「こころに剣士を」のクラウス・ハロ監督が、作者不明の「運命の絵」に魅せられた老美術商とその家族を描いたフィンランド発のヒューマンドラマ。年老いた美術商オラヴィは、家族よりも仕事を優先して生きてきた。そんな彼のもとに、音信不通だった娘から電話がかかってくる。その内容は、問題児の孫息子オットーを、職業体験のため数日間預かってほしいというお願いだった。そんな中、オラヴィはオークションハウスで1枚の肖像画に目を奪われる。価値のある作品だと確信するオラヴィだったが、絵には署名がなく、作者不明のまま数日後のオークションに出品されるという。オットーとともに作者を探し始めたオラヴィは、その画風から近代ロシア美術の巨匠イリヤ・レーピンの作品といえる証拠を掴む。「幻の名画」を手に入れるべく資金集めに奔走するオラヴィは、その過程で娘親子の思わぬ過去を知る。
ネット上の声
- 結局、「その作品が好き」ではなく「誰が描いた作品か(サインがあるとか、しかるべき
- 商才は無いが目利きの老美術商が”運命の絵”と出会ったことから始まる家族との確執と
- 乳母車の階段落ちじゃないけど、人生を結ぶ様子を、椅子で表現するのは粋だなと思いま
- 1枚の絵画をめぐるミステリー(謎)から、1つの家族をめぐるミステリー(不可解さ)
ヒューマンドラマ
- 製作年2018年
- 製作国フィンランド
- 時間95分
- 監督クラウス・ハロ
- 主演ヘイッキ・ノウシアイネン