映像作家・北尾和弥が、現代の東京をさまよう女性の姿を、ディストピア的に捉えた映像と研ぎ澄まされた音響、浮遊するような言語感覚で描いた異色ロードムービー。
女と暮らしていた男が部屋に無数の写真を残し、突然姿を消した。女は写真を手に、そこに写った場所を探すために、東京の街をさまよい歩く。4人の人物に出会った女は彼らと会話を重ねる中で、失うことへの不安、焦燥、自らが信じていたものへの疑問などさまざまな想いを掻き立てられていく。次々と現出する問いに内なる対話を深める中、自身の中にあったはずの何かを埋め戻すため、女はもがくのだが……。
都市をさまよう女を、ダンサー、パフォーマー、アーティストとして活躍する石川理咲子(Ree)が演じる。
ネット上の声
- 例えば、自分自身と対峙しつつ問いかける時なんかは、夜の散歩あたりが丁度良いと思う
- 「東京の都市部や臨海部のなかに身を置いてみて、そこで出会った人との対話を通じて自
- 個人的な好みとして詩的な台詞回しが苦手なところもあったけれど、東京の街の空気感を
- 反芻するように出てくる言葉たちが、頭の中で考える部分と身体的に感じる部分を引き剥
ヒューマンドラマ
- 製作年2019年
- 製作国日本
- 時間137分
- 監督北尾和弥
- 主演石川理咲子