サラエボ紛争の深い傷跡。母が娘に隠し続けた、愛と痛みに満ちた出生の秘密。
ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争から十数年が経過したサラエボ。シングルマザーのエスマは、12歳になる娘サラと愛情深く暮らしていた。ある日、サラが修学旅行に参加するため、父親が「戦死した英雄」である証明書が必要になる。しかし、エスマは証明書の発行をかたくなに拒否。娘を愛するがゆえに、どうしても語ることのできない過去があったのだ。父の存在を問い詰めるサラと、真実を隠す母。戦争が残した癒えない傷が、母娘の関係に深い影を落とす。母が守り抜こうとした秘密とは。
ネット上の声
- 前を見た女性の生き方に心が震えた
- 日本の女性監督もこれくらい撮れよ
- 普通の物語のはずなんだけど
- 逞しく生きるサラエボの女性
ヒューマンドラマ
- 製作年2010年
- 製作国ボスニア・ヘルツェゴビナ,オーストリア,ドイツ,クロアチア
- 時間104分
- 監督ヤスミラ・ジュバニッチ
- 主演ズリンカ・ツヴィテシッチ