「サタンタンゴ」「ニーチェの馬」などで知られるハンガリーの映画作家タル・ベーラが、罪に絡みとられ破滅していく人々をリアルに描いた人間ドラマ。以降ほとんどのタル・ベーラ作品で脚本を担当する作家クラスナホルカイ・ラースローや音楽のビーグ・ミハーイが初めてそろい、独自のスタイルを確立させた記念碑的作品。荒廃した鉱山の町。夫のいる歌手と不倫しているカーレルは彼女の部屋を訪れるが追い返され、行きつけの酒場へ向かう。酒場の店主はカーレルに小包を運ぶ仕事を依頼するが、町を離れたくないカーレルは知り合いに運ばせようと思いつく。歌手の夫から彼女との関係を問い詰められたカーレルは、夫に小包を運ぶ仕事を持ちかける。
ネット上の声
- タル・ベーラ 伝説前夜にて
- 以前シアターイメージフォーラムの特集上映で観たが、不覚にも後半寝落ちしてしまった
- 香り立つ様なナルシシズムと退廃がどうしようも無い退屈を美しい映像に仕立て上げてい
- 絶望の中で希望がちらつくけど希望に向けて前進も後退もしない狭間の領域に巣食う人の
ヒューマンドラマ
- 製作年1988年
- 製作国ハンガリー
- 時間121分
- 監督タル・ベーラ
- 主演ツェーケリ・B・ミクロシュ