-
栃木県出身の若手映像作家・渡辺紘文が、弟で作曲家の渡辺雄司とともに故郷の栃木で旗揚げした映画制作集団「大田原愚豚舎」が手がけた、「そして泥船はゆく」「七日」に続く長編映画第3作。北関東郊外にある小さな町で屋内温水プールの監視員として働いている水原勇介。家族、友人、恋人もいない彼は、自宅と温水プールを往復する単調で孤独な毎日を送っていた。ある日、流行り病により隣町のプールで欠員が出る。応援要員として隣町のプールへ向かうこととなった水原は、嫌われ者の同僚・白崎浩二とともに出勤することとなるが……。2016年・第29回東京国際映画祭「日本映画スプラッシュ」部門に出品され、同部門の作品賞を受賞した。
ネット上の声
- 渡辺紘文の会話劇はもはやタランティーノを遥か彼方に置き去りにする無駄と面白さの極
- プールの水面に映るのは
- 劇場鑑賞した「普通は走り出す」「地球はお祭り騒ぎ」「八月の軽い豚」、オンライン開
- 東京国際映画祭の日本映画スプラッシュ部門でグランプリ取ったりと、当時何かと話題に
ヒューマンドラマ
- 製作年2016年
- 製作国日本
- 時間117分
- 監督渡辺紘文
- 主演今村樂
-
映像制作集団「大田原愚豚舎」を立ち上げ、故郷の栃木県で映像制作活動を行っている渡辺紘文と渡辺雄司の兄弟が、2015年に手がけた長編映画第2作。北関東の農村で年老いた祖母と2人で暮らし、日々を黙々と働いて過ごす牛飼いの男の7日間を、セリフを一切排したモノクロの映像で描いた。出演にも俳優を起用せず、主人公の牛飼いの男を監督の渡辺紘文が自ら演じ、当時98歳の渡辺の祖母と共演した。15年・第28回東京国際映画祭「日本映画スプラッシュ」部門で上映され、その後は劇場未公開の状態だったが、17年に大田原愚豚舎の長編第3作「プールサイドマン」の公開にあわせて、劇場公開が実現。
ネット上の声
- 面白くないけど意義は大きい
- 面白くないけど意義は大きい
- 祖母と暮らす牛舎に勤める男の日常を、台詞も色彩(モノクロ)もなくただ淡々と繰り返
- 不穏な音楽がとても良くて、タイトルが出たところで あ、これも好きだわ と座席にゆ
- 製作年2015年
- 製作国日本
- 時間110分
- 監督渡辺紘文
- 主演渡辺紘文
-
兄・渡辺紘文と弟・渡辺雄司の兄弟によって旗揚げされ、栃木県大田原市を拠点に創作活動を続ける映画制作集団「大田原愚豚舎」による異色の人間ドラマ。北関東郊外の農村を舞台に、年老いた祖母と2人で暮らす豚飼いの男が豚舎で黙々と働く姿を、極限まで言葉を排してつづった。シャープなモノクロ映像と、徹底したミニマル描写、実験的で挑発的な音響効果や感情をかきむしるような音楽など、大田原愚豚舎の作品に見られる特徴を踏襲しつつ、さらに進化させた。主人公の豚飼いの男を渡辺紘文が自ら演じ、渡辺兄弟の実際の祖母であり、これまでの大田原愚豚舎作品にも多数出演してきた平山ミサオが、劇中でも主人公の祖母を演じている。2019年・第32回東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門で監督賞を受賞。
ネット上の声
- 映画にしたら眠くなっちゃうような1週間を、繰り返し繰り返し送り続けている人
- 大田原愚豚舎特集vol.1と今年のvol.2で、全てコンプリートできた
- これはどうあっても『わたしの叔父さん』と比べてしまう
- ある男の一週間を、同じことを繰り返す構成で表現する
ヒューマンドラマ
- 製作年2020年
- 製作国日本
- 時間75分
- 監督渡辺紘文
- 主演渡辺紘文