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俳優として活動するかたわらインディーズや短編で数多くメガホンをとる片山享が監督・主演を務めた中編作品。何に対しても「しょうがない」ということが口癖になっている不動産屋勤務の柴田だったが、自分の身の起きた「しょうがない」状況には向き合うことができず、何もない空き物件に住み始める。生きていくために理屈は必要ないが、理屈がなければ生きていけないこともあり、柴田は「しょうがない」状況に向き合い始まるが……。池袋シネマ・ロサの新人映画監督特集vol.5の片山享監督特集「生きる、理屈」で、短編「名操縦士」「いっちょらい」とあわせて上映。
ネット上の声
- 大人の男が泣いてる姿は本当に見てられないなー、と思いました
- 辛さの中にある優しさ
- 製作年2020年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督片山享
- 主演片山享
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「轟音」「わかりません」「道草」などの作品を続々と発表している俳優で監督の片山享が、故郷の福井県を舞台に、かつて手がけた短編映画「いっちょらい」を自らのメガホンで長編リメイク。
地方都市のシャッター商店街。中華料理屋を営むテツヤは、東京で自分の店を持つ夢を持っていたが、父が病に倒れたため仕方なく実家の店を継いでいた。希望を失ったテツヤがくすぶった毎日を淡々と送る中、周囲の人たちは前を向き幸せになっていく。そんなある日、テツヤが訪問看護師から告げられたのは、父の容体が悪くなっているという現実だった。
「GOLDFISH」「RUN! 3films」などに出演してきた松林慎司が短編版に続いて主人公テツヤ役を演じ、長編映画初主演を飾った。タイトルの「いっちょらい」は福井の方言。「一張羅(いっちょうら)」のことで、すなわち「(自分にとって)一番いいもの」を意味する。
ネット上の声
- 多分父親のことがなくったって…
- 「いっちょらい」とは「一張羅」の福井弁で、福井民謡の名前でもあるが、ここでは「自
- 『轟音』に続き、監督の地元・福井をこれでもかとばかりに閉塞感たっぷりに描くシリー
- なんというか、人間同士のむず痒いコミュニケーションの表現が秀逸
ヒューマンドラマ
- 製作年2023年
- 製作国日本
- 時間93分
- 監督片山享
- 主演松林慎司
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「1人のダンス」「追い風」など自らの実体験をもとに映画を制作してきた安楽涼が、脚本・主演も兼ねてメガホンをとった長編監督作。
30歳を目前にして映画を撮ることができなくなってしまった映画監督の安楽。地元・西葛西の友人で、ずっと一緒に映画を作ってきた仲間でもあるリュウイチは、結婚をきっかけに地元を離れた。4年前から同棲している恋人みちことは結婚の話も出ている。いま撮りたいものは何か、そして友人と掲げた夢はどうなるのか、撮ることを通して自らを模索していく安楽だったが……。
主人公の恋人みちこ役は、「1人のダンス」「追い風」など安楽監督作に出演してきた大須みづほ。
ネット上の声
- 撮り方、切り取り方がとても映画然としていってるからこそ、描いてるものが個人的すぎ
- 「まっぱだか」「わかりません」で、安楽涼監督、片山享監督ともに、役者が激情的にな
- 事前情報をよく調べず観に行ったのですが、これは監督の私小説的な話なんでしょうか?
- 全部フェイクなのか否かは不明だが何となく観入ってしまう作品だった
- 製作年2022年
- 製作国日本
- 時間135分
- 監督安楽涼
- 主演安楽涼
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俳優・監督の安楽涼がエレクトロアーティストの「OOPARTZ」とタッグを組んだ異色の青春ドラマ。安楽が実の親友であるOOPARTZのRYUICHIとの間に起きた本当のケンカを本人出演で映画化し、本物の感情をぶつけ合う姿を描き出す。駆け出しのMV監督・安楽は、アイドルを撮影して日銭を稼いでいる。惰性で仕事を続けるうちに大事なものを見失っていった彼は、親友でアーティストのリュウイチからMV撮影を断られてしまい……。OOPARTZが音楽を担当。「MOOSIC LAB 2018」で安楽が男優賞を受賞した。
ネット上の声
- きっと誰もがそうだと思うのだけど、心のなかに、いつまでも青二才みたいなところがあ
- 好きなこと、やりたいこと、理想と現実のギャップの狭間でもがき苦しむ、怒り
- 映画監督の日常とそれに対応したアンサーソングのような「1人のダンス」
- ムーラボの短編は観ていましたが公開版の長編は初めて
青春、 ヒューマンドラマ
- 製作年2019年
- 製作国日本
- 時間58分
- 監督安楽涼
- 主演安楽涼
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東京・江戸川区の西葛西を拠点に活動するラッパーのDEGが主演を務め、「MOOSIC LAB 2019」長編部門で最優秀男優賞・ミュージシャン賞を受賞した青春映画。「MOOSIC LAB」上映版に追加シーンを加えた完全版として劇場公開。28歳のミュージシャン・DEGは、誰も傷つけたくないという思いから、どんなことがあっても笑い、そうやって自分自身を傷つけてきた。彼のまわりの人びとはそれなりに幸せをつかみかけていたが、人に合わせて愛想笑いをする彼はアーティストとしては評価されることのない現実に直面していた。そんなDEGに友達の結婚式の知らせがくる。その式には、彼がずっと好きだったひかりが来るという。監督は俳優としても活動し、「1人のダンス」では主演、監督を務めた安楽涼。
ネット上の声
- やっぱりウェーイ系?
- 一貫したモチーフの中に散らばせる、小さなモチーフ・ポイントを積み重ねて、終盤のセ
- ツラい事からは逃げていいなんてよく聞きますが、ならその後救ってくれるのかよ?てい
- 監督と主演が幼馴染という、フィクションとノンフィクションの壁が限りなく薄い作品
ヒューマンドラマ
- 製作年2019年
- 製作国日本
- 時間71分
- 監督安楽涼
- 主演DEG
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2010年の開館から10周年を迎えた神戸の元町映画館が、安楽涼&片山享監督とタッグを組んで製作した長編映画。神戸・元町で全編ロケ撮影を敢行し、面倒くさくて愛おしい男女の喜劇を描く。現実を受け入れることができない青年・俊と、本来の自分ではない、他人から求められる自分に翻弄されている女性ナツコ。それぞれに葛藤を抱える2人が出会い、同じ時を過ごすが……。これまでにも「追い風」「1人のダンス」などで映画制作をともにしてきた安楽涼と片山享が共同監督を務め、2人そろってキャストとしても出演。主演は、安楽、片山両監督の作品に出演してきた柳谷一成と、神戸を拠点に俳優業をしている津田晴香。
ネット上の声
- 神戸が舞台なんですが。
- トイレ行きたかった❗️
- 面倒臭いヤツら
- 観ている最中、主人公が「めんどくさいやつ」と言われる場面が多過ぎて、「めんどくせ
ヒューマンドラマ
- 製作年2021年
- 製作国日本
- 時間99分
- 監督安楽涼
- 主演柳谷一成
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ひとつの工程から次の工程へとタスキをつないでいく、建設業の現場で働く職人たちの知られざる葛藤などを描いた人間ドラマ。高校時代、駅伝選手だった昇は、大事な大会でタスキを途切れさせてしまった過去があった。そのトラウマから、社会人になった今も、何かで立ち止まることに対して焦りを感じてしまう。今は建設業の職人として働いてるが、その仕事は一朝一夕でうまくなれるものでもなく、仲間たちに追い越されていくことに焦る日々が続く。そして焦れば焦るほど、思い出したくない過去を思い出して感情が逆なでされる昇だったが……。監督は、俳優としても活動し、北米の日本映画祭ジャパン・カッツで上映された「轟音」や、安楽涼と共同監督を務めた「まっぱだか」などで映画監督としても活躍する片山亨。
ネット上の声
- 『今、たくさん夢描いてると思いますけど、たぶん全部叶いません
- 【”モノ作りは、人づくり。そして任されたタスキ(仕事)をキチンと繋いで、お客様に完璧な製品をお渡しする。”不器用な主人公が新入式で披露する朴訥なスピーチの内容が佳き作品である。】
- この映画館で見る映画の中では時間帯や金曜日仕事終わりの時間帯など色々なことが影響
- 入社式のトーク、まとまりないし結局自分頑張りますで終着するとかダセエって思ったけ
- 製作年2021年
- 製作国日本
- 時間65分
- 監督片山享
- 主演細川岳
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俳優としてインディーズや短編で数多く出演を重ね、自らも短編映画などでメガホンをとってきた片山享の初長編監督作品。ある日、兄が犯罪を犯し、父がそれを苦に自殺してしまった誠は、母に助けを求めるが、母は助けてはくれなかった。家を飛び出した誠は自分を傷つけてくれるものを探し求めるが、やがてひとりの浮浪者と出会う。その出会いをきっかけに、誠の生と向き合う音が静かに響きはじめ……。主人公の誠を演じるのは、片山が脚本・出演した映画「1人のダンス」で監督・主演を務めていた安楽涼。
ネット上の声
- ある種の台湾映画のようだった
- 特に自動車とかそうやけど、物事を0から1に進める時がいちばんエネルギーを使い、重
- 腹の底から湧き上がるような言葉では言い表せない、抱えきれない感情を轟音として不穏
- 予告で、ミシミシ、フラッシュバックする程リアルで見てみましたが、あとはリアルに感
ヒューマンドラマ
- 製作年2019年
- 製作国日本
- 時間99分
- 監督片山享
- 主演安楽涼
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1988年生まれの女性6人によって結成された演劇映像創作団体「88生まれの女たち」の初長編映画で、東京の片隅に生きる同級生たちの10年間を描いたヒューマンドラマ。あることで心が折れて立ち直り方を忘れ、生きる気力を失ってしまった31歳の妙子。無職で自堕落な毎日を過ごす彼女は、同棲している恋人のコタロウに生活面でも精神面でも依存しきっていた。そんな中、コロナ禍をきっかけに妙子の日常にも少しずつ変化が起こりはじめる。コタロウとの関係も変わっていく中で、彼女はようやく自身の心と向き合うようになる。出演は「ミは未来のミ」の矢島理佐、「1人のダンス」の安楽涼。「書くが、まま」の上村奈帆が監督・脚本を手がけた。
ヒューマンドラマ
- 製作年2022年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督上村奈帆
- 主演矢島理佐