神に背き、掟を破った一人の戦士。復讐の連鎖が支配する山岳地帯で、自らの正義を貫く孤高の魂の詩。
舞台は中世ジョージアの険しい山々。掟を重んじるヘヴスル人の戦士アルダは、敵対するキリスト人の勇士ムツァリを討ち取る。しかし、その勇猛さに敬意を抱いたアルダは、敵の右腕を切り落とすという古来の掟を破ってしまう。この行いが、共同体からの裏切りと見なされ、彼は村から追放される運命。神の怒りと村人からの孤立という二重の苦難の中、アルダは自らの信念と共同体の掟との間で激しく葛藤。人間とは何か、信仰とは何かを問いかける、荘厳で詩的な映像叙事詩。
ネット上の声
- カンヌ映画祭グランプリ受賞作「懺悔」(1984)のテンギズ・アブラゼ監督による「
- ジョージアの山あいの村を舞台に、キリスト教徒とイスラム教徒の対立を描く
- 異教徒との争いの中で人間の尊厳を問う
- 宗教の役割りを考えるにはウッテツケ
ヒューマンドラマ
- 製作年1967年
- 製作国ソ連
- 時間78分
- 監督テンギズ・アブラゼ
- 主演スパルタク・バガシュヴィリ