伊賀の国に代々伝わるこけ猿の壺。柳生の里城主・対馬守は壺に百万両を埋めた絵図面が塗り込められているという秘密を聞く。だが、彼はその壺を、弟の源三郎が婿入りする際に引き出物として与えてしまっていた。対馬守は江戸の源三郎に使いを出すが、源三郎は返還を断り、壺を売り払ってしまう。壺は転々として、七兵衛の息子ちょび安の金魚入れとなっていたが、七兵衛は地廻りのやくざに殺されてしまう。七兵衛が常連だったお藤の営む矢場で用心棒をしていた丹下左膳は、子供嫌いのお藤とともに、一人残された幼いちょび安の面倒を見ることになる…。
ネット上の声
- - 十年かかるか二十年かかるか、まるで敵討ちのようなものだ
- というわけで明けまして
- それぞれが立場と本音にズレがあって苦しんでいて、子供だけはまだ何者でもないから泣
- ショットの切り替えの速さによって、少し分かりづらい話も冒頭からスラスラと頭に入る
時代劇
- 製作年1935年
- 製作国日本
- 時間92分
- 監督山中貞雄
- 主演大河内傳次郎