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全てを失った男が、絶望の淵で見つけた生きる意味。悲劇の連鎖の果てに、彼は何を見出すのか。衝撃のヒューマンドラマ。
職も家族も失い、故郷に戻った一雄。彼を待っていたのは、知的障害を持つ兄と、その娘・知恵との静かな生活。しかし、ささやかな日常は突然の悲劇によって打ち砕かれる。愛する姪・知恵が、心ない少年たちのいじめによって命を落としたのだ。深い絶望と復讐心に駆られる一雄。そんな彼が、ある出来事をきっかけに、生きるための新たな「種」を見つけ出す。憎しみの先に光はあるのか。人間の心の奥底を鋭くえぐる、魂を揺さぶる物語。
ネット上の声
- 映画館を出るときに世界が違って見える映画
- どっかに石が入っているよう
- いつまでも味が出る映画
- 映画館で二度観る価値ある、秀作
ヒューマンドラマ
- 製作年2019年
- 製作国日本
- 時間117分
- 監督竹内洋介
- 主演岸建太朗
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長編映画デビュー作「螺旋銀河」が第11回SKIPシティDシネマ映画祭にてSKIPシティアワードと観客賞をダブル受賞した草野なつか監督の長編第2作。
出版社の仕事を休職中の亜希は実家へ数日間帰省することになり、小学校から大学までをともに過ごした幼なじみの野土香の新居を訪れる。大学の先輩だった直人と結婚して子どもを産んだ野土香は、実家近くに建てた新居に暮らしていた。その家は温度と湿度が心地よく保たれており、まるで世間から隔離されているようだと亜希は感じる。最初は人見知りをしていた野土香の娘・穂乃香は一緒に遊ぶうちに亜希に懐くが、野土香はとても疲れている様子だった。数日後、東京の自宅に戻った亜希は、ある衝撃的な内容の手紙をしたためる。
演出による俳優の身体の変化に着目し、脚本の読み合わせやリハーサルを通して俳優たちが役を獲得していく様子を、同場面の別パターンや別カットを繰り返す映像で表現。ドキュメンタリーと劇で交互に描きながら、友人や家族といった身近なテーマをめぐる人間の心情に迫る。「ハッピーアワー」の高橋知由が脚本を手がけた。
ネット上の声
- 「私たちの王国を間違った出来事だと思わないでください」
- 実験的。予定外の方向から引き摺り込まれた150分
- 役者の生成変化の過程を捉えた稀有な作品
- 不条理劇(映画)で、観る人によっては…
- 製作年2018年
- 製作国日本
- 時間150分
- 監督草野なつか
- 主演澁谷麻美
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「ロストパラダイス・イン・トーキョー」などの俳優・小林且弥が長編初メガホンをとり、「凶悪」で共演したピエール瀧を主演に迎えたヒューマンドラマ。福島県のとある港町を舞台に、大切な人ときちんとお別れできないまま立ち止まってしまった父娘の複雑な心情を描く。
震災で妻を亡くした井口真吾は、個人で散骨業を営みながら、水産加工場で働く娘・奈生と2人で暮らしている。高齢者や生活困窮者を相手に散骨を請け負う彼のもとに、かつて世間を震撼させた通り魔殺人事件の犯人の遺骨が持ち込まれる。苦しい選択を迫られた真吾は、ある決断を下す。
心に深い傷を抱える主人公・真吾を瀧が演じ、真吾の娘・奈生を「青葉家のテーブル」の栗林藍希が好演。「夜を走る」の足立智充、「ピンカートンに会いにいく」の内田慈、特撮ドラマ「仮面ライダージオウ」の押田岳、「MONDAYS このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない」の円井わんが共演。
ネット上の声
- 福島の港町、散骨業の男性とその娘、ご近所の人々の模様。 散骨業を営...
- お互いを思う気持ちがすれ違う・・不器用な父親と娘
- 風化させない、とはどういうことか。
- 職務遂行!
ヒューマンドラマ
- 製作年2023年
- 製作国日本
- 時間119分
- 監督小林且弥
- 主演ピエール瀧
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郊外のスクラップ工場、退屈な日常。一つの窃盗事件が、二人の男の運命を狂わせる、予測不能のクライムサスペンス。
郊外の金属スクラップ工場で働く秋本。無気力な日々を送る彼の前に現れたのは、どこか影のある同僚・谷口。ある夜、谷口が工場の銅線を盗み出す現場を秋本は目撃してしまう。その出来事をきっかけに、二人の関係は歪に変化し、平凡だったはずの日常は取り返しのつかない闇へと転落。逃れられない共犯関係の果てに、彼らを待ち受ける衝撃の結末とは。静かな狂気が日常を侵食するスリラー。
ネット上の声
- 最後は指導者になる男の話
- ずっと生々しい
- ストーリーを知らずに見たのだが直前に見た「波紋」と同じく宗教団体と踊るシーンが出
- 抑圧された生活を送る男がある事件をきっかけに覚醒していく話で、全く予想の付かない
ヒューマンドラマ
- 製作年2021年
- 製作国日本
- 時間125分
- 監督佐向大
- 主演足立智充
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「今、僕は」「蜃気楼の舟」の竹馬靖具監督による短編で、元恋人同士の男女を描いた恋愛ファンタジー。7年ぶりに海沿いのレストランで出会った慧也と佳苗。その街はかつて恋人同士だった2人が、最後に訪れた場所だった。結婚した慧也は妻と娘の家庭を築き、慧也と別れたあとに就職をした佳苗は、現在の恋人に結婚を申し込まれている。思いがけない再会によって、2人が感じた戸惑いとためらい。2人は再会を懐かしみ、今と過去、そして未来の話を始める。やがて2人は今の自分から、過去の相手と、時を超えた会話を始める。2人組バンド「jan and naomi」の楽曲「dab♭」にインスピレーションを受けた竹馬監督が書き上げたオリジナル脚本で、「jan and naomi」の2人も本人役で出演している。
ネット上の声
- 曇り空の下、再会した恋人たち
- 上映時間37分
- たまにいくバーの女性マスターに宣伝されて気になってはいたものの、前回のアップリン
- バンドの楽曲から着想を得たのもあって良質なMVの延長という感じだが、時間軸の演出
ヒューマンドラマ
- 製作年2020年
- 製作国日本
- 時間37分
- 監督竹馬靖具
- 主演足立智充
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北海道小樽近郊の蘭島を舞台に、パンクロッカー崩れの男が、彼の妻のふりをする天涯孤独の女、そして数年ぶりに再会した弟と過ごす数日間を描いたドラマ。監督は「YUMENO ユメノ」「TOCKA タスカー」の鎌田義孝。
東京に住む売れないパンクロッカーの佐々木芳夫のもとに、音信不通だったエリート建築デザイナーの弟・悟史から、母が自殺を図ったという連絡が入る。昏睡状態だという母に会うため、妻のふりを頼んだ女性・黒沢真紀を連れた芳夫は、何年も帰っていない生まれ故郷の北海道・蘭島に駆けつける。悟史を加えた3人は、母が目を覚ますまで奇妙な時間を過ごす。母の日記に目を通した芳夫は「死んだら父の遺骨と一緒に海に散骨してほしい」との記述を目にする。母の願いをかなえるため、3人は母の散骨場所探しへと出かける。
主人公の芳夫役を「はこぶね」「室井慎次 敗れざる者」の木村知貴、真紀役を「逃走」の輝有子、悟史役を「夜を走る」の足立智充がそれぞれ演じる。
ヒューマンドラマ
- 製作年2024年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督鎌田義孝
- 主演木村知貴
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東京・神楽坂を舞台に、ドーナツ店で働く女性と個性豊かな客たちの交流を描いたヒューマンドラマ。
公子はイラストレーターの仕事をしながら、神楽坂にある小さな古民家ドーナツ店「ドーナツもり」でアルバイトをしている。店を訪れる客は一癖も二癖もある人たちばかりで、観察好きな公子は好奇心をかき立てられる。店のオーナー・森に見守られながら、客の人生に介入して助けたり、逆に気付かされたりするうちに、公子は自分自身が抱える問題とも向き合うようになっていく。
「止められるか、俺たちを」の中澤梓佐が主演を務め、「夜を走る」の足立智充がオーナーの森を演じる。CMディレークターの定谷美海が監督・脚本を手がけた。
ネット上の声
- 【”小さな坂の途中にある”ドーナツもり”に来る様々なお客さんと、店に立つきみことの遣り取りに癒される物語。心身が疲れた時には甘いものが欲しくなるのである。】
- ●アマプラで無料で鑑賞
- おやすみなさい…
- 美味しそう
ヒューマンドラマ
- 製作年2022年
- 製作国日本
- 時間44分
- 監督定谷美海
- 主演中澤梓佐
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ピッキングをして、あちこちの家に入っては盗みを繰り返している2人組の男。ある日、2人がピッキングに入った家を物色していると、その家に住む女の子がトイレで倒れているのを発見する。彼女は終わりかけのゲームのような恋に傷ついた女子大生で…。
- 製作年2004年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督浅野晋康
- 主演足立智充
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ホームレスの老人たちに住居を与えて生活保護費を搾取する「囲い屋」の青年を描いたドラマ。幼い頃に母を亡くし、父に捨てられたつらい過去を持つ男。友人に誘われて囲い屋の仕事を始めた彼は、劣悪な環境でモノのように扱われる老人たちに対して罪悪感を抱くこともなく、淡々と毎日を過ごしていた。そんなある日、男はホームレスたちの中に、自分の父を発見する。思いがけない再会に初めて感情を動かされた男は、何かに導かれるように父を連れて囲い屋を飛び出す。この時から、彼の現実ともうひとつの不思議な世界が交錯し始める。出演は「たそがれ清兵衛」の田中泯、「朱花の月」の小水たいが。ひきこもりの青年を描いたデビュー作「今、僕は」で高く評価された新鋭・竹馬靖具が監督・脚本を手がけ、坂本龍一がテーマ曲を担当した。
ネット上の声
- 途中から幻想のような白日夢のような展開に
- この映画を観ながら、ボクは今どこにいるのかを想像していた。
- 途中から幻想のような白日夢のような展開に
- 初竹馬作品だったが。。
ヒューマンドラマ
- 製作年2015年
- 製作国日本
- 時間99分
- 監督竹馬靖具
- 主演小水たいが
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日本映画・映像振興を目的とした文化庁委託事業「若手映画作家育成プロジェクト(New Directions in Japanese Cinema=ndjc)」の2012年度に製作された5作品のうちの1本。真冬の石巻市。高校中退後、仕事もせずに鬱々とした日々を過ごしていた元ヤンキーの弘恵は、ある日、デブでノロマな少年・達利と出会う。妹を亡くした達利を元気づけるため、弘恵はある嘘をつき、その嘘がきっかけで2人は海を目指す旅に出る。監督は、さまざまなコマーシャルなどを手がけ、ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2009で受賞経験もある庄司輝秋。13年3月、「ndjc2012」の他作品とあわせた5本立てで劇場公開。同年11月、ndjcプロジェクトから初となる単独での劇場公開も実現。
ネット上の声
- 上々のデビュー作
- アホでもいいのだ
- YouTubeで韓英恵って検索したらこれの予告編があって一瞬で惹かれたので
- 仕事も続かないし、毎日適当に生きている不良娘っ!!
ヒューマンドラマ
- 製作年2013年
- 製作国日本
- 時間30分
- 監督庄司輝秋
- 主演韓英恵