女優を夢見てパリへ。自由を求め、ささやかな幸福を願いながらも、娼婦へと堕ちていく女の12の物語。
1960年代のパリ。レコード店員のナナは、女優になる夢を追い、夫と子を捨てて家を出る。しかし、厳しい現実に直面し、家賃も払えず生活は困窮。ほんの出来心から始まった売春が、いつしか彼女の日常に。客との束の間の会話、映画館での涙、恋人との出会い。自由と幸福を掴もうともがくナナの魂の軌跡を、12の章で描くドキュメンタリーのような断章。彼女が最後に見た光景とは。
ネット上の声
- 【”零落。そして儚く短き、美しき女の人生。”哀しい物語であるが、アンナ・カリーナの抑制した演技が作品に趣を醸し出している作品。】
- 無声映画愛と美術史的文脈に裏打ちされたソリッドなカメラワーク。もう一つの『女は女である』悲劇篇。
- 『責任を忘れるのも私の責任』
- もっとも好きなゴダール作品!
ヒューマンドラマ
- 製作年1962年
- 製作国フランス
- 時間84分
- 監督ジャン=リュック・ゴダール
- 主演アンナ・カリーナ