-
18世紀フランスを舞台に、望まぬ結婚を控える貴族の娘と彼女の肖像を描く女性画家の鮮烈な恋を描き、2019年・第72回カンヌ国際映画祭で脚本賞とクィアパルム賞を受賞したラブストーリー。画家のマリアンヌはブルターニュの貴婦人から娘エロイーズの見合いのための肖像画を依頼され、孤島に建つ屋敷を訪れる。エロイーズは結婚を嫌がっているため、マリアンヌは正体を隠して彼女に近づき密かに肖像画を完成させるが、真実を知ったエロイーズから絵の出来栄えを批判されてしまう。描き直すと決めたマリアンヌに、エロイーズは意外にもモデルになると申し出る。キャンパスをはさんで見つめ合い、美しい島をともに散策し、音楽や文学について語り合ううちに、激しい恋に落ちていく2人だったが……。「水の中のつぼみ」のセリーヌ・シアマが監督・脚本を手がけ、エロイーズを「午後8時の訪問者」のアデル・エネル、マリアンヌを「不実な女と官能詩人」のノエミ・メルランが演じた。
ネット上の声
- まいった。フランスのドヤ顔しか見えない。
- ドラマチックではないところにドラマがある
- レスボス島の神話のような恋。全てが美しい
- いくつかの傑出したシーンをピックアップ!
ヒューマンドラマ
- 製作年2019年
- 製作国フランス
- 時間122分
- 監督セリーヌ・シアマ
- 主演ノエミ・メルラン
-
「イン・ザ・ベッドルーム」「リトル・チルドレン」のトッド・フィールド監督が16年ぶりに手がけた長編作品で、ケイト・ブランシェットを主演に、天才的な才能を持った女性指揮者の苦悩を描いたドラマ。
ドイツの有名オーケストラで、女性としてはじめて首席指揮者に任命されたリディア・ター。天才的能力とたぐいまれなプロデュース力で、その地位を築いた彼女だったが、いまはマーラーの交響曲第5番の演奏と録音のプレッシャーと、新曲の創作に苦しんでいた。そんなある時、かつて彼女が指導した若手指揮者の訃報が入り、ある疑惑をかけられたターは追い詰められていく。
「アビエイター」「ブルージャスミン」でアカデミー賞を2度受賞しているケイト・ブランシェットが主人公リディア・ターを熱演。2022年・第79回ベネチア国際映画祭コンペティション部門に出品され、ブランシェットが「アイム・ノット・ゼア」に続き自身2度目のポルピ杯(最優秀女優賞)を受賞。また、第80回ゴールデングローブ賞でも主演女優賞(ドラマ部門)を受賞し、ブランシェットにとってはゴールデングローブ賞通算4度目の受賞となった第95回アカデミー賞では作品、監督、脚本、主演女優ほか計6部門でノミネート。
ネット上の声
- クラシック界による異例のサポート体制は、配信時代への危機意識の表れか
- 先にパンフを読んでから鑑賞した方がわかりやすいかも
- 全神経が研ぎ澄まされたブランシェットの演技に感服
- 人は一旦頂点に上り詰めると後は転落しかない!?
ヒューマンドラマ
- 製作年2022年
- 製作国アメリカ
- 時間158分
- 監督トッド・フィールド
- 主演ケイト・ブランシェット
-
「ディーパンの闘い」「預言者」などで知られるフランスの名監督ジャック・オーディアールが、「燃ゆる女の肖像」で一躍世界から注目される監督となったセリーヌ・シアマと、新進の監督・脚本家レア・ミシウスとともに脚本を手がけ、デジタル化された現代社会を生きるミレニアル世代の男女の孤独や不安、セックス、愛について描いたドラマ。再開発による高層マンションやビルが並び、アジア系移民も多く暮らすなど、パリの中でも現代を象徴する13区を舞台に、都市に生きる者たちの人間関係を、洗練されたモノクロームの映像と大胆なセックスシーンとともに描き出していく。コールセンターでオペレーターとして働く台湾系フランス人のエミリーのもとに、ルームシェアを希望するアフリカ系フランス人の高校教師カミーユが訪れる。2人はすぐにセックスする仲になるが、ルームメイト以上の関係になることはない。同じ頃、法律を学ぶためソルボンヌ大学に復学したノラは、年下のクラスメイトたちに溶け込めずにいた。金髪ウィッグをかぶり、学生の企画するパーティに参加したことをきっかけに、元ポルノスターのカムガール(ウェブカメラを使ったセックスワーカー)だと勘違いされてしまったノラは、学内の冷やかしの対象となってしまう。大学を追われたノラは、教師を辞めて不動産会社に勤めていたカミーユの同僚となるが……。グラフィックノベル作家エイドリアン・トミネの短編集「キリング・アンド・ダイング」「サマーブロンド」に収録されている3編からストーリーの着想を得た。2021年・第74回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品。
ネット上の声
- パリで働く台湾系のエミリー(ルーシー・チャン)、彼女とルームシェアすることになっ
- うわ~、これは自分が苦手なタイプの作品の代表格
- モノクローム映像が鮮烈に感情を伝える
- モノクロームに観るもの
ヒューマンドラマ
- 製作年2021年
- 製作国フランス
- 時間105分
- 監督ジャック・オーディアール
- 主演ルーシー・チャン
-
実話をもとに、学校から見放された問題児たちの集まるクラスが、ベテラン教師の情熱によって次第に変化していく様を描いたドラマ。貧困層が暮らすパリ郊外のレオン・ブルム高校。様々な人種の生徒たちが集まる落ちこぼれクラスに、厳格な歴史教師アンヌ・ゲゲンがやってくる。情熱的なアンヌは、生徒たちに全国歴史コンクールに参加するよう勧めるが、「アウシュビッツ」という難解なテーマに生徒たちは反発する。そこでアンヌは、強制収容所の生存者を授業に招き、彼らの経験を語ってもらう。その壮絶な話を聞いた生徒たちは、その日を境に変わっていく。本作にも出演したアハメッド・ドゥラメが自身の体験を映画化してもらおうと動き出したことから実現した作品で、ドゥラメはセザール賞有望男優賞にもノミネートされた。
ネット上の声
- 教師歴20年、ベテランの女性教師が落ちこぼれクラスを率いて「アウシュビッツ 若者
- 顔の無いヒトラーたちを見たときにも感じましたが、アウシュビッツの事...
- プロフェッショナルであるということ。
- サブタイトルの方がしっくりくる作品。
ヒューマンドラマ
- 製作年2014年
- 製作国フランス
- 時間105分
- 監督マリー=カスティーユ・マンシヨン=シャール
- 主演アリアンヌ・アスカリッド
-
ネット上の声
- ルイ・ガレル観たさもあり、アンスティチュ・フランセへ
- ミニマルな手作り感があって独特の疾走感とか劇中劇スタイルとか面白かった
- 映画批評月間 フランス映画の現在 vol.5@広島市映像文化ライブラリー
- 65~70点ぐらい。クライム色が強いコメディ映画
恋愛、 コメディ
- 製作年2022年
- 製作国フランス
- 時間98分
- 監督ルイ・ガレル
- 主演ルイ・ガレル
-
「おとなの恋の測り方」に続き、ローラン・ティラール監督と再タッグを組んだオスカー俳優ジャン・デュジャルダンと、「イングロリアス・バスターズ」「グランド・イリュージョン」のメラニー・ロラン共演によるロマンティックコメディ。1809年、フランス・ブルゴーニュの裕福なボーグラン家に暮らすエリザベット。彼女には戦地から帰らぬ婚約者を待ち続ける健気な妹ポリーヌがいた。そんな妹を気の毒に感じたエリザベットは差出人を婚約者と偽り、彼女が自分で書いた手紙を妹に届け続ける。エリザベットはポリーヌの婚約者であるヌヴィル大尉が戦地で大活躍の末に戦死したことにしたが、それから3年後、町中で偶然にヌヴィルと遭遇してしまう。平静ではいられないエリザベットをよそに、ヌヴィルはこの嘘を利用したある儲け話をもくろむが……。
ネット上の声
- 軽妙なタッチで描かれたフランス式コメディ
- 優しさが法螺になり、気持ちが繋がる
- 疲れてない時に見ましょう。
- ラブコメの均衡点とは何か
恋愛、 コメディ
- 製作年2018年
- 製作国フランス,ベルギー
- 時間91分
- 監督ローラン・ティラール
- 主演ジャン・デュジャルダン
-
2024年・第37回東京国際映画祭ガラ・セレクション部門上映。
ヒューマンドラマ
- 製作年2024年
- 製作国フランス
- 時間---分
- 監督オードレイ・ディヴァン
- 主演ノエミ・メルラン
-
エッフェル塔に恋をし、実際に法的手続きを経てエッフェル塔と結婚したというアメリカ人女性の新聞記事から着想を得た監督のゾーイ・ウィトックが、人間の女性とテーマパークのアトラクションとの恋を描いた奇想天外なラブストーリー。内気な性格で、テーマパークのアトラクションのミニチュアを制作することが趣味のジャンヌは、幼いころから通ってきたテーマパークで夜間スタッフとして働き始める。ある日、新たに導入されたアトラクション「ムーブ・イット」を目にした彼女は、こうこうと輝くライトや美しくメタリックなボディ、熱く流れる油圧のオイルなど、ムーブ・イットの全てに魅了される。ある夜、ムーブ・イットに「“ジャンボ”と呼んでいい?」とひとり語りかけるジャンヌ。やがて彼女の思いに応じるかのように、ジャンボはライトを灯して動き始めるが……。主演は「燃ゆる女の肖像」でリュミエール賞主演女優賞を受賞し、セザール賞にもノミネートされるなどフランス映画界で高い評価を受けたノエミ・メルラン。
ネット上の声
- ある意味面白いが、精神疾患にしか見えない
- どうもずっとテンションが上がらない
- イタタタッ・・・ コリャ事故だヮ
- あのアトラクの和名はジャイアントハンマー
ファンタジー
- 製作年2019年
- 製作国フランス,ベルギー,ルクセンブルク
- 時間94分
- 監督ゾエ・ウィトック
- 主演ノエミ・メルラン
-
生涯で2500人以上の女性と関係を持ったと言われ、死後に自身が撮影したと思われる大量のポルノ写真が発見されたフランス象徴主義の詩人ピエール・ルイスと、写真のモデルの1人となった親友の妻との関係を官能的に描いたドラマ。19世紀のパリ。著名な詩人ジョゼ・マリア・ド・エレディアの次女マリーは、新進気鋭の詩人ピエール・ルイスと恋に落ちるが、両親は貴族出身でピエールの親友でもある詩人アンリ・ド・レニエとの結婚を決めてしまう。そのショックからアルジェリアに渡ったルイスは、女性の痴態を写真に収めることに情熱を傾ける堕落した日々を過ごし、マリーもまた乾ききった結婚生活を送っていた。1年後、帰国したピエールのもとにマリーが駆けつけたことから、周囲の人びとをも巻き込む2人の情交の日々がスタートする。マリー役を「英雄は嘘がお好き」のノエミ・メルラン、ピエール役を「ポリーナ、私を踊る」のニールス・シュナイダーがそれぞれ演じる。
ネット上の声
- 裸体鑑賞映画ですね
- あんまり面白くない
- 原題を超意訳すると官能小説でいいのかも
- とても美しい映画でした
ヒューマンドラマ
- 製作年2019年
- 製作国フランス
- 時間105分
- 監督ルー・ジュネ
- 主演ノエミ・メルラン
-
ネット上の声
- ホラーていうより産後鬱とか不安な感じをホラーにもいかないくらいに描写してる感じか
- 評価低いけど、先月まで産後鬱になり気味だわった私には共感できてリアルで少し笑った
- 絶対しんどいだろうなと思ったら、やっぱり、というか思っていた以上にしんどかった
- 子どもが実はいなかったオチ?って思ったけど全然違ったし子どもはいた笑
ホラー、 ヒューマンドラマ
- 製作年2022年
- 製作国アメリカ
- 時間94分
- 監督ベス・ウォール
- 主演ノエミ・メルラン