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「西成ゴローの四億円」「ひとくず」の上西雄大監督が、宮古島の小さなホテルを舞台に、そこに集う人びとの絆と再生を描いた人間ドラマ。
バブル経済破綻のあおりを受けた不動産業の碧海貴吉は失意の中、大阪から宮古島にやって来る。自殺をしようとする貴吉の前に、亡くなった父・勘吉が現れ、丘の上に小さなホテルを作ることを告げ、ふたたび姿を消す。自殺を思いとどまった貴吉は、勘吉の言葉通り、小さなビラを建設し、そこは泊まれば心から願う再会をかなえてくれる「ふたたヴィラ」と呼ばれるようになる。時は流れ、貴吉の娘・陽葵が宮古島にやってくる。父が亡くなったことで、渋々島にやってきた陽葵だったが、貴吉のビラを訪れる家族や島の住人たちと触れ合う中で、母と自分を捨てた父への思いが変わっていく。
主演を務める柴山勝也は俳優が本業ではく、宮古島でリゾートビラやリゾートマンションを展開する株式会社リゾートライフの会長で、上西監督と交流があったことから本作を企画し、出演。そのほか、松原智恵子、古川藍、徳竹未夏らが顔をそろえる。
ネット上の声
- シーサーも神様なのに…
- 場所を宮古島に変えて
- いい意味でクサさがクセになる、味付けの濃いヒューマンドラマ映画でした
- 上西監督お決まりの暴力シーンありですが、ベタな人情劇で面白いです
ヒューマンドラマ
- 製作年2022年
- 製作国日本
- 時間120分
- 監督上西雄大
- 主演柴山勝也
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「ひとくず」「西成ゴローの四億円」の上西雄大監督が、知的障害者の娘と精神疾患を抱える母の心の姿と、それを取り巻く人々の悪意や善意を描いた人間ドラマ。
軽度の知的障害を持つ22歳の来栖玲は、小柄なため子どもと間違われることが多く、自分が障害者として扱われることに葛藤を抱えていた。一方、玲の母・梨加は夫に先立たれながらも娘をしっかり育てようと努めてきたが、限界を感じ自らも精神疾患を抱えるようになってしまう。母娘ともに心を開くことのできる相手がいなくなり、すれ違いながら荒んだ生活を送る玲と梨加。やがて新たな出会いによって、母娘の日常に少しずつ光が差し始める。
上西監督主宰の映像劇団テンアンツに所属する清水裕芽が娘・玲役、同じくテンアンツ所属で「ひとくず」にも出演した徳竹未夏が母・梨加役で主演を務めた。
ネット上の声
- カメレオン精神科医x発達障害の女の子
- 弱者に寄り添うレオン先生は占い師
- 泣けます 発達障害者の話
- レオン先生
ヒューマンドラマ
- 製作年2023年
- 製作国日本
- 時間87分
- 監督上西雄大
- 主演徳竹未夏
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俳優・脚本家・監督として「ひとくず」「ねばぎば 新世界」などを手がけた上西雄大による、発達障害でありながらも素晴らしい絵を描く実在する青年をモデルにした人間ドラマ。
発達障害者の那須叶、通称ヌー。生まれてすぐ、母親からコインロッカーに捨てられた過去を持つ彼女は、自分と母をつなぐ唯一の場所であるコインロッカーを守りながら、毎日ロッカーの前で絵を描き続けていた。ある日、ヌーは刑務所から出所した黒迫和眞と出会う。黒迫は別れた妻子に金を送るため、ロッカーのそばで覚醒剤売買をしながら金を稼いでいた。次第にヌーに興味を持った黒迫は、思い付きでヌーの絵をSNSにアップし始める。海外の有名アーティストからヌーの絵を買いたいとの連絡が入り、高額で売ろうとした黒迫だったが、ヌーの純粋な心に触れる中で、彼の中に良心が生まれ出していた。そんな時、ヌーが白血病により倒れてしまう。
ヌー役を「ひとくず」の古川藍、黒迫役を上西が自ら演じる。
ネット上の声
- 映像劇団10ANTS(テンアンツ) 上西雄大
- カーブは変化球
- いやー、何度劇場を出ようと思ったか、、まるで昭和のメロドラマみたいな演出と展開で
- 純粋なヌーが芯からの悪人ではない黒迫の心を洗い新たな人生を切り開いたということな
ヒューマンドラマ
- 製作年2022年
- 製作国日本
- 時間99分
- 監督上西雄大
- 主演古川藍
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ヒューマンドラマ
- 製作年2018年
- 製作国日本
- 時間86分
- 監督上西雄大
- 主演上西雄大