンとニューヨークの劇壇で、ラディガンの「離れたテーブル」やテネシー・ウィリアムズの「夏と煙」等を演出したピーター・グレンヴィル。かつて「七つの月のマドンナ」に出演したことのある彼の、映画監督第1作である。脚色はS・N・ベールマンとジョージ・フローシェルの共同。「暗黒への転落」のバーネット・ガフィが撮影を監督した。音楽はジョージ・ダニング。「僕はツイてる」のダニー・ケイと「眼下の敵」のクルト・ユルゲンスが共演する他、「追想」のエイキム・タミロフ、「戦塵」のニコール・モーリー、フランソワーズ・ロゼエ、マーティタ・ハント、リリアン・モンテヴェッチ等が出演する。製作ウィリアム・ゲーツ。
戦争
- 製作年1958年
- 製作国アメリカ
- 時間109分
- 監督ピーター・グレンヴィル
- 主演ダニー・ケイ