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「退屈な日々にさようならを」「少女邂逅」などの映画に出演してきた俳優・秋葉美希の長編初監督作品。秋葉が自身の父との別れの経験をもとに手がけた作品で、若手監督の登竜門である第17回田辺・弁慶映画祭でキネマイスター賞を受賞した。
父・陽平の死から背を向けて生きてきたダンサーの暖。やがて踊ることを止めてしまった彼女は、故郷からやってきた幼なじみの壮介によって、陽平の残した一枚のメモに記された場所をたどる旅へと連れ出される。その旅の中で2人は陽平の面影に触れ、咀嚼(そしゃく)できずにいた思いを飲み込んでいく。
秋葉が監督・脚本のほか自ら主演を務め、主人公の暖を演じた。彼女を旅に連れ出す幼なじみの壮介役は「赫くなれば其れ」などで活躍する田中爽一郎、父・陽平役は川瀬陽太がそれぞれ務めた。そのほか森羅万象、鈴木卓爾らベテランも脇を固めている。田辺・弁慶映画祭の受賞作品を上映する「田辺・弁慶映画祭セレクション2024」(24年8月23日~9月12日=テアトル新宿/24年9月20~26日=テアトル梅田)にて劇場公開。
- 製作年2023年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督秋葉美希
- 主演秋葉美希
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「悪魔の舞を手に入れし者」の伊藤智之が監督・脚本を手がけ、ドライブへ出かけた男女4人の姿を通して人間の本性を滑稽かつミステリアスに描いた作品。
ダイゴは思いを寄せる沼口さんにプロポーズするため、後輩カップルのカズミとシロウを誘ってドライブデートをすることに。楽しい時間を過ごす4人だったが、謎の男の出現により、事態は思わぬ方向へと転がっていく。
「At the terrace テラスにて」の師岡広明が主演を務め、演劇界で活躍する菅原雪、「この日々が凪いだら」の田中爽一郎、「触れたつもりで」の大田路、「ファンファーレが鳴り響く」の今井慶が共演。
ネット上の声
- 頭のネジが少しズレてる男女がドライブデートしてピクニックする映画
- 天気が良い日に撮影狙ったのだなあ、と
- 【これジャンル何?ホラー?】
- ムヒはフリじゃないのかよ!
- 製作年2021年
- 製作国日本
- 時間40分
- 監督伊藤智之
- 主演師岡広明
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「私は渦の底から」「わたしが発芽する日」「次は何に生まれましょうか」といった短編で各地の映画祭で受賞を重ねてきた野本梢監督が、人生の岐路に立たされた大学生の葛藤をハラスメントの問題を交えて描いた短編。仲間と飲んだり彼氏のライブを見に行ったりと忙しない毎日を過ごしている大学3年生の友佳は、ある日、大学で清掃の仕事をしている青年・尾田と出会う。尾田が大学の授業に興味を持っているということを知った友佳は、尾田を教室に潜り込ませようと画策するが、ある事実を知ってしまい……。池袋シネマ・ロサで開催の「野本梢監督特集『私』」(2020年2月29日~3月13日)で上映。
ネット上の声
- 主人公が力になりたいと思う子がパワハラを受けている見せ方だが、彼の方がこんな職場
- 所々不自然な会話や演出があるけど、この作品が描こうとしていることは全面的に推した
- 目の付け所が素敵で、主人公の行動にもう少しだけ正義を見たかった
- ラストカットの笠松七海の芯のある眼差しが全てだった
- 製作年2020年
- 製作国日本
- 時間30分
- 監督野本梢
- 主演笠松七海
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「退屈な日々にさようならを」などで俳優としても活躍する猫目はち監督が、自殺した女優と遺された者たちの運命を描く一連の監督作「つま先だけが恋をした」「突き射す」「花に問う」に続く最終章として撮りあげた人間ドラマ。
下北沢の古本屋で働く文作と、栃木県鹿沼市に住む幸之助。かつては仕事も生活もともにしていた彼らは、幸之助の幼なじみである女優・なつめの自殺をきっかけにばらばらになってしまった。喪失感を抱えながら日々を過ごす文作のもとに、なつめが出演した映画のカメラマン・嗣澤から、幸之助宛ての郵便が届く。そこにはなつめの最後の映像記録と、彼女がつづったノートが入っていた。
「歩けない僕らは」の門田宗大が文作、「幕が下りたら会いましょう」の田中爽一郎が幸之助を演じ、猫目監督が自らなつめ役を務めた。
ネット上の声
- チンプンカンプンにも程がある
- 「猫目はちさんと秋葉美希さんが迎えてくれました」
- 「なつめ/はち/みよこ」4部作第四作
- 圧倒されました
ヒューマンドラマ
- 製作年2021年
- 製作国日本
- 時間69分
- 監督猫目はち
- 主演門田宗大
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役者のなつめは、自身が初めて監督・出演をした映画『つま先だけが恋をした』の作品で、彼と出会った。現実と芝居のはざまから抜け出せないなつめは、役者「なつめ」としての自分。本名「みよこ」としての自分の間で、本当の自分がわからなくなっていた。
ネット上の声
- どうせなので、つま先だけが恋をした
- 苦しいし落ち着かないけど、でも何が起こってるわけでもないけどめちゃくちゃ起こって
- みのこの醸し出す雰囲気が、昔鬱病こじらせて自殺した知り合いにすげー似てたんで妙に
- 役者デビュー作となった今泉力哉監督「退屈な日々にさようならを」で強い存在感を放ち
- 製作年2019年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督猫目はち
- 主演田中爽一郎
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花屋「ハナドコロ エン」で働く幸之助と、隣の喫茶店「珈琲店ニュー平和」の要ちゃん。昼休憩に隣の喫茶店に通う幸之助は、店で文庫本を読むのが毎日の楽しみだった。ある日のお昼時、地元の子ではない女の子の声を聞いて、彼はあの頃の自分を思い出し…。
ネット上の声
- 心の中に閉まっていた記憶がふとしたきっかけで思い起こされる瞬間が描かれていた
- 色々???だったけど、U-NEXTの説明欄見たら4部作の3作目なのね
- 僕が僕のことを見ていなかったからだ
- 「なつめ/はち/みよこ」4部作第三作
- 製作年2020年
- 製作国日本
- 時間17分
- 監督猫目はち
- 主演田中爽一郎
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「東京戯曲」など自身の監督作を手がけるかたわら、今泉力哉や宇賀那健一、山本政志、頃安祐良ら多数の監督の現場で助監督を務め、商業・インディーズの垣根を越えて活動する平波亘の4年ぶり劇場公開作となる監督作品。音楽をつくる恋人と暮らす女性の1年、愛し合いながらも離れては思い合う女性同士の数年間、運命の相手を探す男と毎日を気ままに生きる女が街をさまよう一日、そして終電後に出会った男女が送る一夜と、東京に暮らす4組の男女が過ごす、それぞれに異なる時間を、時にリアルに、時にユーモラスに、そしてリリカルに、さまざまな表情をたたえながらつづっていく。
ネット上の声
- 二回目の鑑賞で、それぞれのエピソードのキャラクターが他エピソードの中に存在してい
- 4つのストーリーを交互に進めていく変則型のオムニバスストーリー
- 私たちの生活は巻き戻しも早送りもランダム再生もできないけど
- 音楽の映画と勘違いして観に行ったのが失敗だった
ヒューマンドラマ
- 製作年2020年
- 製作国日本
- 時間110分
- 監督平波亘
- 主演松川遥菜