諏訪敦彦や黒沢清に師事し、大学在学中に手がけた初長編「夜来風雨の声」が海外で高い評価を 受けた五十嵐耕平監督の東京藝術大学大学院修了作品。憲法が改正されて国防軍も創設され、東京オリンピックを約2年後に控えた2017年12月30日。ゴミ処理工場に一匹の犬が迷い込む。事務のタニちゃんは犬を探すが見つからない。夜勤を終えたケンはこの日非番のゴウとテレビゲームで遊んでいる。足立さんは帰ろうとせず、ヤナさんは新年の飾り付けに勤しんでいる。工場で働く彼らは、それぞれ同じような問題を抱えていた。妊娠、不倫、家族、戦争で死んだ友達。そんな中、足立さんとの不倫関係に思い悩むタニちゃんだったが、いつしか既に死んだはずの元工場長の父親が、この場所にいるのではないかと感じ始める。
ネット上の声
- 寂しい夜勤の工場
- えっ?なかなか評価高いみたいだけれど、90 分弱なんで胸を撫で下ろした
- むかしから、とるにたらない願かけをするくせがある
- 世界の捉え方に、強く共感をおぼえる。
ヒューマンドラマ
- 製作年2014年
- 製作国日本
- 時間85分
- 監督五十嵐耕平
- 主演谷口蘭