吉本ばなな初期の名作「ムーンライト・シャドウ」を、小松菜奈主演で映画化したラブストーリー。さつきと等は導かれるように出会い、恋に落ちる。等の3歳年下の柊と、柊の恋人ゆみこをあわせた4人は意気投合し、多くの時間を共に過ごす。時には、ゆみこが気になっているという「満月の夜の終わりに死者ともう一度会えるかもしれない」という不思議な現象「月影現象」についても語り合うなど、4人は穏やかで幸せな日々を送っていた。しかし、ある時、等とゆみこが死んでしまう。突然の別れに打ちひしがれ、悲しみに暮れるさつきと柊。愛する人を亡くした現実を受け止めきれないさつきと、そんな彼女を心配する柊。それぞれの方法で悲しみに向き合おうとしていた時、2人は不思議な女性・麗と出会い、それをきっかけに少しずつ日常を取り戻していくが……。原作は1989年に刊行され、世界30カ国以上で翻訳されたベストセラー「キッチン」に収録された短編小説。さつき役を小松、恋人の等を映画「his」や連続テレビ小説「エール」の宮沢氷魚が演じる。監督は、「Malu 夢路」などで知られるマレーシア出身のエドモンド・ヨウ。
ネット上の声
- 【”彼が遺した鈴の音。されど、川は流れる。”今作は、マレーシア出身のエドモンド・ヨウ監督が日本の名作短編をアーティスティックな世界観で描いたニュー・アジアン・フィルムである。】
- 非現実さを含みながらどうしようなく現実味を帯びている
- 月影現象で会ってみたい人。 ヒトラーと毛沢東かなぁ。
- 小松菜奈の“素の美しさ”をとらえた宝石のような映画
ヒューマンドラマ
- 製作年2021年
- 製作国日本
- 時間92分
- 監督エドモンド・ヨウ
- 主演小松菜奈