夫の死から3日後、リスボンに降り立った女。闇に沈むスラムで、彼女は過去と対峙する。
アフリカのカーボベルデで、40年間夫の帰りを待ち続けた女、ヴィタリナ。ようやく届いた航空券を手にポルトガルのリスボンへ向かうも、彼女の到着は夫の葬儀の3日後だった。夫が遺した薄汚れた家で、彼女は彼の生前の秘密と裏切りを一つずつ知っていく。移民たちが暮らすスラム街の闇の中、男たちの断片的な証言が、彼女の知らない夫の姿を浮かび上がらせる。深い絶望と静かな怒りを胸に、ヴィタリナは自らの人生に決着をつけるため、過去と対峙することを決意する。光の届かない場所で、彼女が見つける魂の救済とは。
ネット上の声
- ポルトガルの植民地だったアフリカの島国カーボヴェルデからはリスボンへの移民が多く
- カーボベルデって大西洋の島国なんですね
- 暗がりの部屋で語るヴィタリナの辛い人生
- 屋根の上で小鳥のキス。
ヒューマンドラマ
- 製作年2019年
- 製作国ポルトガル
- 時間130分
- 監督ペドロ・コスタ
- 主演ヴィタリナ・ヴァレラ