1990年代のデンマークを舞台に、父親が性別適合手術を受けることになった家族の物語を、10代の多感な娘の視点から描いたヒューマンドラマ。本作が初長編となるマルー・ライマン監督が、11歳の時に父親が女性になったという実体験を基に手がけた。デンマークの郊外で暮らす11歳の少女エマは、幸せな家庭で充実した毎日を過ごしていた。そんなある日、両親が離婚することになり、彼女の日常は一変。しかも離婚の理由は、父親トマスが女性として生きていきたいからだという。ホルモン治療を始めたトマスは日ごとに女性らしくなっていくが、エマは父親が性別適合手術を受けるという現実を受け入れられず、寂しさといら立ちを募らせていく。父親トマス役に「ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮」のミケル・ボー・フォルスゴー。
ネット上の声
- 相手のエゴを許容することが大人の証明?
- 家族間の描き方が秀逸で観やすい内容
- ホームビデオにある愛情の証
- 矛盾と情熱のあいだ
ヒューマンドラマ
- 製作年2020年
- 製作国デンマーク
- 時間97分
- 監督マルー・ライマン
- 主演カヤ・トフト・ローホルト