震災で両親を失った幼い姉弟の思いを描き、子どもたちが審査員を務める第64回ベルリン国際映画祭ジェネレーション部門でスペシャルメンションを受けた作品。監督はこれが初の長編作品となる杉田真一。震災で両親を失った12歳の春奈と5歳の翔太。親戚の家に引き取られた幼い姉弟は、気持ちを整理するきっかけもない状態で、新しい環境での生活だけが動き始める。両親が亡くなった事実を知らずに、日に日に両親への思いを募らせる翔太。そんな弟への秘密と助けることができなかった両親への罪悪感を抱え続ける春奈。翔太のまっすぐな思いが、春奈の心を少しずつ動かしていく。
ネット上の声
- 震災で両親を失った姉妹が直面するつらい現実を、困難な状況の中、弟に事実を告げられ
- 監督「考えたり行動したりする前に、言葉にならなかった部分が、人にはかならずあると
- 震災によって両親を亡くした兄弟がどう生きていくか、苦悩と葛藤を描いたヒューマンド
- 自主映画っぽいんだけど、ワンカットワンカットに妥協がない感じはすごくよかった
ヒューマンドラマ
- 製作年2015年
- 製作国日本
- 時間85分
- 監督杉田真一
- 主演大森絢音