-
「皮膚を売った男」「Four Daughters フォー・ドーターズ」のカウテール・ベン・ハニア監督が、2024年1月にパレスチナのガザで6歳の少女ヒンド・ラジャブとその家族、そして救助に向かった救急隊員がイスラエル軍に殺害された事件を映画化。
イスラエルによるパレスチナ自治区ガザへの攻撃が続いていた2024年1月29日、パレスチナの人道支援組織「パレスチナ赤新月社」のボランティアチームが緊急通報を受ける。それは、銃撃下の車内に閉じ込められた6歳の少女ヒンド・ラジャブからのものだった。ガザから避難しようとしていたヒンドとその家族は、乗っていた車がイスラエル軍に攻撃され、ヒンドをのぞく全員が命を落としていた。赤新月社のボランティアチームは、残された彼女を救出するため、電話をつないだままあらゆる手段を尽くすが……。
劇映画「皮膚を売った男」、ドキュメンタリー「Four Daughters フォー・ドーターズ」の双方でアカデミー賞にノミネートされたチュニジアの気鋭カウテール・ベン・ハニア監督が、パレスチナ赤新月社が記録した緊急通報の内容をもとに製作。作中の電話シーンにおける音声は、事件当日の本物の通話記録が使用されている。ブラッド・ピット、ホアキン・フェニックス、ルーニー・マーラ、アルフォンソ・キュアロン、ジョナサン・グレイザーら、そうそうたる映画人たちが製作総指揮に名を連ねた。第82回ベネチア国際映画祭で銀獅子賞(審査員グランプリ)を受賞。第98回アカデミー賞では国際長編映画賞にノミネートされた。
ヒューマンドラマ
- 製作年2025年
- 製作国チュニジア,フランス
- 時間89分
- 監督カウテール・ベン・ハニア
- 主演サジャ・キラニ
-
過激派組織イスラム国に加わったチュニジアの若き姉妹の決断と、残された母と妹たちの葛藤を描いたドキュメンタリー。
チュニジアに住む15歳と16歳の姉妹がイスラム国に参加した。残された母オルファと妹たちは、2人がなぜその決断を下したのかという疑問に向きあうため、プロの俳優の助けを借りながら、自分たちの人生の重要な出来事を追体験していく。その過程で、家族の複雑な歴史が徐々に浮かびあがってくる。
母オルファ本人が演じるには精神的負担が大きい場面では、「ある歌い女の思い出」で知られるエジプトとチュニジアの名優ヘンド・サブリがオルファ役を務め、国を捨てた娘たちに苦悩する母を演じた。監督は「皮膚を売った男」で世界的注目を集めたチュニジアのカウテール・ベン・ハニア。2023年・第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、優れたドキュメンタリー作品に贈られるゴールデンアイ賞を受賞。2024年・第96回アカデミー賞にて長編ドキュメンタリー賞にノミネート。
ネット上の声
- イスラム文化圏の女性たちの抱く根深いルサンチマンの行く先は
- 映画っていろいろな手法があるものだなあ。
- 彼女たちが選択したもの
- そういう視点か〜
ドキュメンタリー
- 製作年2023年
- 製作国フランス,チュニジア,ドイツ,サウジアラビア
- 時間107分
- 監督カウテール・ベン・ハニア
- 主演---
-
愛する人に会うため、自らの背中を”芸術作品”として売ったシリア難民。彼が手にしたのは自由か、それとも新たな束縛か。
戦火のシリアから逃れ、ヨーロッパにたどり着いた難民サム・アリ。彼は、離れ離れになった恋人に会うためのビザが手に入らず、絶望の淵にいた。そんな彼に、世界的な現代アーティストが衝撃的な提案を持ちかける。「君の背中にタトゥーを彫り、”生きた芸術作品”にしないか」。大金と自由な移動の権利を手に入れるため、サムはその契約にサイン。彼の背中は高値で取引され、世界中の美術館に”展示”される商品となった。しかし、それは人間としての尊厳を売り渡すことと同義だった。愛と自由という目的と、商品化された肉体との間で、彼の魂は激しく揺れ動く。
ネット上の声
- 実在の「美術品」エピソードと難民問題で人間とアートの自由を問う
- 人体にアートを刻まれた男がたどる運命
- 難民問題に現代アートを絡めてみたら
- 現代の寓話を超えたところにあるもの
ヒューマンドラマ
- 製作年2020年
- 製作国チュニジア,フランス,ベルギー,スウェーデン,ドイツ,カタール,サウジアラビア
- 時間104分
- 監督カウテール・ベン・ハニア
- 主演ヤヤ・マヘイニ