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失踪した男にかけた保険金を巡って交差する運命を描いた中編サスペンスドラマ。これまで数多くのミュージックビデオなどを手がけてきた小嶋貴之監督が、「配偶者が3年以上生死不明の場合、離婚訴訟を経て離婚ができる」「不在者の生死が7年間不明な場合、失踪の宣告をすることができ、死亡保険金受取人は保険金を受け取ることができる」という法的条件を基に、モラルぎりぎりのグレーゾーンで追い詰められていく男の姿を描く。
持田佳奈の元夫・由紀夫は失踪から6年半が経ち、保険金を受け取れるまであと半年に迫っていた。佳奈と現在の夫・孝明は、保険金が入ることを前提に将来の計画を立てている。孝明は不倫をしており、会社を辞めて不倫相手の岸本あゆみとともにベンチャー企業を設立しようと考えていた。しかしある日、佳奈は偶然訪れた居酒屋で、由紀夫にそっくりな男に遭遇する。
「ボクらのホームパーティー」の卯ノ原圭吾が夫・孝明、「風のゆくえ」の斎藤千晃が妻・佳奈、「恋愛リアリティーショー」の実倉萌笑が孝明の不倫相手・あゆみを演じた。
ネット上の声
- もうちょっと長く観たかったな
- 松葉杖はなんだった?
- 舞台挨拶鑑賞
サスペンス
- 製作年2024年
- 製作国日本
- 時間47分
- 監督小嶋貴之
- 主演卯ノ原圭吾
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牧原和章は木下家が営む中華料理屋で居候をしながら働いていた。木下家の長女・美和は仕事をせずに未完の物語を書き続けていた。そんな美和に食事を作りながら世話をする牧原だったが、ある出会いをきっかけに牧原と美和の「日常」は少しずつ変化していく。
蝉時雨、牧原と木下家は「今」を生きていこうとする。
ヒューマンドラマ
- 製作年2024年
- 製作国日本
- 時間84分
- 監督石田忍道
- 主演田丸大輔
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台北と東京を舞台に、孤独に生きてきた男の歪んだ青春と再生を描く人間ドラマ。「菊とギロチン」「あのこは貴族」などに出演してきた俳優で、映画監督としても活躍する嶺豪一が主演を務めた。
東京郊外の倉庫で働きながら、漠然と日々を過ごす真司。幼少期に養護施設で育った彼は過去に劣等感を抱き、孤独に生きてきた。唯一の趣味は本を読み、ノートに自分の気持ちを書くこと。誰に対しても心を開かずにいた彼はある日、付き合っていた女性・原田茉耶にも別れを切り出してしまう。予約していた台北旅行を、彼女との最後の旅と思って楽しもうとする真司だったが……。
監督の石井慎吾は、幼少期を養護施設で過ごし、解体業から映画監督・プロデューサーの荒戸源次郎のもとで映画制作を学んだという異色の経歴の持ち主。自らの経験をもとに本作の脚本を執筆し、自らのメガホンで映画化した。ヒロインの茉耶役は舞台を中心に活躍する斎藤千晃。
ネット上の声
- 見終わって改めて解説を読んで、 そうか、再生の物語ってことか、と思...
- マザコン、モラトリアムは米国映画だけで無かった様だ
- 「逃げたくなったんだよね 重くなった」
- 台北は舞台じゃない
ヒューマンドラマ
- 製作年2022年
- 製作国日本
- 時間74分
- 監督石井慎吾
- 主演嶺豪一