1920年代中国の豪邸。主人の寵愛を巡り、赤い提灯の下で繰り広げられる女たちの哀しき闘争劇。
1920年代の中国。大学で学んだ19歳の頌蓮は、父の死により家が没落し、裕福な陳家の第四夫人として嫁ぐことを決意。そこは、古い因習に縛られた閉鎖的な世界。主人の寵愛の証として、その夜を過ごす妻の館には赤い提灯が灯される。この提灯を巡り、三人の先輩夫人たちは嫉妬と策略を剥き出しに。頌蓮もまた、生き残るためにこの醜い争いに身を投じていく。華やかな見た目とは裏腹に、女たちの愛憎が渦巻く屋敷の中で、彼女の若々しい魂は次第に蝕まれていく。
ネット上の声
- いにしえの歴史を感じる無機質な石造りの邸宅と屋敷の主人が泊まる夫人の部屋に掲げられる提灯の赤とのコントラストが実に印象的
- 大富豪の夫人たちの愛憎劇にして厳しい悲劇
- チャン・イーモウの最高傑作でしょう。
- 洗練され完成された映像美と物語
ヒューマンドラマ
- 製作年1991年
- 製作国香港,中国
- 時間125分
- 監督チャン・イーモウ
- 主演コン・リー